秋葉原で “ツタ” を観察
秋葉原の事務所の近くに、ツタに覆われた建物がある。
2軒の建物をまたいで、壁面にツタが広がる。建替えの予定でもあるのか、どちらも空き家らしい。
ツタは南側では壁面いっぱいに広がっているが、ほかの面にはあまり伸びていかないようだ。
普通は鮮やかな紅葉を見せてくれるものだが、ここではだいぶ落葉してしまったようだ。

ブドウに似た果実もすでにかなり落果している。このツタは毎年多量の果実をつけ、路面いっぱいに散らす。鳥が食べてもよさそうなのだが、人通りが激しいので寄り付かないのだろうか。

2軒の間の薄暗いところで根元を見つけた。太いものは直径が500円玉くらいになっている。
落葉する一方で、まだ伸長を続けている部分もある。
壁面にはりつくようすを観てみよう。新しく伸びた茎から付着器を出す。先端は球状。
球体は変形して吸盤のようになり、壁面にはりつく。
カエルの手のようだ。こうして観ると、必死にしがみつき、はりつく姿が健気でもある。
もちろんこの吸盤は手ではないと思うが、付着根(ふちゃくこん)なのだろうか。根には見えないが…
ツタは“ナツヅタ”とも言われ、ブドウ科に属する。総称として蔦(つた)と用いられるので、ナツヅタと表現したほうが間違いがなさそうだ。
別種の“キヅタ”は山林などで樹木の幹にはりついて伸びる姿をよく観る。こちらはウコギ科の植物。
キヅタの付着根は、岩瀬学長らの著書『写真で見る植物用語』(全農教)で紹介されている。

こちらはナツヅタとはかなり印象が異なり、いかにもがっちりと着生した感じだ。付着するだけなので養分を吸収するわけではないが、はりつかれた樹木はかわいそうだ。
2010年11月5日、報告:事務局O
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by
りりねこ
at 2010-11-09 09:37

ツタは南側では壁面いっぱいに広がっているが、ほかの面にはあまり伸びていかないようだ。
普通は鮮やかな紅葉を見せてくれるものだが、ここではだいぶ落葉してしまったようだ。


落葉する一方で、まだ伸長を続けている部分もある。
壁面にはりつくようすを観てみよう。新しく伸びた茎から付着器を出す。先端は球状。


もちろんこの吸盤は手ではないと思うが、付着根(ふちゃくこん)なのだろうか。根には見えないが…
ツタは“ナツヅタ”とも言われ、ブドウ科に属する。総称として蔦(つた)と用いられるので、ナツヅタと表現したほうが間違いがなさそうだ。
別種の“キヅタ”は山林などで樹木の幹にはりついて伸びる姿をよく観る。こちらはウコギ科の植物。
キヅタの付着根は、岩瀬学長らの著書『写真で見る植物用語』(全農教)で紹介されている。

2010年11月5日、報告:事務局O
by sizenkansatu
| 2010-11-05 19:18
| 植物
|
Comments(1)
このブログに訪問するようになって、知ったのは、「写真の力」。
肉眼では見落としていた、見えていなかったことをクローズアップして鮮やかに目の前に見せてくれて、発見や驚きに満ちています。
ちいさな昆虫たちのクローズアップには、見えてなかった姿、知らなかったことにいつも驚かされるのですけれど、植物も、知らなかった不思議なことがいっぱいです!
肉眼では見落としていた、見えていなかったことをクローズアップして鮮やかに目の前に見せてくれて、発見や驚きに満ちています。
ちいさな昆虫たちのクローズアップには、見えてなかった姿、知らなかったことにいつも驚かされるのですけれど、植物も、知らなかった不思議なことがいっぱいです!
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