偽装だろうか? -ミゾソバ、イヌタデ-
10月末に所用で南房総の館山にいった。
予想外に早く着いたので、小一時間観察することができた。
大通をはずれて、ちょっと山がわに入ると… ミゾソバが出迎えてくれた。 用水路に沿ってびっしり。
さすが南国、まだまだ元気だ。
ちなみにこの用水には淡水エビがたくさんいて、上空ではトビが飛び交っていた。
こちらはイヌタデ。 秋と言えば、やっぱりこれ。遭遇するたびに、うれしくて、つい撮ってしまう。 一つの花穂に、開花と結実が隣り合わせにある。
花期が長いのは、繁殖のための知恵なのだろう。さすがは長い歴史を持つ雑草である。
ところで、ミゾソバもイヌタデも、タデ科の花は花弁がない。花弁に見えるのは〝がく〟だそうだ。
今話題の偽装ということになる。
もっとも、花弁かがくかは、人間の都合で定義づけをしたもので、本人たちにとってはどうでもよいことなのだろう。
もともと花弁もがくも、植物の進化の過程で葉から変化したとされていて、もとはといえば葉なのだ。偽装と言ってはかわいそうだ。
余談ですが…
渦中の『偽装』であるが、昆虫の擬態は偽態と表すこともあって、文字から受ける印象ではそんなに悪意は感じられない。(私だけ?)
意図的に欺くわけだから、『欺装』としたほうがしっくりするのではないだろうか。
まぁ、昆虫の擬態も天敵の捕食者を欺く目的ではあるのだが…
2013年11月10日、報告:自然観察大学 事務局O
予想外に早く着いたので、小一時間観察することができた。
大通をはずれて、ちょっと山がわに入ると…
さすが南国、まだまだ元気だ。
ちなみにこの用水には淡水エビがたくさんいて、上空ではトビが飛び交っていた。
こちらはイヌタデ。
花期が長いのは、繁殖のための知恵なのだろう。さすがは長い歴史を持つ雑草である。
ところで、ミゾソバもイヌタデも、タデ科の花は花弁がない。花弁に見えるのは〝がく〟だそうだ。
今話題の偽装ということになる。
もっとも、花弁かがくかは、人間の都合で定義づけをしたもので、本人たちにとってはどうでもよいことなのだろう。
もともと花弁もがくも、植物の進化の過程で葉から変化したとされていて、もとはといえば葉なのだ。偽装と言ってはかわいそうだ。
余談ですが…
渦中の『偽装』であるが、昆虫の擬態は偽態と表すこともあって、文字から受ける印象ではそんなに悪意は感じられない。(私だけ?)
意図的に欺くわけだから、『欺装』としたほうがしっくりするのではないだろうか。
まぁ、昆虫の擬態も天敵の捕食者を欺く目的ではあるのだが…
2013年11月10日、報告:自然観察大学 事務局O
by sizenkansatu
| 2013-11-10 00:14
| 植物
|
Comments(0)
最新の記事
スギナの観察2024 |
at 2024-03-26 14:32 |
オオイヌノフグリ ファンクラ.. |
at 2024-03-24 21:03 |
春の雑草2024 |
at 2024-03-19 23:05 |
スギの開花 2024 |
at 2024-03-13 21:42 |
‘河津桜’とホトケノザ |
at 2024-02-21 20:11 |
最新のコメント
> yamayuri-n.. |
by sizenkansatu at 16:51 |
居住地:東京都 春早く.. |
by yamayuri-nishida at 15:01 |
お世話になります。 .. |
by yamasemi21 at 22:24 |
<3/26の訂正について.. |
by sizenkansatu at 14:03 |
> 鍵コメさん 雑草の.. |
by sizenkansatu at 14:00 |