自然観察大学ブログ

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中山道和田宿周辺の観察-4 川虫さがし編(ヒラタドロムシ)

文末に追記しました(6月5日)
再度追記しました(7月22日)

初対面のヒラタドロムシ幼虫。
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これがヒラタドロムシという甲虫類のグループであることは、あとで調べてわかったことである。
カイガラムシかコナジラミの幼虫、あるいはワラジムシにも似ていて、これで甲虫とは、ちょっと信じがたい。

失礼して、ひっくり返してみた。
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甲羅のような笠のような裏側に、本当の姿があった。
ちょっと頼りないが、ちゃんと6本の脚があって、確かに昆虫らしい。
そういえば、カメノコハムシの成虫にも通じるところがある。

石に貼り付いているわけではなく簡単に裏返すことができたのだが、極端に扁平な円盤形であることで、流されないのだろう。よく観ると周縁部には細かな毛があって、これも整流の役割を果たしているらしい。
鰓(えら)もないようだし、水中でどうやって呼吸をしているのか?
甲羅の下に空気をためておくのだろうか?
空気を取り入れても水流に耐えることはできるのか?

…そんなことを考えていると、ヒラタドロムシはゆっくりと体を丸めはじめた。
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V字腹筋? それとも柔軟体操?
どうやら起き上がりたいらしい。
ひとしきりもがいた後、今度はエビ反り!
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脚をウニョウニョと動かすが、これもゆっくり。

やっと脚が引っかかって、体の引き起こしにかかる。
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起き上がる時もスーパー・スローモーション。
普通の昆虫ならパッと体を反すものだが、ヒラタドロムシの場合は〝ギギギィ~〟という感じ。(音はしないが)
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無事にもとの体勢に戻ったのだが、脚をひっかけて起き上がりはじめてから、ここまで10秒近くを要している。
なにかと常識はずれの虫だ。

ヒラタドロムシは謎の多い昆虫のようだが、詳しくは次を参照いただきたい。
『日本産ヒラタドロムシ図鑑』(林成多)


教えてください

上の幼虫と一緒にいた虫。
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もしかしたらヒラタドロムシの成虫ではないかと思うのだが、上記の図鑑では一致するのが見当たらない。ヒラタドロムシという名前なのに、厚みがある。
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裏返して見た。
成虫は3頭いたのだが、幼虫を撮っている間にどこかへ消えてしまった。
この成虫の正体がなんなのか、ヒラタドロムシの成虫なのか、どなたか心当たりのある方は、お教えいただければありがたいです。


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成虫はマルガムシでした (6月5日追記)

不明の成虫について、「日本産ヒラタドロムシ図鑑」の林成多先生に思い切って質問をさせていただいた。
林先生からさっそくご回答いただき、成虫は マルガムシ であった。
ガムシは腹側に牙のような突起(これが牙虫の名前の由来だそうだ)があるものとばかり思っていたのだが、牙がないものも多いことがわかった。(浅学!)

なお、幼虫のほうは ヒメヒラタドロムシ で、両種とも山地の渓流に生息するということであった。
林成多先生、ありがとうございました。

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ヒメマルヒラタドロムシだそうです(7月22日追記)

林成多先生からご連絡いただき、ヒメヒラタドロムシではなく ヒメマルヒラタドロムシ に訂正いたします。
ヒメヒラタドロムシというのもいて、これとは別種だそうです。
林成多先生、かさねがさねありがとうございました。

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2013年5月29日、報告:自然観察大学 事務局O
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by sizenkansatu | 2013-05-29 07:07 | 昆虫など | Comments(0)

中山道和田宿周辺の観察-3 川虫さがし編(キタガミトビケラ)

今回のお目当てはキタガミトビケラとの再会だ。
この虫をはじめて観たときも非常な驚きであったのだが、水中姿勢はさらに興味深いことを知り、実物を見たい! と願っていたのであった。
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明るく、緩やかな清流。

石をかえすと、キタガミトビケラはすぐに見つかった。
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なんと、一つの石に3頭! 
もう、みんな筒巣から顔を出している。
それにしても、すごい密度!!
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さっそく糸をかじって、筒巣の切り離しにかかる。
こりゃいかんと、すぐに石を戻す。
彼らの切り離し行動はとても面白いのだが、今回の目的は水中姿勢であって、切り離しはすでに観察済みなのだから、そっとしておこう。

※ 切り離し行動は 『中山道和田宿にて-3』 ⇒ http://sizenkan.exblog.jp/13566765/

観たかった水中姿勢はこれ…
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筒巣から上半身を乗り出して脚を開き、獲物が流れてくるのを待つ。
獲物になる小昆虫にとっては、キタガミくんの姿は悪魔のように映ることであろう。

※ しつこくてすみませんが、拡大写真はこちら  

しかし、キタガミくんのほうだって、けっしてのんびりと獲物を待っているわけではない。
石の壁面に付着糸で筒巣を貼り付けているのだが、上下左右に激しく揺れ続けて、一瞬たりとも休むことはない。
けっして速い流れではないのだが、小さなキタガミくんにとっては超の字のつく激流であろう。
この状況で睡眠不足にならないのかと、他人事ながら心配してしまう。

話はそれるが、撮影には少し仕掛けが施してある。
水中の虫を撮るには、できるだけ水深を浅くした方がよいので、石の下に小石を挟んで、キタガミトビケラが水面下すれすれになる位置に調整してあるのだ。
日の当たる角度にすることも大事。
この仕掛けを何か所かにセットし、キタガミくんが捕獲姿勢に入るのを待つことしばし…
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そのうち、あっちでもこっちでも顔を出して、狂喜しながら対応に追われるワタシ。
飛び回っているうちに、胸ポケットから携帯電話が落ちてしまったのだが、それどころではない。

撮影はなかなかに難しく、水面下で激しく揺れるため、ピントを追いかけるのは不可能だ。そのうえ、波立つ水面が光って見えなくなることが多く、確率は非常に悪い。
キタガミトビケラはたくさんいるし、捕獲ポーズは長時間つづけてくれるのだが、中腰で屈んだ姿勢で二時間近く粘ったのに、何とか満足できるカットは10枚ほどであった。
あぁ、腰が痛い。

余談ですが…
水没した携帯電話は、サービスショップで見てもらったら一時的に動き出したが、いつ止まってもおかしくないと脅され、交換した。同じ機種なら保険適用で無料の由。店員のお嬢さんからはスマートフォンをすすめられたが、私はガラパゴスで行きます。

2013年5月26日、報告:自然観察大学 事務局O
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by sizenkansatu | 2013-05-26 00:44 | 昆虫など | Comments(4)

中山道和田宿周辺の観察-2 川虫さがし編(その1)

林道沿いを源流付近まで登ると、真っ先にカゲロウの成虫に出会った。
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エフェメラ(妖精)の名にふさわしい、可憐で儚さを感じさせる姿。

カゲロウには成虫の前に亜成虫というのがあって、全身が淡い色なので、これはもしかすると亜成虫なのかもしれない。種名どころか、成虫か亜成虫かもわからないという情けなさ。
う~む。やっぱり川虫はややこしい。

※ カゲロウ目は、幼虫 → 亜成虫 → 成虫 という変態をする。亜成虫の写真は 『紀州の話-3』 をご覧いただきたい ⇒ http://sizenkan.exblog.jp/14378050/

さて、さっそく石の裏を観ると、カワゲラの幼虫。
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大型のカワゲラで、尾毛の先まで4-5cmはありそう。
頭部から胸部にかけてのおどろおどろしい紋様は、水木しげるの妖怪漫画を思わせる。
この姿では、街の共同浴場で “入浴お断り” と締め出されそうだ。
これだけ特徴的な紋様があれば、あとで図鑑を見れば種名がわかると思ったのだが 〝紋様には変化が多いので頼らないこと〟 とある。アマかった!
なお、脚の付け根の白くてモヤモヤして見えるのは鰓(えら)で、「原色川虫図鑑」では、水中の生体なので、鰓がきれいに広がっている。

次はトビケラの幼虫。
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石をひっくり反して観ていると、すぐに筒巣から顔を出す。
ミノムシそっくりで、トビケラが蝶・蛾に近いことが実感できる。

水面から突き出た枯れ枝に成虫がいた。
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トビケラの成虫で間違いないが、種名は不明。
特徴的な斑紋があるので、ネットで調べれば名前がわかると思ったのだが…
トビケラの成虫の図鑑がほしいところだ。

2013年5月22日、報告:自然観察大学 事務局O
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by sizenkansatu | 2013-05-22 12:42 | 昆虫など | Comments(0)

中山道和田宿周辺の観察-1 雑草編

5月の連休に、中山道和田宿へ行った。
その時のことを何回かに分けて報告させていただくが、今日はその一回目。

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こんな光景を見ると、ついうれしくなって口元がほころんでしまう私。
やっぱり雑草ファンなのだろう。

関東に比べると一か月近く季節が遅いので、雑草のベストシーズンを二度観ることができる。
草種を確認すると、オオイヌノフグリ、ヒメオドリコソウ、ハコベにシロツメクサ、セイヨウタンポポ。それらの見慣れた雑草にイヌナズナが混じる。
イヌナズナは関東ではトンと見かけないが、こちら信州では、ご本家のナズナよりも多いくらいだ。

おあつらえ向きに、両種がならんでいた。
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右の白いのがナズナで、左の黄色いのがイヌナズナ。


カキドオシは、とくに好きな雑草のひとつ。つい何度も撮ってしまう。
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下唇を突き出したような形は、やっぱりシソ科の唇形花だ。
下唇の奥の方にある半透明の毛は何のためにあるんだろう。
訪花した昆虫のために足場を提供しているのだろうか…

白いヒメオドリコソウがあった。
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白いホトケノザは観たことがあるが、ヒメオドリコソウでははじめて。
アルビノなのだと思うが、赤紫の同僚との競争に耐えていけるだろうか…

ほかではどうなのかとネットで調べると、興味深い情報が見つかった。
10余年間かけて、安定的に白いホトケノザを栽培している方の話  ⇒ http://flat.kahoku.co.jp/u/ozozoz/iw1v8ebPT6HQxspgfXjt/

山のほうへ向かうと、水路わきにはネコノメソウが花を開いていた。
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ネコノメソウの仲間は花弁がなく、花びらに見えるのはがく。
ネコノメソウは雄しべが4個ということだが、これは8個なのでミヤマネコノメソウ(別名イワボタンともいうらしい)のようだ。


余談ですが…

中学校の校庭に、雑草のみごとな築山があった。
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この学校は、グランドにもふんだんに雑草がある。
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どうです。癒される校庭!

この校庭は中心部だけ草取りがなされ、このときはちょうど体育の授業が行われていた。生徒と雑草の共存の姿である。
この学校で育つ諸君! 今は気づいてないかもしれないが、あなたたちは幸せです!!

なお、この学校は2009年発行の「校庭の雑草」(岩瀬徹ほか、全国農村教育協会)で、巻頭に掲載されている長和町立和田中学校。
往時のままの校舎もあって、映画のロケなどでたびたび利用されるそうだ。

2013年5月18日、報告:自然観察大学 事務局O
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by sizenkansatu | 2013-05-18 08:56 | 植物 | Comments(5)

江戸川べりの観察-17 クロハネシロヒゲナガとオオスズメノカタビラ

久しぶりに江戸川べりの観察の話。
前回の16話は、去年の12月だったので、なんと5か月ぶりだ。

5月5日に、クロハネシロヒゲナガを観た。
自然観察大学の定例観察地である、見沼田んぼ、野川公園、岡発戸の3箇所では、毎年のように観ているのだが、私の通う江戸川べりではこれまで見かけたことはなかった。
それを今年初めて観たのである。

ヒゲナガ君は、5月初旬限定の愛嬌者だ。
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雄の触角が異様に長く、触角を広げてヤジロベエのような姿勢。
飛ぶときもこのままの姿勢で、フラフラというか、オタオタというか、ゆっくりと不器用そうに飛ぶ。愛嬌があって、一度観たら忘れられない。
一見つらそうだが、けっこう活発に飛び、小さいくせにとても目立つ。

昨年5月、クロハネシロヒゲナガ(長い名前!)を紹介させていただいたのだが、江戸川べりでは今回初めて観たので、ヒゲナガ君に再登場いただいたしだいである。
参考:クロハネシロヒゲナガ -名前の謎- ⇒ http://sizenkan.exblog.jp/15956428/

それにしても、どうしてこんな長い触角になったのか、どんな役割があるのか?
どう見ても、生きていくためには邪魔だと思えるのだが… 
ご存知のかたはぜひ教えていただきたい。

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光の当たり方で黒にも観えるが、実は黄金色/濃紫色の神々しい姿。

江戸川べりのこのあたりは、すこし前に大がかりな護岸工事が施され、植生が一変した。オオスズメノカタビラも工事後に群生するようになったようだ。
そのことと、クロハネシロヒゲナガの登場は、関係があるように思う。

クロハネシロヒゲナガの食草は、オオスズメノカタビラ、ネズミムギ、ホソムギなどとされているが、私はオオスズメノカタビラがいちばんアヤシイと考えている。
前述の3箇所の定例観察地でも、ヒゲナガ君のいるところには必ずオオスズメノカタビラがあった。
これらの雑草が混生していることも多かったが、ネズミムギ・ホソムギだけの群生地(この2種は中間的なものもあって見分けが超困難)ではヒゲナガ君を観た記憶がないのである。

オオスズメノカタビラとはどんな植物か、図鑑を見てみよう。

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左は 「形とくらしの雑草図鑑」(岩瀬徹、全農教) の該当項目を抜粋させていただいたものである。

オオスズメノカタビラは、明治時代の帰化雑草だそうで、けっこうな古株なのだが、最近(といってもここ10年ほど)目立ってきているように思う。

名前はオオスズメノカタビラだが、スズメノカタビラにはあまり似てなくて、むしろナガハグサやイチゴツナギ類に似たイメージだ。


もっとも、上の写真は図鑑らしく穂がきれいに開いた形のもので、ヒゲナガ君が姿を見せる5月はじめの穂は次のような感じ。
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出穂して、まだ展開していない状態である。

季節限定のヒゲナガ君の珍妙な飛翔シーンは、今年はもう観られないかもしれないが、来シーズン以降どうなるか、オオスズメノカタビラともども、気になるところである。

2013年5月13日、報告:自然観察大学 事務局O
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by sizenkansatu | 2013-05-13 17:09 | 植物と虫 | Comments(0)

上田城の攻防 -エゾタンポポとセイヨウタンポポ-

連休中の一日、長野県の上田城に行った。
上田城は真田昌幸によって築城され、自らの指揮のもと、子息の信之・幸村らとともに二度にわたって徳川の大軍を退けた城として知られる。小城ではあるが、実戦で証明された正真正銘の名城なのである。

現在、城跡は公園となり、周囲には広場や運動場などがあるが、往時は湿地、泥濘地で囲まれた難攻不落の城であったという。
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これは現地の案内板。
内堀は本丸全体を囲んでいるわけではなく、コの字型で、堀のない方面(地図の芝生ひろば)へは絶壁となっている。

ということで上田城の概略を頭において、タンポポのようすを観察しよう。
春に古城を訪れるときは、タンポポの攻防戦を観るのが楽しみなのである。
いわば 〝タンポポ版攻城シミュレーション〟 だ。

参考:岩瀬先生の彦根城のタンポポ観察の話 ⇒『籠城する? カンサイタンポポ』
※話のたねのテーブル過去の記事一覧表からNo.25をクリック (若干、手間がかかります)
http://www.zennokyo.co.jp/table/index_table.html


さて、地図の右手の〝二の丸橋〟からの写真。
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明治期に土塁に植樹されたケヤキが上空をおおい、何とも素晴らしい新緑の眺め。
地図の 〝けやき並木遊歩道〟 というところである。かなり深くて急な斜面で、空掘としてもみごとだ。

さてこの空掘へ下りる通路のタンポポは…
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りっぱなセイヨウタンポポだった。
徳川軍だって、ここら辺までは寄せていたのであろう。
まぁ、許してやろうではないか。

この空掘の底で、一株だけ発見したエゾタンポポ。
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セイヨウタンポポに混じって奮戦中というところか。

この先、城の内外での攻防戦はどうなっているのか… 興味津々である。

さて、空掘を渡って駐車場を過ぎると、内堀がある。
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これまた見事な眺めだが、攻城にはやっかいな堀だ。

話はそれるが、真田昌幸は城内から穴を掘り、北方の山中に出口があって兵站(物流)に困らなかったという。この遠くの山なのだろうか。だとするとかなり長いトンネルになる。

堀を渡ったところに櫓門(やぐらもん)がある。
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地図の 〝東虎口櫓門〟
櫓は復元されたものだが、画面中央の大石は 〝真田石〟 と命名された築城当時のものということである。巨大すぎて誰も動かせなかった、と傍らの由緒書にある。

櫓門を抜けると、いよいよ本丸である。
セイヨウタンポポの侵攻はどんな戦況か?
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本丸内は整備された公園になっている。
画面右端の通路わきのタンポポはセイヨウだ。
やはり、これだけ人の手が加わり往来が激しければ、セイヨウタンポポに置き換わるのも仕方がないことだろう。

本丸内は舗装路があって、その奥の方は一段高くなっている。上段は過度に手を入れることなく、いい感じになっている。(地図の本丸内の上半分)
この段差の境界上にあったのは…
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エゾタンポポである。(やったね!)

嬉々として本丸内をチェックすると、どれもこれもエゾタンポポである。
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エゾタンポポは、総苞が太くがっちりしていて、実にたのもしい。
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本丸の中心部は、どこを観てもエゾタンポポがしっかりと守っていた。

ところが…
北東の一角から、土塁を越えてセイヨウタンポポの大軍が押し寄せていた。
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雪崩のように、斜面を下りてきている。エライことだ。
北東という方角はやはり 〝鬼門〟 なのだろうか。
がんばれエゾタンポポと言いたくなった。
今後の攻防が気になるところである。


余談ですが…

巷では今、真田幸村がブームらしい。
上田城本丸内では、〝NHK大河ドラマで真田幸村を実現しよう〟 という署名活動をやっていた。
かつて立川文庫の影響で幸村と真田十勇士が大人気だったように、いまはゲームの影響なのだろうか。事情通に聞くところによると、織田信長、伊達政宗、真田幸村が人気トップ3なのだそうである。
この上田城を築城したのは父親の昌幸であり、徳川軍を二度にわたって退けた際に采配を振るったのも昌幸である。幸村が嫌いなわけではないが、歪んだ人気に一言いいたくなってしまった。
そうは言っても、しっかり署名して、観光みやげの〝真田十勇士手ぬぐい〟を買ってしまったのだが…

2013年5月8日、報告:自然観察大学 事務局O
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by sizenkansatu | 2013-05-08 18:41 | 植物 | Comments(0)

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