センダングサ類の観察 ⑤ コセンダングサのとげの数の調査
前回の観察でとげの数は2本のものが多いという結果を報告したが、この観察はごく身近な限られたものであり、複数の地域で実態を調査する必要がある、という指摘をいただいてしまった。興味があるのと、ちょっと悔しかったのとで、立ち回り先でコセンダングサを採集して観察した。
前回の観察報告:センダングサ類の観察 ② コセンダングサのとげは何本? ⇒
なお、以前にも記したが、コセンダングサにはコシロノセンダングサなどの類似したものがあって、果実では見分けがつかない。花の時期に見ると圧倒的に多いのがコセンダングサなので、ここではかりにコセンダングサとさせていただいた。ご了承いただきたい。
千葉県北部のコセンダングサのとげ
まずは前回の記事で紹介した結果を再掲させていただく。
2021年12月18日、松戸市、市川市など数か所からランダムに採集した果実のとげの数を調べた。
2012年にもコセンダングサを観察していて、その時も感覚的に2~3本と記している。
江戸川べりの観察-16 コセンダングサの悩み ⇒
長野県のコセンダングサのとげ
さて、2022年1月1日、新年早々にコセンダングサを採集した。
場所は長野県の岡谷市。諏訪湖から天竜川が流れ出すその近くで、群落A、群落Bの2か所で採集した。
調査方法は少し進化した。
2本はゼロ、3本が25個、4本が4個、5本が2個である。
そうしてまとめたのが下の一覧表。
群落Aは天竜川畔の小さな町並みで、群落Bは水門の近くの諏訪湖畔である。両者は500メートルくらい離れていた。
なお、群落Aの「落果」は採集後移送中に落ちた果実である。
余談だが、合計600あまりの果実を一人静かに並べては数えていた。
元旦早々ということもあって、なんとなく厳かな、神事をつかさどるかのような気分であった。
(けっして暇だったわけではありません!)
茨城県のコセンダングサのとげ
松が明けた1月8日、茨城県つくば市および土浦市。
服には簡単に貼り付いてくるのに、意外にもしっかりしている。
つくば市の採集場所は実験植物園の裏手の田んぼわき。
土浦市ではインターチェンジの近くで採集した。
どちらも数十年前に大掛かりな開発があったところで、人の通行はほとんどなく、ときおり自動車が通行する程度の場所である。
以上が事務局Oの観察結果であるが、みなさんに情報提供を呼びかけたところ、たくさんのご協力をいただいた。
それらは次回まとめて紹介させていただく
2022年2月19日、報告:自然観察大学 事務局O
by sizenkansatu
| 2022-02-19 21:30
| 植物
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