ロウバイの花
ロウバイの花を見てきた。

先日、ある方からの便りのなかで、季節のあいさつにロウバイのことが記されていた。
それを読んで、ぜひロウバイを見たいと思い立ったのだが、おりしも日本全土が最強寒波におそわれた先週末(1月14日)である。
カメラを持つ手は凍り付くような状態だったが、ロウバイは寒風にさらされながらも、独特のかぐわしい香りを漂わせていた。“漂う”というよりは“吹き飛ぶ”といった感じではあったが…
ロウバイの花を下からのぞいてみよう。

雄しべが雌しべを包むようにくっついているが、これは熟期の問題だろうか。
このとき観たロウバイの花は、すべて同じ状態であった。
ロウバイの隣に、ソシンロウバイが植えられていた。

全体がぽってりと福々しい形で、中心部まで黄色一色だ。
ソシンロウバイの花は…

かんじんの香りだが、ロウバイの方が圧倒的に強く感じられた。
さすが御本家の面目躍如といったところか。
写真で表せないのが残念。
2017年1月19日、報告:自然観察大学 事務局O
タイワンリスの話
正月の3日に鎌倉でタイワンリスを見た。

しっぽが切れているようだが、タイワンリス(クリハラリス)で間違いないだろう。
庭木の枝から枝へ、樹上を身軽に移動する。
まるで飛ぶような動きで、ムササビなどと同じグループであることが納得できた。
鎌倉では、タイワンリスが増えているようだ。
菜園の作物(さくもつ)や、庭先の果樹を食べたり、庭木に傷をつけるという。
鎌倉市では捕獲機の貸出などを行い、駆除に苦心しているらしい。
私が見た人家の果樹(ミカン類)では、一つずつ丁寧にネットが掛けられていたのだが、掛け忘れた果実は無残に齧られていた。
タイワンリスは、動物園で飼育していたものが逃げ出して増えているという。
特定外来生物だそうだが、タイワンリスには罪はない。
2017年1月15日、報告:自然観察大学 事務局O
タカサゴユリの果実の巧妙なつくり
あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いいたします。
さて、新年早々から季節外れの話で恐縮だが、晩秋に目立つタカサゴユリの果実の話。

この中に多数の種子があって、風で散る。
タカサゴユリは「新版 形とくらしの雑草図鑑」で紹介されている。

「高砂」とはおめでたい名前だが、名前の由来は台湾から入った帰化植物、ということらしい。
話をもとに戻そう。
タカサゴユリの果実の裂け目に注目。


風の強いときだけ種子が出て、遠くへ飛ぶ…
もしもこの網がなければ、種子は裂開した果実からこぼれ落ちるだけだろう。
う~む。うまくできている。
ところで、
タカサゴユリに似たものにシンテッポウユリというのがある。
かなりややこしいようで、次に詳しく掲載されているが、結論は出ていないようだ。
全農教 日本帰化植物友の会通信 NO.5 ⇒
2017年1月6日、報告:自然観察大学 事務局O
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