スギの花が咲いた

今日、3月13日の昼に、近所のスギの開花を確認した。

花粉症で苦しむ方には申し訳ないが、お付き合いいただければありがたい。

遠目には前回2月末に観たつぼみ（ ⇒ ）と変わらない。

拡大して観ると鱗片が開いて花粉を出している。（↓）一部が白くなっているのは花粉で、昨日の雨で濡れているところに花粉がついたのだろう。

比較のために、つぼみの写真も載せておきましょう。これ（↑）は3月7日の撮影で、鱗片が閉じている。

今日（3/13）のスギの花を拡大して観よう。鱗片が広がっている。とても地味だが、これでも花の盛りだ。（↑）

2コマ前の花粉で白くなった雄花の拡大。（↓）粒々が花粉。濡れたところにほかの雄花の花粉が積もったものと思われる。

こうしてみると、花粉は意外に大きい。

なお、残念ながら近所のスギでは雌花は見当たらなかった。

雌花は注目度が低く地味な花だが、無駄のないみごとな構造をしている。

興味のある方は次をご覧いただきたい。

● スギの花 : 自然観察大学ブログ　⇒　

さて、枝をゆすって花粉を散らしてみよう。幸いなことに私は花粉症とは無縁。申し訳ないが、もう一度揺らしてみよう。

近所のスギが満開の今こそが、関東平野の花粉飛散量のピークではないだろうか。

花粉症の方におかれては、このあと症状が軽減されることを願っております。

2025年3月13日、報告：自然観察大学 事務局 大野透