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自然観察大学ブログ

オオイヌノフグリ ファンクラブ通信 vol.1

オオイヌノフグリファンクラブの発足に伴い、ファンクラブ通信を創刊しました。
オオイヌノフグリ ファンクラブ通信 vol.1です。(略称:OFC通信 vol.1)

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春を彩るオオイヌノフグリ。
オオイヌノフグリ ファンクラブ通信 vol.1_d0163696_16194601.jpg
この季節の主役の一人だ。
いつもの観察フィールドの一つで、松戸市の矢切の渡しの近くに、伊藤佐千夫の『野菊の墓』にちなんだ“野菊の小径”というのがある。このあたりの田園風景は、いまオオイヌノフグリによって彩られている。(ちょっと大げさ)

そのうえ、彩りを添える脇役としても活躍する。
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ゴミ置き場もオオイヌノフグリがあると…
オオイヌノフグリ ファンクラブ通信 vol.1_d0163696_16200433.jpg
ちょっと洒落た雰囲気。(ひいき目か?)
オオイヌノフグリは草丈が低いので、じゃまにされることもない。

“名前がかわいそう”というご意見もあるようだが、私の周囲の女性たちは何の抵抗もなく「オオイヌノフグリ!」と大声で連呼しておられる。
いろいろな別名があるのは、興味深いことである。
オオイヌノフグリの名前に抵抗があるだけでなく、それだけ私たちにとって身近な存在だということではないだろうか。
それでもやはり、慣れ親しんだこの呼称がふさわしい。


オオイヌノフグリ ファンクラブとは…

私たちの目的は、オオイヌノフグリを愛でる者同士の連帯をはかること。
オオイヌノフグリを愛でる者なら、どなたでも入会できる。
詳しい規約は3月24日の記事から再掲させていただく。(クリックで拡大)
オオイヌノフグリ ファンクラブ通信 vol.1_d0163696_12551661.png
賛同いただける方は、お気軽に参加いただきたい。

オオイヌノフグリ ファンクラブ通信 vol.1_d0163696_20400736.jpg

ただいま会員募集中

Yamasemi21さんの賛同で始めたオオイヌノフグリファンクラブだが、3月末日現在の会員は以下の6人。(クリックで拡大)
オオイヌノフグリ ファンクラブ通信 vol.1_d0163696_16024749.png

最新の会員名簿はこちら  

予想以上の反響に私自身が驚いているのだが、この機会にオオイヌノフグリファンの連帯を広げたいと考えるしだいである。
入会希望の方は、コメント記入などでご連絡いただきたい。

上記の会員同士のコメントのやり取りなどからいただいた貴重な情報を紹介しておこう。
  • すずかさんが教えてくれた別名の天人唐草は、オオイヌノフグリというよりは名前のもとになったイヌノフグリの別名であろうこと。(Yamasemi21さんの調査結果より)
  • オオイヌノフグリの上向きの花が徐々に下向きの果実になるようすを“ダンシングオオイヌノフグリ”と呼ぶこと。(命名者はmiyabiflowerさん)

みなさんありがとうございました。
今後とも期待しております。

なお、上記メンバーの中でご自身のブログを管理しておられる方があるので、そのリンクを紹介したい。

お三方ともが、それぞれご自身のブログでオオイヌノフグリを話題にしてくれている。
たいへんにありがたい。
こちらのオオイヌノフグリ ファンクラブ発足の記事( )にリンクをしていただいている方もおられる。
この調子で連帯して広がっていくと思うと、感慨一入である。

オオイヌノフグリ ファンクラブ通信 vol.1_d0163696_16202675.jpg

オオイヌノフグリ ファンクラブ通信は、今後も不定期で刊行を続けるつもりです。
オオイヌノフグリが観察できるのはそれほど長い期間ではないので少し焦っています。
あまり期待しないでお待ちください。

2024年4月1日、報告:自然観察大学 事務局 大野透




by sizenkansatu | 2024-04-01 16:18 | 植物 | Comments(9)
Commented by yamasemi21 at 2024-04-01 20:04
オオイヌノフグリファンクラブ通信 vol.1 創刊おめでとうございます!

お世話になり、ありがとうございます。
さすが、ブログ主さん。 素晴らしいです。


で、ですね。花の名前の件、
私もそうですが、
オオイヌノフグリは、たぶん、名前の由来の意味を知らずに
先に、花に親しみを感じ、花を好きになって、
だいぶ歳を重ね、それから後に知った経緯があります。

それまでに、何の抵抗もなく名前を連呼していたわけで、
それは、「花の名前」として認識し、
中学の教科書にもオオイヌノフグリとして載っておりますから、
それほどの抵抗はありません^^
美しい別名は、ここで知りました^^
Commented by sizenkansatu at 2024-04-01 21:28
> yamasemi21さん
さっそくにコメント、お祝いの言葉、ありがとうございます。
会員のみんなで作っているつもりなので、みなさんに感謝です。

何十年も前に見たポケット版の図鑑で、名前の由来が写真付きで解説されていました。
たしかに、「オオイヌ」は誰でもわかると思いますが「フグリ」は子どもは知らないかもしれませんね。
しかし、由来の実物写真は見たくなかったです。(汗)
Commented by wabisuke-miyake at 2024-04-01 21:32
こんばんは~(^^)
春の野山のごとく
ファンクラブもにぎわってきましたね
そして
素敵なファンクラブ通信創刊
ありがとうございます

今日は近くの里山に
山桜を愛でに行ってきたのですが
登山口付近で
ムラサキケマンとオオイヌノフグリが競演していて
とても素敵でした…が
迂闊にも写真取るの忘れてました~💦

Commented by miyabiflower at 2024-04-01 22:13
こんばんは
オオイヌノフグリ ファンクラブ通信 創刊おめでとうございます。
そしてありがとうございます。

私もずっと由来を知らずにオオイヌノフグリと呼んでいました。
知ったのはずいぶん後になってからです。
「星の瞳」という別名はとてもきれいなので
オオイヌノフグリはちょっと気恥ずかしいのではないかと
勝手に想像しています。

「ダンシングオオイヌノフグリ」をとりあげてくださってありがとうございます。
きょうも散歩道では揃って踊っていて、この時季は楽しみです。

ちょっと興味がわいて広辞苑で調べてみたら
「おおいぬざ」「おおいぬたで」の次に「おおいぬのふぐり」がありました。
これからも楽しみにしています。
よろしくお願いします。
Commented by sizenkansatu at 2024-04-01 23:36
> wabisuke-miyakeさん
コメントありがとうございます。
ヤマザクラですか。いいですね。もう咲きはじまったのですね。
でも、ムラサキケマンとオオイヌノフグリだったら、ヤマザクラには負けてないですよね。
写真は残念です。みたかったぁ
Commented by sizenkansatu at 2024-04-01 23:39
> miyabiflowerさん
コメントありがとうございます。
オオイヌノフグリは帰化植物だそうですが、もうすっかり市民権を得ましたね。
在来のイヌノフグリを追いやってしまったのかもしれませんが、
今は素直に目の前のオオイヌノフグリを愛でたいです。
Commented by cflcfl at 2025-10-22 18:50
何だか申し訳ないのですが、「オオイヌノフグリ」という名前は、中国語の「狗卵草」という呼称に由来する可能性があります。中国の有名な薬草書である『本草綱目拾遺』(1765年)には、すでにこの名前が記載されているようです。
現在では「婆婆納」と呼ばれることが多いようですが、他にも「双腎草」、「双銅鎚」、「疝子草」といった名前もあるそうです。(やっぱり「星の瞳」という名前が一番相応しいと思います。)
Commented by sizenkansatu at 2025-10-22 21:23
> cflcflさん。
申し訳ないなんてとんでもないです。貴重な情報をいただき、ありがとうございます。
日本ではもともとイヌノフグリという在来種があって、そこからオオイヌノフグリと命名されたそうですが、イヌノフグリの名称は江戸時代に記された『草木図説』に登場するそうです。
そこに名前の由来が記してあるかどうかはわかりませんが、中国名に由来することは十分に考えられます。

生物名について(生物名に限りませんが)、命名者が由来を記してないのであれば、真相を知ることは不可能でしょう。
それでも、あれこれと由来を想像することは、たのしみの一つでもあります。
また何かお気づきのことがあればお知らせください。

cflcflさんにお願いがあります。
オオイヌノフグリはそちらにも分布していると思いますので、ファンクラブに入会いただけないでしょうか。
条件は設立時の記事 https://sizenkan.exblog.jp/30007608/ にあるとおりで、どなたでも参加いただけます。
我々の知り得ない貴重な情報を寄せていただけることを期待しております。
Commented by cflcfl at 2025-10-22 22:38
入会申請を提出いたしましました。よろしくお願い申し上げます。

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