観察録2025長野・夏-①
花が魅力の入笠湿原。
今年の夏も信州で観察してきたので、その報告をさせていただきたい。
生物名はグーグルフォトとネットで調べたものだが、間違っている場合はご容赦いただき、そのむねをご教示いただきたい。
まずはゴンドラに乗って、標高1780mまで登る。(らくちん)
冬はスキー、夏はマウンテンバイクで人気の、富士見パノラマリゾートという。
ここから入笠山湿原、花畑を抜けて山頂を目指す。
●入笠山(富士見パノラマリゾート)HP ⇒●ガイドマップ ⇒
入笠湿原へ
ゴンドラを降りると整備された森の小径を進む。
<レンゲショウマ>
<ソバナ>
左下のオレンジ色はフシグロセンノウ。
ほかにもマルバダケブキ、クルマバナ、コオニユリ……
<アサギマダラ>
この森を抜けるといよいよ湿原だ。
入笠湿原
<クサレダマ>
参考:オカトラノオ
<エゾリンドウ>
<ウメバチソウ>
花が梅鉢紋(加賀前田家の家紋など)に似ているというのが名前の由来という。
好きな植物の一つなのだが、木道からなので上手く撮れなくて申し訳ない。
雄しべ5本のうち、上の写真(↑)では1本だけ開き、4本は雌しべに沿って閉じている。
こちら(↑)の雄しべは5本とも広がっているが、右下の2本は葯が落ちている。


雄しべの間にある黄緑色の熊手のような形のものは飾り雄しべ(仮雄しべ)で、先端に黄色い腺体がある。虫を呼ぶための構造と考えられる。
<タムラソウ>
キク科タムラソウ属で、日本には本種のみが分布しているという。
アザミ類によく似るが、葉の感じが違っていて、タムラソウにはとげがない。
<サワギキョウ>
どこかで観たような形だと思ったら、ミゾカクシ(アゼムシロ)に似ている。
それもそのはずで、どちらもキキョウ科ミゾカクシ属。
参考:ミゾカクシ
じつはこの日、爽やかな高層湿原を演出するポイントがサワギキョウであった。
点在するシラカンバの足もとを縫うように、青紫色の帯が観られる。
写真ではわかりにくいかもしれないが、これが水路に沿って群生するサワギキョウなのだ。
季節を変えて何度も訪れたくなる、すばらしい環境であった。
“入笠湿原”の命名は今から50年ほど前と意外に新しい。そしてそれ以来地元の方々を中心に保護・整備されているいう。
おかげさまで堪能させていただきました。
次回は花畑を経て山頂へ…
2025年8月27日、報告:自然観察大学 事務局 大野透
by sizenkansatu
| 2025-08-27 19:36
| 植物と虫
|
Comments(4)
こんばんわ
先ず記事を読む前に画像に目を奪われました
随分と前に行ったことが有る風景・・・やはり入り笠山でしたね、ゴンドラを降りてすぐのお花畑とアサギマダラ、
林を少し歩いて広々とした湿原に野草の花々は印象的でした
レンゲショウマを夢中で撮影してました。
リアルな記事を堪能させて頂きました、有難うございます。
先ず記事を読む前に画像に目を奪われました
随分と前に行ったことが有る風景・・・やはり入り笠山でしたね、ゴンドラを降りてすぐのお花畑とアサギマダラ、
林を少し歩いて広々とした湿原に野草の花々は印象的でした
レンゲショウマを夢中で撮影してました。
リアルな記事を堪能させて頂きました、有難うございます。
> 88-232323さん
コメントありがとうございます。
記事を気に入っていただいて光栄です。
入笠山は素晴らしいところですね。
違う季節にも行きたいし、まだ観てないところもあります。
月一で通いたいくらいです。(無理ですが)
コメントありがとうございます。
記事を気に入っていただいて光栄です。
入笠山は素晴らしいところですね。
違う季節にも行きたいし、まだ観てないところもあります。
月一で通いたいくらいです。(無理ですが)
こんばんは。
確かに、これらの花はどれも珍しくて興味深いですね(レンゲショウマ、ウメバチソウ、ミゾカクシは特に素敵です)。
植物たちの花はそれぞれがまるで精巧なカラクリのようだと思います。生き残りをかけて、周りの昆虫や他の動物たちの力を借りるために、長い年月をかけて独自の戦略を進化させてきたのでしょう。
何万年もかけて築き上げられたこれらの生存戦略は、まさに自然界の知恵の結晶ですよね。
確かに、これらの花はどれも珍しくて興味深いですね(レンゲショウマ、ウメバチソウ、ミゾカクシは特に素敵です)。
植物たちの花はそれぞれがまるで精巧なカラクリのようだと思います。生き残りをかけて、周りの昆虫や他の動物たちの力を借りるために、長い年月をかけて独自の戦略を進化させてきたのでしょう。
何万年もかけて築き上げられたこれらの生存戦略は、まさに自然界の知恵の結晶ですよね。
> cflcflさん
山で観る花はきれいですね。
ほんとうはときどき花を摘んだり分解したりして、じっくり拝見したくなりますが、それができないので少し欲求不満になってしまいます。
山で観る花はきれいですね。
ほんとうはときどき花を摘んだり分解したりして、じっくり拝見したくなりますが、それができないので少し欲求不満になってしまいます。
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