自然観察大学ブログ

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アカスジカメムシ カメムシの口器-2

※ 先に、前回の『ツノアオカメムシ カメムシの口器-1』をご覧ください。

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アカスジカメムシがウイキョウの子房を吸収している。

よく観ると、前回のツノアオカメムシと口器の感じが違う。
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口吻(鞘の部分)の前に、細長い舌のようなものがあるが、口針とは違うようだ。明らかに短い。
口針はどうなっているのか?
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ほら、やっぱり口針とは違う。
(触角がこうしてたためるのも驚き!)

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とどめの写真がこれ。口吻がジグザグになっているが、口針は見えない。
口吻と口針が一体になっているということだ。

キンカメムシ科のアカスジキンカメムシは、この “一体型” だと聞いたことがある。残念ながら自分の眼で確認できていないのだが、写真を見せていただいたのでそうなのだろう。

アカスジキンカメムシをご存じない方へ : 『安土城跡とハンミョウ/光っているようで、光っていない』
⇒ http://sizenkan.exblog.jp/11770382/


まとめ カメムシの口器の二つの形式

図にしてまとめてみよう。(素人なのに、エラそうにしてすみません)
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左は、ふだん真っ直ぐな口器で、刺すときに口吻(鞘)がたたまれ、中から口針が突き出る。これを“分離型”としよう。ツノアオカメムシをはじめとする普通のカメムシはこれ。
右はジグザグの折りたたみ式の口器で、口吻と口針が一緒に曲がる “一体型”。アカスジカメムシとアカスジキンカメムシはこのタイプらしい。

アカスジカメムシと、ツノアオカメムシはどちらもカメムシ科に属し、アカスジキンカメムシはキンカメムシ科とされている。
キンカメムシ科は小楯板が腹部背面を覆うので特異なカメムシといえるのだが、カメムシ科のアカスジカメムシも同じような小楯板だ。(前々回の記載を参照)

カメムシ科とされるアカスジカメムシだが、小楯板と口器はキンカメムシ科と同じ構造ということになる。
また眠れなくなってしまった。

以上の疑問について、カメムシフリークのSKさんに調査・取材をしていただくことになった。結果を期待しよう。

2012年7月27日、報告:自然観察大学 事務局O
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by sizenkansatu | 2012-07-27 13:25 | 昆虫など | Comments(7)

ツノアオカメムシ カメムシの口器-1

アカスジカメムシの口器について書くつもりだったが、予定変更してこちらを紹介させていただく。

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ツノアオカメムシは、絶妙な色合いで美麗種とされている。
この日はカエデ類の樹液を吸っていた。(撮影は7月中旬の長野県)
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凛々しい姿にしばし見とれる。

メイプルシロップを採るくらいなので、カエデの樹液は甘く美味しいのだろう。こちらをにらみつけながらも吸汁は止めない。ときどき全身を上下動させ、さらに深く刺し込もうとしているようだ。

それにしても硬く厚い樹皮に口針を通すのだから、たいしたものだ。刺しているのは枝ではなく径30cmほどの幹なのである。

横から撮らせていただく。
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カメムシの口器は鞘状の口吻(こうふん)に包まれる形で、中に口針がある。
写真の折れ曲がった肌色の口器が口吻で、平常時は真っ直ぐになっている。
黒色の細いのが口針。口吻が曲がった分、口針が深く刺さっていくということだ。

ちなみに、口吻は下唇が細長く変形したもので、口針は大あごと小あごの変形したものだそうである。口針からはポンプ作用によって消化液の注入と消化物の吸収がなされるそうである。
カメムシ目の昆虫が繁栄している要因のひとつは、高度に適応したこの口器によるものだそうだ。

※ 日本農業害虫大事典(全農教、梅谷献二・岡田利承編)、カメムシ類概説より。該当項目の著者は立川周二。
※ 同書籍は無料会員登録により電子書籍(全文のPDF)が閲覧可能である。
 ⇒ http://www.boujo.net/jiten-gaichu
 

長くなってしまったが、一般的なカメムシの口器を書かせていただいた。
次回はやっとアカスジカメムシの口器。


おまけ

すぐ近くの樹上(ナラ類?)に、別のツノアオカメムシがいた。
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背面の金緑色も好いが、この角度から見た姿があまりにもかっこいいので、ついでに掲載させていただいた。

よく観ると口器の先端に大きな水滴がある。
腹いっぱい吸汁して、もどしているのだろうか?

2012年7月26日、報告:自然観察大学 事務局O
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by sizenkansatu | 2012-07-26 19:13 | 昆虫など | Comments(0)

洒落者のアカスジカメムシ

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アカスジカメムシはウイキョウがお好きなようで、いつもここで見かける。
くっきりした縦縞とだんだら模様のふちどりで、なかなか洒落たカメムシだ。

こまかいことを言うと、腹背を覆うのは翅でなく小楯板。
小楯板(しょうじゅんばん)というのは普通、前翅の間にある三角形の小さな部分だが、アカスジカメムシでは巨大化してほぼ全面を覆っている。キンカメムシの仲間やマルカメムシの仲間も同じだ。

腹面はまだら紋様で、ちょっと野性派のイメージ。
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脇の下(?)に見えるアナは臭腺のようだ。
※ クリックして拡大してご覧ください。

消臭作戦?

アカスジカメムシは臭わないという説があるが、そういえばカメムシにクサイ思いをさせられたことはない。念のため捕まえて確認したが、フェンネルの好い香りがした。

ウイキョウ(英名フェンネル)には、消臭・芳香効果があるというが、アカスジカメムシは自分がクサイのを気にしてウイキョウを食べているのか?
さすが洒落者だ!

産卵シーンに遭遇

一頭が産卵をしていた!
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尻から一個ずつ、ゆっくりと産卵する。卵がモリモリと出てくる感じがお分かりだろうか。
(柔らかそうな卵に爪をひっかけているのがちょっと心配…)
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産卵を終えた母親は、満足気にしばしたたずんでいた。

一週間後の7月21日、雨の合間に、ようすを観に行った。
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無事にふ化していた。
めでたし、めでたし。

次回はアカスジカメムシの口器の話。

2012年7月24日、報告:自然観察大学 事務局O

【追記】2012年8月21日に『アカスジカメムシの幼虫』を記しました ⇒ http://sizenkan.exblog.jp/16670358/
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by sizenkansatu | 2012-07-24 20:04 | 昆虫など | Comments(4)

ウイキョウの花

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ウイキョウは古来より薬用に利用され、健胃、鎮痛、芳香・消臭などの効能があるという。
また英名でフェンネルとも言って、ハーブやスパイスとしても利用されるようになった。
そのためか、植栽されたものをあちこちで見かける。

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つぼみのときは、花序全体が包葉に包まれる。
精密!

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セリ科らしい散形花序(こまかく言うと複散形花序)だが、ちょっと変わった花だ。
花弁は内側に巻いて、雄しべも雌しべも見当たらない。

雄しべの着いた花を見つけた。
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孤軍奮闘、一個だけ突き出した雄しべ。

さらにほかの株を探すと、立派な雄花があった。
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花序の周辺部の花に雄しべが見える。これは両性花で、中心部の坊主頭のようなところが雌しべの柱頭なのだろう。
となると、雌株と両性花の株に分かれた雌雄異株ということだろうか?

もう一つ気になることがある。
花序の周辺部には雄しべがあるが、中央部はない。雄花期と雌花期ということなのだろうか?
ウイキョウの両性花は雌性先熟ということだろうか…

事典やネットで調べても、ウイキョウの花の作りや雌雄のことが書かれたものは見当たらない。
どなたかご存知の方は、ぜひご教示ください。

アリが集まるのはなぜか雄しべのある花。
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ハナアブなど訪花昆虫も、雄しべありの方に集まるように観えた。
自然の摂理というものだろうか。

ウイキョウの花の時期には、必ずと言ってよいほどアカスジカメムシがいる。
次回はこのハイカラ(死語?)なカメムシの話をさせていただく。

2012年7月23日、報告:自然観察大学 事務局O
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by sizenkansatu | 2012-07-23 12:54 | 植物 | Comments(0)

ツユクサ-3 マルバツユクサ

マルバツユクサは関東ではあまり見られないが、中部以西の地域ではどこにでもある雑草だ。
繁殖力が強く、ミカン園などの雑草として問題となっていると聞く。

このマルバツユクサを、近所で発見した。
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葉は幅広く縁が波打つようになる。全体はツユクサよりも低く広がる形。
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花はツユクサよりかなり小さく、測ったわけではないが半分くらいの大きさだろう。
マルバツユクサは一つの苞から2個の花が同時に開いている場合が多い。(7月19日のツユクサの項参照)

6、7年前に、近所(千葉県市川市)の家庭菜園のまわりでマルバツユクサを観たのだが、このときは一株だけで、そのあといつの間にか消えてなくなってしまった。
八王子あたりで増えているという情報があり、その一方では安定して増えることなないようだという情報もある。
今回観たマルバツユクサは道路わきの法面に群落が広がっていたが、これが今後どうなるか、注目していきたい。
マルバツユクサは地上の普通の花のほかに、閉鎖花(へいさか)を地下に潜らせ、果実を着けるという。これもぜひ観てみたい。
また、たのしい課題ができた。


斑入りのツユクサ

話は変わるが、秋葉原の事務所の近くの植えマスに、斑入りのツユクサを見た。
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斑入りのツユクサというのははじめて見たが、ウイルスなどの感染で斑入りになることがあるのかもしれない。ギンスジツユクサという名前もあるようだが…

2012年7月21日、報告:自然観察大学 事務局O
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by sizenkansatu | 2012-07-21 13:47 | 植物 | Comments(2)

ツユクサ-2 芽生え

ツユクサの芽生えは5月はじめの観察だったが、ここで報告させていただく。

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ツユクサの芽生えは特徴があるのでわかりやすい。
傾斜地の芽生えなので、すこしへんだがおゆるいしいただきたい。
ちょっと見にはどうということのない芽生えだが、実は地下部に驚きの事実がある。

d0163696_1331919.jpg上の芽生えを掘り出し、洗ったものがこれ。

画面右に役割を終えてしぼんだ種子が残っている。
この種子からどう芽生え、どのように成長してきたのか…

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拡大してもよくわからないのだが、種子から細い柄が出ていて、それが付く箇所の上下に葉鞘のような部分があってわずかに段差が付いているのがお分かりだろうか。
実はこの柄と葉鞘のような部分が “ツユクサの子葉” なのだそうだ。
驚きの子葉だ。

このことは、この春に開催された千葉県立中央博物館の『芽生え』展で知ったことだ。

※ 博物館の案内 ⇒ http://www2.chiba-muse.or.jp/?page_id=233
企画展は2012年5月末日で終了していますが、7月20日現在でも上記サイトが見られます。この案内だけでも一見の価値ありです。


専門家とはいえ、これが子葉であるとはよくぞ解明したものだ。
実際の展示でも上の写真の状態の芽生えが紹介されていて、ツユクサの芽生えの時期を待って追体験したのだ。事前の基礎知識がなければこの子葉に気づくなんてことは、あり得なかっただろう。
ありがとうございました。

※ 当時、このブログでも「芽生え」展を紹介させていただきました。
『芽生えに注目!』    『「芽生え」展はパラダイス』 
 

ツユクサの発芽と子葉の状態を想像してみると…
①種子から子葉が出る(発芽したばかりの子葉はどんな形なのか?)
②子葉から本葉と根が出てくる(どんなふうに出るのか?)
③子葉が鞘状になる
④やがて成長し子葉は消える

といったことなのだろうか。
これを確認するには栽培する必要がありそうだ。また課題ができてしまった。

2012年7月20日、報告:自然観察大学 事務局O
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by sizenkansatu | 2012-07-20 13:28 | 植物 | Comments(0)

ツユクサ-1 花を観る

d0163696_1241452.jpgツユクサは漢字で書くと梅雨草ではなく、露草だという。
あるいはツキクサが由来(着色染料として利用された)だとも言われている。

ツユクサは夏の雑草の代表格だろう。もちろん私はツユクサの大ファンである。

ツユクサの花は一見して複雑な形をしているが、これをゆっくり観てみよう。
(文字が多くなりますがご容赦ください)

末尾のほうで一部を追記しました
(2012年7月21日)




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まず目立つのは、画面中央のπ(パイ)字型” と言われる3つの葯と、その下にある “人字型” と言われる葯、計4つある。これらは仮雄しべと言われ、実は受粉の役には立ってないという。
画面下に伸びる3本のうち、両側2本が本当の雄しべで、その間に雌しべがある。
雄しべは、全部で6本だ。

仮雄しべの役割は、派手な姿から花粉媒介昆虫を誘引するためとされている。しかし一方でツユクサはほとんどは自家受粉なのではないかとも言われている。
そういえばツユクサを訪花する昆虫はあまりいないような気がする。仮雄しべのアピール度は高いと思うのだが… うーむ。矛盾する。

角度を変えてみよう。
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本当の雄しべと雌しべがよくわかる。
その下の半透明の舌状に突き出ているのは花弁で、青紫の大きな2枚とあわせて合計3枚の花弁となる。

花を包む半月型の葉のようなものは “(ほう)”。
ちょっと失礼して、この苞をめくってみよう。
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開花中の花の右側に見えるのは、すでに終わった花で、俵形の果実ができている。
左端には未熟な蕾があるが、これは蕾のまま終わるのかもしれない。
ひとつの苞に3個の花があった。これらが順番に開花するのだが、3つと決まっているわけではなく通常1個から3個ということらしい。

さらにややこしいことに、右端にもう一本、細めの花柄が立っている。この直立する花柄にはほとんど花がつかないらしい。この日、多数の苞をめくって確認したが、すべてこの状態だった。

ずいぶん前になるが、一つの苞から二つ同時に開花するツユクサを観たことがある。
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このときは何も考えずに撮ったのだが、苞の中を想像すると、どうやらこれは直立の花柄の花と横向きの花柄の花が同時に開花したものだろうと推測される。

……………………………………………………
追記(2012年7月21日)
ツユクサに関して調べる中で、両性花と雄花があることを知った。
なかなかの植物ルーム/ツユクサ』にはツユクサに関してのたいへん詳しい観察記録がある。ぜひゆっくりご覧いただきたい。
 ⇒ http://www.juno.dti.ne.jp/~skknari/tuyu-kusa-top.htm 

たしかに上の写真の右の花には雌しべがないように見える。
今後の課題として観察を続けたい。
※ みなさんのご意見、観察報告をぜひお聞かせください。
……………………………………………………



参考: 『形とくらしの雑草図鑑』(岩瀬徹、全農教) にツユクサの花の分解が掲載されている。
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次回はツユクサの芽生えの話。

2012年7月19日、報告:自然観察大学 事務局O
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by sizenkansatu | 2012-07-19 12:55 | 植物 | Comments(0)

ルリチュウレンジ -都市生活者のくらし-

6月末日の朝、植えマスのツツジで、ルリチュウレンジを観た。
通勤途上であり、写真がイマイチなのはご勘弁いただきたい。

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一見真っ黒だが、よく観ると深い瑠璃色だ。(写真は明るくしている)
昭和通り沿いの両側にはツツジがズラーッと植栽されているのだが、毎朝決まった場所だけに多数のハバチがぶんぶん飛び交っていた。
どうして一か所に集中しているのか。ツツジの品種によるものか、それとも日の当たり方などによる環境なのか…

鎧のような体がわかるように露出オーバーにしたら、偶然面白いものが撮れた。
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葉を透過して、突き刺した産卵管が確認できる。
薄い葉に上手く刺すものだ。

ちなみにここは昭和通り(国道4号線)沿いで、すぐそばをつぎつぎに大型トラックが通り過ぎていく。

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好んで新芽に産卵するらしく、葉の縁からつぎつぎに産卵するので、こんなに凸凹になる。
下位葉は先輩たちに食べつくされ、中肋だけが残った状態。
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こちらは膨らみが大きく、変色してきているので、孵化が近いと考えられる。

数日後…
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幼虫がいた。ハバチの幼虫らしく、若齢期には集団で行儀よく並んで食べる。

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こちらは成長した幼虫で、このときは単独行動となる。
それどころか、同世代の幼虫はほかに見当たらない。生き残るのはたいへんなのだろう。

それにしても、どうして多数の卵をまとめて産むのだろう。
生存率が低くなってしまうと思うのだが…

  『チュウレンジハバチの幼虫人生』もぜひどうぞ
 http://sizenkan.exblog.jp/16062310/

2012年7月17日、報告:自然観察大学 事務局O
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by sizenkansatu | 2012-07-17 12:50 | 昆虫など | Comments(0)

アカツメクサに来た虫

ハナバチの舌のような口

アカツメクサを観ている間にミツバチが来た。
ミツバチは何度も撮っているが、アカツメクサとの組み合わせが好いので、夢中で撮ってしまった。
この蜂はニホンミツバチだと思うが… (間違ったらスミマセン)

…………………………………………………………………………………………………………
<お詫びと訂正> 2014年5月5日
U田先生から、セイヨウミツバチではなくハナバチの一種であるというご指摘をいただきました。
やはりというか、セイヨウミツバチにしては何となく違和感がありました。
U田先生、ありがとうございました。
…………………………………………………………………………………………………………
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ホバリングから着地寸前、残念ながらちょっとアトピン。

このあたり(江戸川の土手)では、セイヨウミツバチよりもニホンミツバチのほうを数多く見かける。
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吸蜜中が撮りやすいのだが、それでも次から次へとアッという間に移動する。さすが働き蜂。
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まれに動きを止めたと思うと、顔を隠してしまう。

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うおっ、長い口!
シツコク撮っていると、こんな場面にも会える。

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「おやっ、ちょっと味がおかしいぞ、花が古かったか?」(ミツバチのセリフ)
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「うへっ、酸っぱい!」

このミツバチは、のけ反りながら小刻みに震えていた。(動画じゃなくて残念)
ホントに酸っぱかったかどうかわからないが…

それにしても、こんなに長い口をどこにしまっておくんだろう。

ベニシジミ
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普通種で注目されることはないと思うが、よく観るとかなり美しい。
ベニシジミのファンクラブがあったら、入会してもよいと考えている。

コフキゾウムシ
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いつもはクズで見るコフキゾウムシ。
近くにクズがないから、仕方なくアカツメクサを食べていた。

セマダラコガネ
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見慣れないコガネムシだと思ったが…
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黒色型のセマダラコガネだった。足場が悪いのに、決死の思いで食べている。
花序にはたくさんの花があるから、少しくらい食べられても良しとするか。
何かのはずみで受粉に貢献することもあるだろうし…

ちなみに、普通のセマダラコガネはこれ。
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近くのヒルザキツキミソウの花を食べていた。外来雑草とはいえ無残な食べられかただ。

マメコガネ
何でも食べると言えばこれ。
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マメコガネは警戒心が強く、カメラを向けると後脚を上げて警戒ポーズをとる(意味不明ですが…)のだが、よほどアカツメクサが気に入ったらしく気づかないようす。
個人的にはタマムシにも匹敵するくらいの美しさだと思うのだが、あまりに普通種のためか注目されない。それどこか何でも食べる嫌われ者なのだ。北米ではジャパニーズ・ビートルの名前で極悪人扱いされているという。

コガネムシキラー
目の前でセマダラコガネがさらわれた。
追跡して犯人を確認した。
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ムシヒキアブの仲間で、シオヤアブの雄。(尻に白い毛の束がある)
ここでひと息いれて、すぐ、ブンッと飛び去った。

2012年7月11日、報告:自然観察大学 事務局O

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by sizenkansatu | 2012-07-11 08:10 | 昆虫など | Comments(0)

双頭のアカツメクサ

アカツメクサの花序が2個合着したダブルのものがあるという情報を得たので、近くの江戸川の土手で確認した。
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すぐに見つかった。双頭のアカツメクサだ。
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別の個体も見つかる。
花序の付け根を観てみよう。
d0163696_18211612.jpg
きれいに二つに分かれている。

このような双頭の花序は、群落ごとに一つか二つくらいはあった。
ごくラフな目測で、1%前後の確率のようだ。

今回の情報源は、先日の紅白花くらべのアカツメクサの開花順序を紹介していただいた “はた衛門” さんによる。
ご本人の 『草木365日/6月26日アカツメクサ』もご覧いただきたい
  http://hatazakura.air-nifty.com/blog/2012/06/626-13ca.html)

さらに観察を続け、手当たりしだいに、いろいろチェックしてみた。
d0163696_18225178.jpg
これには短い茎がある。
アカツメクサではふつう枝分かれした先に花序をつけるのだから、枝分かれが短い場合は上の写真のような姿になるのだろう。

…となると、その延長上で双頭のアカツメクサになるのではないかと考えられる。

2012年7月10日、報告:自然観察大学 事務局O
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by sizenkansatu | 2012-07-10 18:28 | 植物 | Comments(2)

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