イモカタバミとムラサキカタバミ
先に オッタチカタバミの花の観察( ⇒ ) を報告させていただいた。
じつは同時にイモカタバミとムラサキカタバミの花を観察していて、そのときに驚いたことがあるので、記しておきたい。
イモカタバミとムラサキカタバミの見分け方
はじめにイモカタバミとムラサキカタバミの見分け方をおさらいしておこう。
ちなみに、葯には初めから花粉はないそうである。
さて、上の写真を見て疑問に思う方もおられるだろう。
雄しべの葯が中央に集まっているのはわかるが、それを取り巻いているイガイガの部分は何か?
雌しべのようだが、だとすると雌しべが雄しべの外側にあるのはおかしいのでは?
雄しべと雌しべの位置関係
オッタチカタバミとカタバミをもう一度見直してみよう。
雌しべのまわりに10個の雄しべがあり、長い雄しべと短い雄しべが交互につく。
雌しべが中心にあり、それをとりまくように雄しべがつくのが、花の基本的な形だ。
花弁をはずすとわかりやすい。
では、イモカタバミとムラサキカタバミの雄しべと雌しべはどうなっているのか?
もう一度前掲の写真に戻って両種の花の中心を見ていただきたい。
…どうもおかしな形だ。
イモカタバミとムラサキカタバミの雄しべと雌しべ
長い雄しべのすき間から顔を出しているのは5裂した雌しべの柱頭だ。黄緑色の部分である。
なんともややこしい、不思議な形になっている。
イモカタバミでは短い雄しべが雌しべと同じくらいの長さで、さらにわかりにくくなっているが、つくりは同じだ。
いずれにしても不思議なつくりである。
特定の花粉媒介者と共進化した結果の姿なのだろうか。
日本では両種ともに種子はできないそうだが、原産地ではどうなのだろう。
なお、以上についてネットで検索したところ詳しく見ている方がおられた。
素晴らしい写真とともに丁寧に解説されている(悔しいくらい!)ので、ぜひご覧いただきたい。
2020年8月29日、報告:自然観察大学 事務局O
by sizenkansatu
| 2020-08-29 17:26
| 植物
|
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