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自然観察大学ブログ

春は足もとからやってくる

前回、オオイヌノフグリファンクラブ通信vol.13でふれたように、春は足もとからやってくる。
同じ日(3月14日)に観察した植物の主なものを報告しよう。
(今ごろすみません。もう10日以上も経ってしまい、季節はずいぶん進んでしまった…)

オオジシバリ。
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よく似たジシバリの標準和名はイワニガナという名前になったが、こちらはオオジシバリのまま。
なぜでしょう?

カラスノエンドウ。
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今シーズンではこの日初めて花を観た。

シロバナタンポポ。
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オオイヌノフグリと仲良く並んでいた。

ツルスズメノカタビラ(アオスズメノカタビラ)。
春は足もとからやってくる_d0163696_22343951.jpg
一年草のスズメノカタビラとよく似ているが、こちらは多年草で、密集して群落になる。
青みがかっているのでアオスズメノカタビラともいうが、両種は別種であるという説もあるらしい。

ヒメウズ。
春は足もとからやってくる_d0163696_22344738.jpg
待ってました。ヒメウズの開花。
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はいつくばって花を撮る。
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今年はちゃんと咲いてくれたが、来年以降、ちょっと心配なことがある。
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ヒメウズは上の写真のヤブツバキの下とつつじの生け垣沿いに群落をつくっている。
ここは雑木林の林床のようになっていたのだが、この冬に強烈な剪定がなされた。
環境の変化がヒメウズの群落にどう影響するのか、注目していきたい。
参考① ヒメウズの観察 : 自然観察大学ブログ  
参考② ヒメウズの一年 2022-2023 : 自然観察大学ブログ  


足もと、つまり低いところの植物は、他に先駆けて花を咲かせ、果実を実らせるものが多い。
樹木や背の高い植物が繁茂して木陰にならないうちに、一生を終えてしまうという作戦だろう。
春は足もとからやってくるのだ。

とはいえ、足もと以外の植物でも、もちろん春はやってくる。

まずはおなじみの‘河津桜’。
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何度も言うが、これは3/14の撮影で、今ごろはもう花が終わっているころかも…

次はシダレザクラ。
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これは雄花のつぼみ。雌雄別種で、雌株はめったに見かけない。

ダンコウバイ。
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クスノキ科で、これは雌株の雌花。

こちらはマユミの萌芽。
春は足もとからやってくる_d0163696_22353451.jpg
葉は冬芽の中で縦に丸めて収納されていたことがわかる。
シュートのつけ根のほうには花序がある。
マユミの萌芽はアオイスミレさんの記事で拝見し、実物を見たいと思っていたもの。
● 葉っぱの赤ちゃん~冬芽から芽吹きへ~ : 里山の四季  
アオイスミレさん、ありがとうございました。

2025年3月25日、報告:自然観察大学 事務局 大野透




by sizenkansatu | 2025-03-25 22:44 | 植物 | Comments(6)
Commented by h6928 at 2025-03-26 06:41
シダレヤナギの木はほとんど♂何ですか!?
どうりで、シダレヤナギの柳絮が見られないのですね。
納得です(^▽^)/
Commented by kaya2018 at 2025-03-26 08:29
葉脈の一本一本、花粉のつぶつぶまでくっきりな!すごい画像をいつも楽しませていただいています。
ジシバリの標準和名がイワニガナになっていたことはじめて気づきました。
マイブログ「葉っぱの赤ちゃん」を紹介下さりありがとうございます。冬芽とその芽吹きのういういしい一瞬…観察の醍醐味で。
Commented by wabisuke-miyake at 2025-03-26 10:01
もう春の動きが早くて
ついていけません~💦
うちのオオジシバリとヒメウズの花は
まだ咲いていなです
いろいろ春観察忙しいけど
楽しみです~(^^)
Commented by sizenkansatu at 2025-03-26 21:50
> h6928さん
コメントありがとうございます。
何年か前にシダレヤナギの雌株を探して不忍池一周や水元公園半周などチャレンジしたのですが見つかりませんでした。
そのあと、手賀沼畔で一度だけ観ました。
シダレヤナギは中国から(?)の旧い導入種ですが、おそらく雄株を挿し木などで増やしていて、それで雄株ばかりなのだと思います。柳絮が嫌われているのかどうかわかりませんが、外来種がむやみに繁殖しないので、正しいやり方だと思います。

Commented by sizenkansatu at 2025-03-26 21:52
> kaya2018さん
コメントありがとうございます。
そちらの詳細な観察の記事ではいつも勉強させていただいています。
コメント欄がないので、勝手にリンクさせていただきました。ご了承ください。
Commented by sizenkansatu at 2025-03-26 21:57
> wabisuke-miyakeさん
コメントありがとうございます。
そちらの方が南国で春が来るのが早いように思えるのですが、なぜでしょうね?

今の時期は忙しくてたいへんですよね。
今日は一日遠征して、コブシを見てきました。
観察&撮影に忙しくて、なかなか記事にできません。
かといって、もたもたしているとどんどん置いて行かれてしまいます。
いわゆる“うれしい悲鳴”というやつです。

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