キタミソウの自生地の観察 -その5、番外編-
キタミソウ観察チームとして一緒に現地を見ているTYさんから、ポット植えのキタミソウの状況を、写真を添えて知らせていただいた。
せっかくの機会なので、この場で紹介させていただく。
ポットは屋外の霜や霜柱が立たない場所に置いているという。
【2023年2月9日】
【2023年2月19日】
TYさんからは、参考として一年前(2022年)のキタミソウ観察記録の写真を送っていただいた。
【2022年2月24日】
【2022年3月20日】
【2022年5月17日】
【2022年6月2日】
【2022年9月11日】
【2022年10月23日】
【2023年1月7日】
TYさんの観察の結果、越冬するものの、夏は越せず、一年草のようだ。
貧弱な地下部から多年草とは思えなかったし、寒冷地に由来する植物のようなので、納得できる。
TYさん、長期間にわたる観察の貴重な情報、写真をご提供いただき、ありがとうございました。
ただ、依然として謎は残る。
野外の観察では越冬できたキタミソウがごくわずかであったのに対し、ポット植えのキタミソウが無事に越冬できているのはなぜか? 温度の違いなのか、それともやはり水分の問題なのか?
そしてなにより、野外で観られた同心円状の群落になる理由は? オオオナモミとの住み分けはどのようにして起こるのか?
観察を続けたい。
2023年3月10日、情報提供:TYさん、まとめ:自然観察大学 事務局O
by sizenkansatu
| 2023-03-10 15:34
| 植物
|
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