自然観察大学ブログ

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シミ -続・原始的昆虫-

前回のイシノミに続いて今回はシミ。
今はイシノミ目とシミ目に分かれたが、少し前までは同じ総尾目とされていたほどだから、イシノミに感じが似ている。どちらも原始的な昆虫の代表とされている。
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シミを漢字で表すと 〝湿虫〟 で、よく目にする 〝紙魚〟 は中国名だそうである。
写真はおそらくヤマトシミではないかと思うが不明。変態しないので、幼虫か成虫かも不明。
自然観察大学事務局のW本くんが、外階段に落ちていた紙くずについていたものを採集してきてくれた。

<2014.4.23追記>
このシミは セスジシミ だそうです。ある確実な専門家筋からご指摘いただきました。

衛生害虫と衣食住の害虫』 (安富・梅谷、全農教) によると、代表的なシミはヤマトシミとセイヨウシミで、ヤマトシミは胸部が比較的長く腹部の2/3弱の長さだそうだ。(セイヨウシミは1/2強)
3本の長い尻尾(尾角と尾毛)があってイシノミに似ているが、こちらは全体に平べったい。
ちなみに、4本目の尻尾のような少し短めのものは産卵管で、これは雌だ。

次はシミの顔。
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複眼はまばらで、いかにも発展途上といった感じだ。イシノミとは全く異なる。
口器は甲殻類に近いそうだが、口もとはブラシのようなヒゲに隠されていて分からない。

『衛生害虫と衣食住の害虫』によると、シミは紙を食べるそうだが、深い孔をあけることはなく、表面だけをかじるらしい。古文書などを穴だらけにするのは、シミではなくてフルホンシバンムシという甲虫なのだそうだ。
シミは紙のほか衣類、小麦粉、パンも食べるという。そして驚くことに、絶食状態で1年以上も生存し続けるという。

写真のシミを提供してくれたのは事務局のW本くんだが、実はその前に事務局のSNさんもご自宅のシミを捕まえて持ってきてくれたのだった。
彼女の家にはダンボール箱に古い本がたくさんあって、どうやらシミは箱の中から日常的に湧いてくるらしいが、恐ろしくて箱を開けることはできないそうだ。
うぅ~む。開けてみたい!

2013年8月31日、報告:自然観察大学 事務局O
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by sizenkansatu | 2013-08-31 08:42 | 昆虫など | Comments(0)

イシノミ -昆虫の進化を考える-

旅先でイシノミに会った。はじめて会う虫だ。
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イシノミは 石蚤 だろう。原始的な昆虫の仲間で、石の上にいて藻類などを食べるという。
うぅむ…しぶいっ。
なんとなくシミに似ているが、イシノミはイシノミ目で、シミはシミ目。

持ち帰ったイシノミを撮影するのに、静かにしてもらおうと冷蔵庫で冷やしたが、なかなかじっとしてくれない。低温に強いらしい。
そのうえ、名前のとおりよく跳ねる。脚は細くて、これでどうやって跳ねるのか? 
不思議に思って観ていると、なんと、腹部を叩きつけてその反動で跳ねた
危険を感じた時だけ跳ぶのだろうが、消耗の激しい命がけのジャンプだ。

イシノミの顔…
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体を覆う鱗片と、複眼があるのは昆虫の証だが、その下にある触角は腕のように自由に動く。(手旗信号のよう)

さらにその下にある一対は脚のように見えるが、実は小顎髭(小腮髭)という器官。

横から観ると小顎髭が3対の脚と別にあるということがよくわかる。
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脚にそっくりだが、たぶん感覚器官なのだろう。これも自在に動く。
その後方、前脚との間の短めの2対のものは唇か?

注目したいのは、脚の間に見え隠れしている短い脚のような突起だ。
上の別カットがこれ。
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画面中央の中脚の付け根に突起がある。
はじめの写真でも、中脚と後脚のところに、突起が観えていた。

調べてみると、これは腹脚の退化した脚基突起というもので、中・後脚の付け根のほか、すべての腹節にもあるそうだ。原始的昆虫の性質であるとともに甲殻類との類縁関係を示すものだそうである。(参考「原色昆虫大図鑑」)
なるほど、イシノミはエビに近い感じがする。
昆虫は各体節が進化して、触角や口器、脚となったとされる。
口器なのか脚なのか、我々は何かと定義付けをしたくなるのだが、そんなことは本人にとってはどうでもよいことなのだろう。


驚きの単眼!

大図鑑によると、複眼の下にある、赤茶色の横に伸びた斑紋のような、観かたによっては鼻汁のようなもの、これはなんと、単眼だそうである。
こんな単眼を持つ昆虫がいるとは驚きだ。


余談ですが…

イシノミを見つけたのは島根県の韓竈神社(からかま神社)という神社で、山中の苔生した長い石段を登ると、大きな岩の間に、やっと通り抜けられるくらいの隙間がある。
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これを何とかすり抜けて、たどり着くのが、素戔嗚尊(すさのおのみこと)を祀った本殿。
本殿といっても、ごく小さな祠(ほこら)なのだが、知る人ぞ知るパワースポットなのだとか…

※ 観光協会の案内    旅行会社の案内 

清い心で参拝しないと罰があたる由だが、もちろん私は大丈夫であった。(ホントはちょっと不安だったりして)
韓竈の〝竈〟は、たたら製鉄の竈(かまど)のようで、この神社の奥地には、太古の人々による野たたらの跡が発見されたそうだ。

じつは、石段に疲労困憊した私が、岩にお腹が引っかかった状態で休んでいたところに、目の前を通りがかったのがイシノミであった。
観たいと思っていたイシノミに会えたのは、素戔嗚尊のご利益なのだろう。

次回はシミの予定。

2013年8月26日、報告:自然観察大学 事務局O
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by sizenkansatu | 2013-08-26 19:29 | 昆虫など | Comments(0)

猛暑に耐えるクズ

文末に追記があります(9月15日)

クズは、暑い日には葉を閉じて日照を避けることが知られている。
今年の夏は彼らにとっても〝これまでに経験したことのない猛暑〟なのではないだろうか。

葉を閉じたクズ。
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3枚の小葉をぴったりと閉じている。
このとき8月16日の朝9時30分。もちろん気温は30度を超えている。
彼らは日陰に逃れることもできないし、むろんエアコンなど知らない。猛暑を乗りきるためのせいいっぱいの行動なのだろう。

念のため、クズの通常の状態はこれ。
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一枚目の写真と同じときの写真だが、日陰ではちゃんと葉を開いていた。
3枚ワンセットの3出複葉となる。

クズは日照がつらくなってから葉を閉じるわけだが、それは何時ころなのだろう。
別の日に、すこしだけ早起きして観察したのだが、7時すぎにはもう閉じはじめていた。
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真ん中の小葉が、ぐいっと上に反っている。
このときの気温は、ちょうど30度くらいだったと思う。
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別の葉では、もうほとんど閉じる体勢だ。

それにしても、どんなしくみなのだろう。
バイメタルのような構造になっているのだろうか?
ネムノキやカタバミなどの就眠行動と同じなのだろうか?
…S子さんのご意見をうかがいたいものだ。

こちらは、閉じた葉の間から顔をのぞかせたクズの花。
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クズの花は、姿も匂いも派手だが、なぜか恥ずかしそうに葉陰にあることが多い。
訪花昆虫のために日よけになっているのかと考えていたのだが、これではイザというときの役に立たない。
ふつう、植物の花(虫媒花)は一番目立つところで昆虫を誘うものだと思うが、これも謎である。

…………………………………………………………………

9月15日追記
S子さんが葉を閉じるしくみを投稿してくれました。とても分かりやすい、ていねいな図入りです。ぜひ見てください。 
…………………………………………………………………

2013年8月21日、報告:自然観察大学 事務局O
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by sizenkansatu | 2013-08-22 06:44 | 植物 | Comments(0)

カメムシの夏-その4 マルカメムシの卵

カメムシの卵は幾何学的でフォトジェニックなものが多い。
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マルカメムシの卵も例外ではない。(クリックして拡大をぜひどうぞ)(拡大できなかったみたいなので修正しました。今度はOK。8.15)
王冠のようなフタは、尻を震わせた造形なのか?
それともミルククラウンのように弾けるように産み出すのか?
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今の時期、クズがあるところでは必ずお目にかかるマルカメムシだが、どうやってこんな卵を産むのだろう。

ところで、
はじめの卵塊の写真で、すき間に観えるエンジ色のものに注目いただきたい。
失礼して卵塊を剥がして裏返してみた…
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これは産卵と同時に母カメムシが用意したもので、腸内共生細菌のカプセルなのだという。
幼虫はふ化後すぐにこのカプセルを吸って、母親から受け継いだ細菌と共生することになるのだ。

応用動物昆虫学会『むしこら』2007年8月2日【マルカメムシの共生細菌カプセル】 ⇒ 
※ カプセルを吸う、ふ化幼虫の写真は必見!

この記事によると、共生細菌を獲得できなかった個体はその後順調に成長することが難しくなるそうだ。

この話は、2012年の自然観察大学観察会でも話題になった。
私も、ふ化幼虫が細菌を吸うシーンを観ようと飼育を試みたのだが、あえなく失敗。


余談ですが…

カメムシに関する新刊が、今、水面下で動いている。
仮称だが「カメムシ博士入門」という本で、カメムシの世界を一冊にまとめようという観察の手引き書。
日本原色カメムシ図鑑 第3巻」()の石川忠先生、高井幹夫先生、安永智秀先生らによる執筆で、順調に行けば2014年発行の由。
われわれシロウトにもわかりやすく〝カメムシの形とくらし〟を紹介してくれる画期的な内容と予想される。おおいに期待したい。

2013年8月14日、報告:自然観察大学 事務局O
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by sizenkansatu | 2013-08-14 18:43 | 昆虫など | Comments(2)

カメムシの夏-その3 誕生したヨコヅナサシガメ

7月末に、江戸川べりのエノキの樹幹でヨコヅナサシガメがふ化していた。
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すでに2齢幼虫なのだろうか。
すぐ近くに卵塊(抜け殻)があって、乳離れ(?)できない幼虫もいた。
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卵との大きさの比較と、脱皮殻もあることから、2齢以上であると思われる。

日本原色カメムシ図鑑」 を見るとサシガメの卵はカメムシの中でもとくにフォトジェニックなのだが、ヨコヅナサシガメは膜を貼り付けた一味違った卵塊となる。
おちゃたてむしさんのブログ記事を拝見して知ったことだ。 ( ぜひご覧いただきたい 

この記事を見て、私もぜひ産卵シーン観たいと探したのだが、いつものアカメガシワではみつからなかった。それなのに、すぐ近くのエノキに産卵されていたとは! 残念。
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これは別の卵塊。
脱皮殻のほかに羽アリのようなものもへばりついているが、これは幼虫の食べかすだろうか。

一度卵塊の姿を知ると、あちこちでこの状態が確認できた。
来年の産卵時期をたのしみに待ちたい。

2013年8月13日、報告:自然観察大学 事務局O
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by sizenkansatu | 2013-08-13 18:42 | 昆虫など | Comments(0)

カメムシの夏-その2 カメムシのつま先

前回の口器( )に続いて、今回は脚の話。
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キバラヘリカメムシの成虫。暑さでバテバテのごようす。
この機会に、以前から気になっていたつま先を見せていただいた。
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爪に沿って、なにやら付属物がある。
褥盤(じょくばん、褥版とも)といって、カスミカメムシなどでは、種の同定の決め手になるグループもあるようだ。
カメムシの褥盤は小さくて観察しにくい。そのうえ内部に体液が充填されているらしく、標本ではしぼんでしまう。
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半球形の毬のようなものが、爪の付け根から出た柄の先についている。
なんて精密な!
平滑な面では、この褥盤が威力を発揮するのだろうか。
ガラス面のような場所にキバラヘリカメムシが遭遇するとは思えないが…

以前見たアカスジキンカメムシにも似たような褥盤があって、たしか球形だったように思う。
口器と同じように、褥盤にもいくつものタイプがあるのだろうか?
そしてそれらは生活パターンと関係があるのだろうか?
うぅ~む。また宿題が増えてしまった。


脚と生活

ほかの昆虫の脚も見てみよう。
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とげとげの跗節(ふせつ)に、長大な爪、立派な褥盤…
最強のプレデターともいわれるムシヒキアブの仲間の、アオメアブの脚だ。

※ 参考:
アオメアブのこと 
ムシヒキアブのこと 


次はこれ…
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跗節には肉球状の構造が並ぶ。
爪の間の巨大な肉球は、爪間盤(そうかんばん、爪間板とも)という。
正解はツチイナゴの前脚。
ジャンプするときに滑らないための肉球と考えられる。

昆虫の脚はくらしぶり密接に関係している。

2013年8月11日、報告:自然観察大学 事務局O
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by sizenkansatu | 2013-08-11 18:36 | 昆虫など | Comments(0)

カメムシの夏-その1 カメムシの口器-4

7月末の暑い日に、水元公園に行った。

池のほとりのマユミに、キバラヘリカメムシがいた。
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幼虫は黄色と黒のポップな色合いで、背面にとげが二つある。
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マユミの果実を吸っているのだが、ここで注目したいのは口吻だ。
口針を刺した上の写真では、鞘(さや)は完全に離れて後方にたたまれている。
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ふだんは、口針は鞘に収まっている。

こちらはキバラヘリカメムシの成虫。
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同じく、鞘に収めて後方へたたむ。
この状態はどのカメムシも同じだと思う。

観察をつづけていると、吸汁しそうになった。
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口もとを拡大してみよう。
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幼虫同様に、口針が鞘から離れている。
残念ながら、このあと元の鞘に収めてしまったのだが、これまで私が観たカメムシの口器とは、まったく別のタイプであることがわかった。
この口吻が予想外であったという私の気持ちは、カメムシ好きの方ならご理解いただけると思う。

ほかにどんなタイプがあるのか? それらは食生活と関係があるのか? 
… 今後も引き続き観察していきたい。

※ 参考:過去の記事
ツノアオカメムシ カメムシの口器-1 
アカスジカメムシ カメムシの口器-2 
ホソヘリカメムシ カメムシの口器-3 

※ ついでに、過去のキバラヘリカメムシの記事もご覧いただけるとありがたい。
カメムシの心霊写真  


次回はキバラヘリカメムシの脚の話。

2013年8月9日、報告:自然観察大学 事務局O
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by sizenkansatu | 2013-08-09 23:10 | 昆虫など | Comments(0)

千葉ニュータウンでの観察-6 アシナガヤセバエ

前回報告したクヌギの樹液に来ていたアシナガヤセバエをよく観よう。

※ 前回の報告はこちら 

スズメバチが怖くて現場で撮ることはできなかったので、採集しての撮影だ。
(今回の報告は、だんだん拡大写真になるので、虫嫌いの方は要注意)

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凛としてなかなかかっこよい。
漢字では 〝脚長痩蠅〟 だろう。
脚が長くてスマートという名称はたしかにそのとおりなのだが、イメージ的にはどうだろうか。
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おそらく ホシアシナガヤセバエ という種類だと思う。全体のシルエットは、ハエというよりはカやガガンボのようだ。

蝿と蚊の区別で悩む人はいないと思うが、中間的なアシナガヤセバエのようなのもたくさんいる。
どちらもハエ目(双翅目)に属し、ハエ・アブ類は触角が短いので短角亜目、カ・ガガンボなど触角の長いのが長角亜目とされる。

頭部を拡大してみよう。
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触角はハエにしては長大だが3節しかなく、ハエ目の条件に合っている。先端の刺毛の感じも明らかにハエだ。
口器が折りたたまれているところもハエ。

前から観てみると、なかなかしっかりした触角に、烏天狗のような口。
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先端のちょぼちょぼした毛は、樹液を舐めるときに効率が良いのだろうが、私の知るハエの口とはかなり構造が違うようだ。
この口でどうやって舐めるのだろう?

などと考えていると、突然びょ~んと飛び出してきた。
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す、すっ、すごい!

2013年8月6日、報告:自然観察大学 事務局O
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by sizenkansatu | 2013-08-06 23:08 | 昆虫など | Comments(0)

千葉ニュータウンでの観察-5 樹液に集まる昆虫

林縁のクヌギ。
みんなで仲良く食事中のところへ、派手な翅音とともにオオスズメバチが登場した。
少し離れたところに着地し、背後から近づく。
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先客たちに対して配慮もためらいもなく、ズンズン割り込む。
傍若無人な振る舞いに、カナブンたちはタジタジ。
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〝鳴く子と領主様とオオスズメバチにはかなわん〟と、みな隠れてしまった。
あとから来たヒカゲチョウの仲間も近づけない。

この時期(6月末)のオオスズメバチは女王の可能性が高い。
身体もかなり大きかったので、たぶん女王なのだろう。
スズメバチの仲間は、成虫で越冬した1頭の女王蜂から家族の一年がはじまり、新生の働き蜂が活動をはじめるのが6-7月だそうだ。

暴君という呼称を女王に対して使ってよいかどうかわからないが、このスズメバチの振る舞いは暴君そのものだった。先客を蹴散らすだけではなく、あとから飛来した他のスズメバチも大顎で威嚇して追い払ってしまう。
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こちらは アシナガヤセバエ。
手のつけられない暴君を遠巻きにして見ている。

しばらくして、満腹したのか暴君スズメバチがやっと飛び去った。
隠れていた民衆はすぐに集まってくる。
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カナブンとアシナガヤセバエ(画面中央下)だ。

近くで観たらこんなのもいた。
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ヨツボシオオキスイ。体長1cmほど。よく見ると美しい。

怪しい影が、サササッと登ってくる気配がした。
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モリチャバネゴキブリ!
チャバネゴキブリにそっくりだが、こちらは野外生活専門だ。

ここで注目したいのが、樹液である。
いつのまにか溢れんばかりになっている。
樹液の湧き出る量もすごいが、さっきまでそれを全部飲んでいたオオスズメバチもすごい!
さすが暴君!!

感心している場合ではない。今にも滴り落ちてしまいそうだ。
〝もったいないから舐めてみようか。どんな味か?〟
〝でもゴキブリのおすそ分けをいただくのは、人間の尊厳が…〟

などと考えていたら、背後からブーンというスズメバチの翅音が近づいてきた。
巣の近くでない限り、まず襲われることはないと聞いているが、やっぱり怖い。

勇気を奮って近寄って撮った。
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さっきのオオスズメバチと同じ個体かどうかはわからないが、かなり大きい。
あふれそうだった樹液を、あっという間に飲みつくしてしまった。

次回はアシナガヤセバエについてご報告させていただく。

2013年8月1日、報告:自然観察大学 事務局O
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by sizenkansatu | 2013-08-01 19:45 | 昆虫など | Comments(0)

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