冬芽の展開(3) ニワトコ
節ごとに冬芽が対生するが、そのうちの片方だけが展開していることに注目。
このときは2個とも展開するものと思っていたが、展開したのはどれも混芽だけで、葉芽は成長を止めていた。
どうして混芽のほうだけを成長させるのか、理由を考えてみた。
ニワトコは株元で枝分かれしてから、細長く鞭のようにしなやかな枝を伸ばす。途中で多数の枝を広げる形ではない。それが林縁などで効率よく成長する形なのだろう。すべての冬芽を成長させることをやめて、その分のエネルギーを枝を伸ばすことに向け、他に先駆けて伸びるという作戦なのではないか。
…そんなことを考えていた。もちろん勝手な想像である。
このあと葉芽が少し遅れて展開することもありうるので、継続観察を心がけたい。
葉芽だけの場合は両方とも展開するようだ。
いろんなパターンがあるようだ。やはり自然界、生物界では、型にはめることは難しい。
2021年4月5日、報告:自然観察大学 事務局O
by sizenkansatu
| 2021-04-05 17:58
| 植物
|
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