センボンヤリの根の観察
それについては、岩瀬名誉学長が詳しく観察してこられた。
※ 記事の末尾の〔センボンヤリ〕のタグをクリックしてご覧いただきたい。
センボンヤリの根は二段構えになっているというので(※)、それを確認したかったのである。
※ フィールドウォッチング2/秋の野山を歩く/北隆館,1990/センボンヤリ(森田竜義)より
掘り出したセンボンヤリ
昨年の12月はじめのことであった。
長嶋さんの知人が鉢植えでセンボンヤリを育てていて、その鉢上げをするので、この機会に地下部を観察しようということになった。メンバーは長嶋さんとそのお仲間の熊木さん、菅沼さん、前川さんの4人。
この写真(↑)は長嶋さんからお送りいただいた。

全部で9株あった中から、撮影用に3株を私の方へお送りいただいたのである。
森田氏の記述によると、新しい根は6月ごろに出はじめて秋に完成するという。
この状態がまさにそれで、主根の先端部から出る古い根は枯れて、新しい根に交代する。これが二段構えの根だ。
根が収縮する?
毎年このように根が交代すると、株全体がせり上がってしまうはずだが、そうはならない。
森田氏によると、秋になって十分に固着した新しい根がグッと縮んで植物体を地中に引き込むというのだ。
収縮根と言って、これはユリ科などほかの植物で知られている。
収縮根については次に写真付きで簡潔にまとめられている。
さて、いただいたセンボンヤリで収縮根の観察にチャレンジした。
そもそも収縮する前の根はどうだったのか。それを知らないので比較ができない。
今回観たものを収縮根としてよいのか、何ともはっきりしない。
もともとセンボンヤリの収縮根とはこのようなはっきりしないものなのか、それとも収縮根の発現には水分がかかわるそうなので、郵送いただく際に乾燥してしわが消えたのか…
中途半端な結果で申し訳ないが、今後の課題である。
新鮮な根は凹凸がはっきりして、収縮根のように見えるが、どうだろうか。
今回の観察は、資料・植物体の提供など、長嶋さんとそのお仲間の方々(熊木さん、菅沼さん、前川さん)にお世話になりました。
ありがとうございました。
その後の観察で何かあれば、またお知らせいただけるとありがたいです。
2024年1月13日、報告:自然観察大学 事務局 大野透
by sizenkansatu
| 2024-01-13 18:27
| 植物
|
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