春の七草
せり なずな
おぎょう はこべら
ほとけのざ
すずな すずしろ
これぞ七草
今ごろ春の七草の話で申しわけない。
春の七草は、我らが 『季節の生きもの観察手帖』⇒ で飯島和子先生が紹介してくれているが、この季節に野外で七草を見分けるのは難しい。
今年は自分でチャレンジしてみたのだが、なかなか好い被写体が見当たらずに今ごろになってしまった。
もともと七草がゆは旧暦(太陰暦)の1月7日、人日(じんじつ)の節句に食べるものだったという。
今年は2月7日がその日に当たるというので、お許しいただきたい。
ほとけのざ(タビラコ)で追加写真あり(2022年2月7日)
せり
ちょうど関東地方に雪が降った、そのあとの撮影である。
セリは香りと食感がすばらしく、我が家の鍋には欠かせないが、厳冬期のセリは、ちょっと食べるのがかわいそう。
なずな
越年草とはいえ、寒さには強くないようである。
おぎょう(ごぎょう)
この時期にはタチチチコグサ(ホソバノチチコグサモドキ)など、よく似た植物がある。
それが近ごろ増えていて、この時期に見分けるのは難しい。
御形を “おぎょう” とするか “ごぎょう” とするか。
普通はごぎょうと言われるようだが、かの牧野富太郎氏は“おぎょう”が正しいとされているそうだ。
はこべら
ただ、この写真は茎が紫褐色で、コハコベと思われる。
コハコベは帰化種とされるので、古来の春の七草にはふさわしくないかも。
全体が緑色でやや大きい。
街なかで見かけることは少ない。
見分ける決め手は雄しべの数なのだが、コハコベは1~7、ミドリハコベは5~10とされる。
(5,6,7がかぶっていて、悩ましい!)
残念。
ほとけのざ
これこそほとんど目にすることはないが、写真は以前、飯島先生の田んぼで観たものである。
それにしてもタビラコは名前がややこしい。
もともとホトケノザと言われていたのがタビラコという名前になったのだろうか。
別種のオニタビラコは、タビラコに似て大きいので命名されたのだと思う。
今ではタビラコは数少なくなって、身近で観るのはオニタビラコばかり。
それによって立場が逆転して、オニタビラコの小さいものをコオニタビラコと呼ぶようになったのだと思う。
(以上は推測です)
現在の標準和名コオニタビラコ、別名タビラコだそうだ。ややこしいことこの上ない。
2022年2月7日追記
………………………………………………………………
記事をご覧になった飯島先生から、今のタビラコ(コオニタビラコ)の貴重な写真を送っていただいた。


3カットめは枯れかかっている。このあと復活できるかどうか心配だ。
飯島先生は、この記事がアップされる前日(2月5日)にご自分の田んぼでこの写真を撮っておられたようである。偶然というか、以心伝心というか…



飯島先生は、この記事がアップされる前日(2月5日)にご自分の田んぼでこの写真を撮っておられたようである。偶然というか、以心伝心というか…
飯島先生、ありがとうございました。
………………………………………………………………
すずな
すずなはカブのこと。
すずしろ
余談ですが…
ダイコンと言えば、スーパーで手に入るのは青首大根ばかり。
青首大根には収穫しやすいとか、皮が厚くて流通で日持ちがするといった利点があるのだと思うが、消費者としては格別美味しいわけではなく、面白くはない。
一度だけスーパーで三浦大根を見つけて、鍋にしたところ、そのとろけるような美味さに驚いた。
出先の道の駅で辛味大根を見かけたら必ず購入してしまう。
ダイコンには優れた品種がたくさんあるそうなので、ダイコン好きとしては身近でいろいろな品種を入手できるようになるとありがたい。
2022年2月6日、報告:自然観察大学 事務局O
by sizenkansatu
| 2022-02-06 18:49
| 植物
|
Comments(6)
こちらでは日の当たる場所ではナズナが花を咲かせています~
何年も前の事ですが愛知県のスーパーで売られていた七草粥セットの中にシソ科のホトケノザが入っていて大騒ぎになったことがありました・・・・・
春の七草はスラスラと言える人もいますが秋の七草は言えない人が多いですね・・・・・
七草粥のように身近じゃないからなのかな?(*´∇`*)
何年も前の事ですが愛知県のスーパーで売られていた七草粥セットの中にシソ科のホトケノザが入っていて大騒ぎになったことがありました・・・・・
春の七草はスラスラと言える人もいますが秋の七草は言えない人が多いですね・・・・・
七草粥のように身近じゃないからなのかな?(*´∇`*)
> shizenkazeさん
コメントありがとうございます。
ナズナはもっと元気なのがあると思ったのですが、見当たりませんでした。
今年は例年よりも寒いのと、お正月の雪が影響しているのかもしれません。
そうですね。秋の七草は私もすらすらとは出てきません。
言われて調べ直しました。
身近に少ないのと、キキョウのように納得できないのがあるからかもしれません。
コメントありがとうございます。
ナズナはもっと元気なのがあると思ったのですが、見当たりませんでした。
今年は例年よりも寒いのと、お正月の雪が影響しているのかもしれません。
そうですね。秋の七草は私もすらすらとは出てきません。
言われて調べ直しました。
身近に少ないのと、キキョウのように納得できないのがあるからかもしれません。
秋の七草の桔梗は朝貌とも書かれますが春の七草のホトケノザのように今のアサガオ(朝顔)ではなくキキョウの説を私は押しています~(*´∇`*)
秋の七草の中には園芸種の植物は無いものと信じていたいです~(*´∇`*)
秋の七草の中には園芸種の植物は無いものと信じていたいです~(*´∇`*)
> shizenkazeさん
コメントありがとうございます。
キキョウが定説のようになっているようですが、初夏から咲くので私には今一つ納得できないのです。
朝貌が何を意味するかは別として、秋の七種には個人的にキツネノマゴ or ツルボあたりがいいかな、と思っています。
いろいろかってなことを考えるのが、おもしろいと思います。
コメントありがとうございます。
キキョウが定説のようになっているようですが、初夏から咲くので私には今一つ納得できないのです。
朝貌が何を意味するかは別として、秋の七種には個人的にキツネノマゴ or ツルボあたりがいいかな、と思っています。
いろいろかってなことを考えるのが、おもしろいと思います。
色々勝手なことを考えるのは楽しいですね~
私もよく自分なりに考えて楽しんでいます・・・・・
キツネノマゴのことが書かれていたので少々・・・・・(*´∇`*)
私個人としてはキツネノマゴは本当はキツネノゴマだったのではと思っていました・・・・・
中学生の頃にイヌゴマやカラスノゴマ等があるので昔はキツネノゴマだと言われていたのが何かの拍子で伝える時にキツネノマゴになったのではないかと考えていました~♪
こうした途中で名前が変わるものって結構多いですからね~
他にイヌノマゴとかタヌキノマゴやネコノマゴなんて植物があればこんな事は考えなかったかも知れません・・・・・(*´∇`*)
私なら秋の七草にリンドウを入れたいですね~♪
私もよく自分なりに考えて楽しんでいます・・・・・
キツネノマゴのことが書かれていたので少々・・・・・(*´∇`*)
私個人としてはキツネノマゴは本当はキツネノゴマだったのではと思っていました・・・・・
中学生の頃にイヌゴマやカラスノゴマ等があるので昔はキツネノゴマだと言われていたのが何かの拍子で伝える時にキツネノマゴになったのではないかと考えていました~♪
こうした途中で名前が変わるものって結構多いですからね~
他にイヌノマゴとかタヌキノマゴやネコノマゴなんて植物があればこんな事は考えなかったかも知れません・・・・・(*´∇`*)
私なら秋の七草にリンドウを入れたいですね~♪
> shizenkazeさん
コメントありがとうございます。
リンドウ、いいですね。
キツネノマゴはキツネノママコで、ママコナからきているという説があるようです。
名前の由来もいろいろ考えるとおもしろくて寝られなくなりますね。
あっ、この時期に秋の七種の話ばかりになっていました。
コメントありがとうございます。
リンドウ、いいですね。
キツネノマゴはキツネノママコで、ママコナからきているという説があるようです。
名前の由来もいろいろ考えるとおもしろくて寝られなくなりますね。
あっ、この時期に秋の七種の話ばかりになっていました。
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