雑草の冬越し-1 ロゼットを観る
昨年末から雑草の冬越しを観ている。
長引く風邪と寒さでなかなか外に出られないが、のんびりやろう。
メマツヨイグサ

幼いメマツヨイグサのロゼット。

すぐそばにあった別のロゼットはずっと大形。
全身を赤くして、がんばって寒さに耐えている。
ロゼットの隙間にあるのはオランダミミナグサだ。発芽してはみたものの、場違いなところに顔を出して、困惑しているのだろう。
ロゼットは寒さをしのぐためということのほかに、草刈りされにくいとか、あるいは踏まれても強いなどの利点があげられているが、それはヒトとの関わりができてからのこと。
もともとは、素早く地表に広がって他の植物を抑える、というのがメリットだったのかもしれない。

中心を観ると、鮮やかな緑色とのコントラストが美しい。
真ん中の未展開の部分から次々に葉を出しているのだろう。順番をたどりながら想像してみよう。
ヒメムカシヨモギ

上のロゼットは日当たりのよい暖かい場所にあって、いかにも健康そうな姿。
ヒメムカシヨモギは、造成地などの裸地で見られることが多く、ポツリポツリと点在するので、個体として撮りやすい。

こちらは半日陰にあったロゼットで、青黒く、寒さに震えているような色だ。
ごく低い態勢で、這いつくばったようになっている。
ナズナ

ナズナはひしめき合うように群落になることが多い。

さっきのロゼットのすぐそばで、いっせいに咲き誇るナズナも観られた。
少しでもチャンスがあれば花を開き、果実を着ける。臨機応変で、いかにも雑草らしい。
ハルジオン

ハルジオンは整ったロゼット姿にはならない。アバウトな性格なのだろう。

こちらのハルジオンは大きい。直径50-60cmほどのロゼットが並んでいた。
さっきのロゼットが芽生えたばかりの1年生とすると、こちらは古株の2年生か。ハルジオンは多年生とされているが、どのくらい続くのだろう。

こちらでは、もう抽苔していた。
これを撮ったのは1月はじめ。厳冬期に花を着けるとは知らなかった。

開花しようとしたものの、寒さに驚いて縮こまってしまったようだ。
タンポポ

おなじみのセイヨウタンポポ。
こいつはホントに、いつでも花を着ける。いかにも雑草らしい雑草だ。
耐寒性のためと思うが、この時期は花茎を伸ばさず、地表すれすれに頭花をつける。
昨年の1月にも似た記事を書いたので、見ていただきたい。
『雑草の防寒対策』 http://sizenkan.exblog.jp/12790406/

はいつくばって撮影していると、通りがかりのご夫婦が「日本タンポポですか?」声をかけてきた。
老夫婦は、私がカントウタンポポを撮っていると思って興味を持ったのだろう。
「いや、ごく普通のセイヨウタンポポです。こんな時期に花が咲いていて嬉しいですよね…」というと “何でそんなものを” といった表情をして立ち去った。まだ話をしたかったのに…
2012年2月17日、報告:自然観察大学 事務局O
長引く風邪と寒さでなかなか外に出られないが、のんびりやろう。
メマツヨイグサ


全身を赤くして、がんばって寒さに耐えている。
ロゼットの隙間にあるのはオランダミミナグサだ。発芽してはみたものの、場違いなところに顔を出して、困惑しているのだろう。
ロゼットは寒さをしのぐためということのほかに、草刈りされにくいとか、あるいは踏まれても強いなどの利点があげられているが、それはヒトとの関わりができてからのこと。
もともとは、素早く地表に広がって他の植物を抑える、というのがメリットだったのかもしれない。

真ん中の未展開の部分から次々に葉を出しているのだろう。順番をたどりながら想像してみよう。
ヒメムカシヨモギ

ヒメムカシヨモギは、造成地などの裸地で見られることが多く、ポツリポツリと点在するので、個体として撮りやすい。

ごく低い態勢で、這いつくばったようになっている。
ナズナ


少しでもチャンスがあれば花を開き、果実を着ける。臨機応変で、いかにも雑草らしい。
ハルジオン


さっきのロゼットが芽生えたばかりの1年生とすると、こちらは古株の2年生か。ハルジオンは多年生とされているが、どのくらい続くのだろう。

これを撮ったのは1月はじめ。厳冬期に花を着けるとは知らなかった。

タンポポ

こいつはホントに、いつでも花を着ける。いかにも雑草らしい雑草だ。
耐寒性のためと思うが、この時期は花茎を伸ばさず、地表すれすれに頭花をつける。
昨年の1月にも似た記事を書いたので、見ていただきたい。
『雑草の防寒対策』 http://sizenkan.exblog.jp/12790406/

老夫婦は、私がカントウタンポポを撮っていると思って興味を持ったのだろう。
「いや、ごく普通のセイヨウタンポポです。こんな時期に花が咲いていて嬉しいですよね…」というと “何でそんなものを” といった表情をして立ち去った。まだ話をしたかったのに…
2012年2月17日、報告:自然観察大学 事務局O
by sizenkansatu
| 2012-02-17 22:04
| 植物
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