自然観察大学ブログ

季節の生きもの観察手帖がまもなく完成(1)

自然観察大学の本がまもなく完成する。
NPO法人自然観察大学の企画・編集の初めての出版だ。

タイトルは表記のとおり「季節の生きもの観察手帖」。

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これがカバーデザイン。
まだ校正段階だが、内緒で公開(?)させていただく。
関係者の間ではなかなか好評だ。

右上の枠内「自然を楽しむ…」がサブタイトルで、正式なタイトルは次のようになる。

季節の生きもの観察手帖
自然を楽しむ二十四節気・七十二候

この本はNPO法人自然観察大学が総力をあげたもので、8人の“季節の生きもの観察手帖編集委員”(委員長は唐沢学長)を中心に、講師陣を含むNPO会員が一丸となって進めてきた。
草、木、鳥、虫、菌類など、自然・生き物をまるごと観察しようという、自然観察大学ならではの内容である。

全容については、目次を見ていただくのがよいと思う。(画像のクリックで拡大表示)

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二十四節気・七十二候をもとに、季節ごとに日々の自然観察を楽しむためのガイドブックである。
(一部の文字が化けているが、校正なのでご容赦いただきたい)


カバーの折り返しはこんな感じ。

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自然観察大学の願いを込めた本だ。

予定では4月半ばころの発行。
待ち遠しいです。

※ 自然観察大学HPには、本書の詳しい内容を紹介しています。
 ⇒ http://sizenkansatu.jp/pbl/index_tcho.html 

このブログの関連記事
 予告編(2) ⇒ http://sizenkan.exblog.jp/23999638/ 
 予告編(3) ⇒ http://sizenkan.exblog.jp/24015944/ 
 完成報告  ⇒ http://sizenkan.exblog.jp/24042214/ 


2017年3月3日、報告:自然観察大学 事務局O


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# by sizenkansatu | 2017-03-03 13:33 | その他 | Comments(0)

モミジバフウの話(2)

実と種子

モミジバフウの果実。(去年の11月の写真です。毎度すみません)

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イガイガの果実が枝からぶら下がって揺れている。

熟すと、ところどころにぽっかりと孔が開き、中から種子を散らす。

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上の写真の左に並べたのは種子である。
熟して裂けて種子が飛び散る、というのではなく、ぽっかりと開く感じだ。

種子を拡大してみよう。

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種子には翼があって、これで風に乗って飛散するのだろう。

まだ孔の開く前の未熟な果実もあった。

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ひとつ失敬して、切ってみた。
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断面を見ると、たくさんの果実の集まった複合果であることが分かる。
けっこう硬いので、断面が汚いのはご容赦いただきたい。



余談ですが…

モミジバフウの種子を撮ろうと、完熟して口の開いた果実を振ったら、こんなものが出てきた。

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果皮(内果皮 or 中果皮)が木質化して細かく分離したものなのだろうか?

はじめは、これが種子と思い込んで、まじめに撮影してしまった。
今にして思えば、翼のある本当の種子は、この時点ですでに散ってしまったということなのだろう。



イガイガの正体は?

モミジバフウの果実で一番気になるのは、あのイガイガである。
季節をさかのぼると、その正体がわかる。

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これは6月に撮影した若い果実。
とげは雌しべであり、先端はしおれた柱頭であることが分かる。

残念ながら、花の時期はまだ観察できていない。



冬のモミジバフウ

これは1月末に撮ったモミジバフウ。

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果実は樹上に残る。たぶん、すでに種子を散らしたあとで、要済みのはずなのだが、なぜかこの状態で長く残っている。


こちらは冬芽。

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今年はぜひ、展葉、開花を観察したい。

モミジバフウの話は、次に詳しく紹介されている。

小石川植物園の樹木:
http://www.geocities.jp/kbg_tree/frame-r-botany.html
(上をクリックして一覧から「モミジバフウ」へ)

2017年2月17日、報告:自然観察大学 事務局O


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# by sizenkansatu | 2017-02-17 14:14 | 植物 | Comments(0)

モミジバフウの話(1)

紅葉か楓か、それとも…

去年の11月のモミジバフウの紅葉。(毎度季節外れですみません)

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モミジバフウは、漢字で書くと紅葉葉楓。
名前のとおり、美しく紅葉し、葉の形もカエデ(楓)類に似ている。
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しかし名前に反して、カエデの仲間ではない。
モミジバフウはフウ科(あるいはマンサク科)で、カエデ類はムクロジ科(あるいはカエデ科)とされる。
ややこしいことである。

この公園ではたくさんのモミジバフウ(別名アメリカフウ)が植栽されているが、写真のような鮮やかな紅色になったのは数株だけであった。

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上の写真の奥のように黄色になるものや、褐色になってしまうものも多数あった。
(手前の紅葉はニシキギ)

色づき方に違いがあるのは、遺伝的なものか、それとも環境によるものなのか?



枝に翼がある

モミジバフウの枝には翼がつくものがある。

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コルク層とよばれるコルク形成層由来のものだそうだ。
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翼がある株には枝という枝にたくさんのコルクがあるが、ない株にはまったくない。
遺伝的なものか、それとも環境によるものか?

いずれにしても、この翼には特段の意味(メリット)はなさそうだ。
新梢が伸びてからコルク層ができるまでを継続観察したら面白いかもしれない。
裂け目ができて、中からもりもりとコルクが出てくるのだろうか?
だとしたらそれはいつか?
翼は何層にもなっているが、これは年輪のようなものか?

なお、枝の翼といえばニシキギだが、次に詳しく解説されている。
植物Q&A:ニシキギの翼について(日本植物生理学会HP)
https://jspp.org/hiroba/q_and_a/detail.html?id=2916


ところで、モミジバフウは果実もおもしろい。

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上の写真の左の方にあるのが果実。
次回はこれについて書かせていただく。

2017年2月6日、報告:自然観察大学 事務局O


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# by sizenkansatu | 2017-02-06 12:44 | 植物 | Comments(0)

ロウバイの花

ロウバイの花を見てきた。

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ときおり雪の舞うなか、一瞬の陽光が、透明感のある花を表現してくれた。

先日、ある方からの便りのなかで、季節のあいさつにロウバイのことが記されていた。
それを読んで、ぜひロウバイを見たいと思い立ったのだが、おりしも日本全土が最強寒波におそわれた先週末(1月14日)である。
カメラを持つ手は凍り付くような状態だったが、ロウバイは寒風にさらされながらも、独特のかぐわしい香りを漂わせていた。“漂う”というよりは“吹き飛ぶ”といった感じではあったが…

ロウバイの花を下からのぞいてみよう。

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内側は赤紫色。
雄しべが雌しべを包むようにくっついているが、これは熟期の問題だろうか。
このとき観たロウバイの花は、すべて同じ状態であった。



ロウバイの隣に、ソシンロウバイが植えられていた。

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ソシンロウバイはロウバイの栽培品種の一つとされる。
全体がぽってりと福々しい形で、中心部まで黄色一色だ。

ソシンロウバイの花は…

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内側まですべて黄色で、雄しべと雌しべもはっきり観察できる。

かんじんの香りだが、ロウバイの方が圧倒的に強く感じられた。
さすが御本家の面目躍如といったところか。
写真で表せないのが残念。

2017年1月19日、報告:自然観察大学 事務局O


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# by sizenkansatu | 2017-01-19 12:47 | 植物 | Comments(0)

タイワンリスの話

正月の3日に鎌倉でタイワンリスを見た。

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しっぽが切れているようだが、タイワンリス(クリハラリス)で間違いないだろう。

庭木の枝から枝へ、樹上を身軽に移動する。
まるで飛ぶような動きで、ムササビなどと同じグループであることが納得できた。

鎌倉では、タイワンリスが増えているようだ。
菜園の作物(さくもつ)や、庭先の果樹を食べたり、庭木に傷をつけるという。
鎌倉市では捕獲機の貸出などを行い、駆除に苦心しているらしい。

私が見た人家の果樹(ミカン類)では、一つずつ丁寧にネットが掛けられていたのだが、掛け忘れた果実は無残に齧られていた。

タイワンリスは、動物園で飼育していたものが逃げ出して増えているという。
特定外来生物だそうだが、タイワンリスには罪はない。

2017年1月15日、報告:自然観察大学 事務局O


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# by sizenkansatu | 2017-01-15 13:02 | その他 | Comments(0)

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