フラサバソウの観察 オオイヌノフグリのなかま③
フラサバソウの名前は、フランスの植物研究者のFranchetとSavatierにちなんだものだという。
なかなか粋な名前だが、そうなるとアクセントが気になる。仏語風にかっこよく発音したくなってしまうではないか。(どんな発音かは知らないが…)
全体の感じはかなり似ているが、花の大きさにはずいぶん差がある。
1コマめの写真を見ると、葉の縁が赤味がかって、花の紺青色も濃い。
一昨年、赤味がかったフラサバソウを観て“もしかしてイヌノフグリでは?”と世間をにぎわせてしまったことがあるが、その時のフラサバソウとよく似ている。(あのときはお騒がせしましたm(_ _)m)
●江戸川べりの観察-43 早春の雑草観察2021 ⇒
それまでの私のフラサバソウのイメージは、なよなよして白っぽい花だったが、おかげさまで、これもフラサバソウであることがわかった。
しかし、3月7日の観察で、また新たな疑問がわいてきた。
赤味がかったもと、赤味のないのと、同時に2タイプのフラサバソウを観察したのである。
1コマめのフラサバソウとくらべると、まるで別種のようだ。
このとき、江戸川沿いの私の散歩道にはフラサバソウが数百メートルにわたって生えていたのだが、ほとんどは赤味のあるタイプだった。そして赤味がなくて花の白っぽいタイプはほんのわずかであった。
もしかすると赤味がかったフラサバソウは新しいタイプであり、それがここ数年で爆発的に増えているのではないか、などと勝手に推測したのだが…
それは大きな誤りであった。
なよなよして花の白っぽい、かつての私のイメージどおりのフラサバソウである。
数百メートルにわたって生えるフラサバソウの、そのどれもがこのような姿になっていた。
つまり、フラサバソウは冬の間は赤くずんぐりした形で寒さに耐え、暖かくなると成長してなよなよした茎になり、花が白っぽくなるということだ。
2タイプのフラサバソウが観られたのは、冬から春への端境期ということだったのだろう。
そのつもりで“松江の花図鑑”を拝見すると、
冬(2/12)のフラサバソウは赤味がかって花の紺青色が濃いめ。
春(4/4)のフラサバソウは全身が緑色で花はほぼ白、茎はなよなよしている。
●松江の花図鑑/フラサバソウ ⇒
う~む。観察は根気よく続けなければいけないという、よい教訓であった。
フラサバソウ識別のポイント①
果実
なお、コゴメイヌノフグリの果実は、形はよく似ているが果実の表面に毛がある。
フラサバソウ識別のポイント②
子葉
2023年4月30日、報告:自然観察大学 事務局O
by sizenkansatu
| 2023-04-30 22:57
| 植物
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