自然観察大学ブログ

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トレンチ行動の待ち時間に観た虫

前回のトレンチ行動観察は、けっこう待ち時間があった。その間に観た昆虫たちを紹介させていただく。

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まずはウリハムシ
この角度から見ると愛嬌たっぷり。
この時の観察では、葉より花を食べる個体が多かった。口元には花粉が付いている。やはり花の方が栄養豊富なのだろうか。

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クロウリハムシ
チョビヒゲ風の口もとが、本家(?)のウリハムシよりもいっそうキュート。

あんまりかわいいので、もうひとつ別カット。
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尻振りダンス!

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ワタヘリクロノメイガがアレチウリの葉裏にポイととまって、尻振りダンスをはじめた。この蛾は、雄の尾端に毛状の鱗片の束があって、これをウリウリ、グネグネ、ゆっくりと廻す。ラテン系の血統を思わせるが、在来種のようだ。
尻振りによって誘因物質を発散させるのかと思ったのだが、フェロモンを出すのは雌だ。とするとこのウネウネ、グリグリは何なのだろう。視覚に訴えて雌を誘うのだろうか?
毎度お願いばかりで申し訳ないが、ご存知の方はぜひご教示いただきたい。

ちなみにワタヘリクロノメイガの名前の由来は、棉縁黒野螟蛾 = ワタに付く翅の縁が黒いノメイガ、ということなのだろう。
今の日本農業では棉は栽培されていないので、別名のウリノメイガの方がしっくりする。幼虫がキュウリなどのウリ類を食う農業害虫として知られているのだ。
http://www.boujo.net/handbook/saien/saie-80.html

2011年10月28日、報告:自然観察大学 事務局O
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by sizenkansatu | 2011-10-28 13:09 | 昆虫など | Comments(2)

小春日和

きのふにもまさる小春の一日かな (路幸)

・・・なんちゃって。
夏日だった昨日に続いて今日ものどかな小春日和でした。

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陽射しにつられてぶらぶらしていたら、タチバナモドキ(?)の若枝にアブラムシが群がり、そのアブラムシに蟻が群がっていました。蟻の動きはけっこうせわしないですね。

以上、ニュースにもならないようなニュースです。

2011年10月26日、報告:自然観察大学 品川駐在 小田
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by sizenkansatu | 2011-10-26 22:21 | その他 | Comments(0)

ウリハムシの円い食痕 -トレンチ行動-

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カラスウリの葉の円い食痕。ウリハムシの仲間の仕業だということは知っていたのだが…
これを “トレンチ行動” と言うのだと、先日、自然観察大学生のN村さんから、教えていただいた。(トレンチは溝、堀の意。トレンチコートは溝のある外套ということ)
ネットで調べると、ウリ類には苦味や粘性の成分があり、ウリハムシやクロウリハムシははじめに葉を円形にかじってこの液を遮断してから食べる、と掲載されていた。これは面白い!

さっそく見て確認しよう

これは観てみなければと、さっそく近くの河原のアレチウリを探してみた。
この時は10月初旬。少し遅いものの、まだいるはずだ。
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いた! このウリハムシ君は葉縁を利用し、効率よく半円形にかじってトレンチしている。
右隣にもさっきかじったらしいトレンチがある。二食分を用意し、まとめて食べる作戦だろう。
太目の葉脈を避けているところを見ると、あごの力は弱そう。
かじっている間にも触角をいそがしそうに動かしていた。警戒心が強いのか、近づきすぎると、驚いてかじるのをやめてしまう。気をつけねば…

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傷をつけ終わると、葉裏にまわって、乾くまでちょいと一服。
調理の仕込みを終えて、熟成を待つ心境だろう。
アレチウリの汁液は苦いのか、それとも粘性が強いのか… 触って確かめたいが、そうはいかない。

しばらくして、やっと食べはじめた。
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自分で料理した食事は格別なのだろう。
いくぶん警戒が緩んだような気がして、さらに口元をアップで撮ろうとして大失敗。
近づいた私の大きな顔に驚き、飛び去ってしまったのだ。残念。

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仕方がないので傷跡のアップ。
私も残念だったが、ウリハムシ君はもっと悔しいだろう。どこかでうらめしそうに見ているのかもしれない。

再チャレンジの時間がなかったので、ウリハムシとアレチウリの葉を採集して帰ったのだが、飼育状態でははじめからむしゃむしゃ食べてしまい、トレンチ行動は認められなかった。
しまらない結果報告で申し訳ない。また来年挑戦してみたい。

カラスウリは本当に苦いのか?

後日、カラスウリの葉をかじって味を確かめてみたら、苦くもないし、粘性もなかった。
とすると、トレンチ行動の意義も疑わしくなる。私とウリハムシの味覚が異なるということなのだろうか? 
さらにネットで調べると、トレンチ行動には異論もあるようだ。
どなたか真相についてご教示いただければ幸いです。

2011年10月26日、報告:自然観察大学 事務局O
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by sizenkansatu | 2011-10-26 19:58 | 昆虫など | Comments(1)

臆説「農作物」

<事務局より>
つる植物の話-5 「アレチウリ」 http://sizenkan.exblog.jp/14685102/ の余談で「農作物」の読みについて申し上げたところ、コメントで活発なご意見をいただき、さらには下記のような投稿をいただいた。自然観察とは離れたテーマだが、以下のとおり紹介させていただく。
駐在員の小田さん、ありがとうございました。

………………………………………………………

1.平安時代初期の「作物」 

 「種々作物」(「続日本紀」(797年)、「掘採之銅乏少、作物之数欠有」(『三代格』841年)、「相模国…中男の作物、紙・熟麻・紅花・茜・短鰒・堅魚・海藻」(『主計尞式』)等…
 「作物」をどう読んでいたのでしょうか? 
 古語辞典によれば、「漢語としては『さくぶつ』か。『もつ』は慣用音。」だそうです。
 では、「作物」とは何だったのでしょうか?
 古語辞典によれば、「人手で作ったもの。農産物・海産物、あるいは工芸品などに広くいったが、のちには農産物に限定していうようになった」とのことです。『三代格』の「作物」が銅製品であることは明らかです。『主計寮式』では種々の農産物や水産物ですね。
 少なすぎる資料からの大胆すぎる臆説として以下のことが言えないでしょうか。「作物」とは、
①はじめ、「人間の手が加わって生産された(=作られた)すべての物」を指していたが、
②やがて、農産物・水産物・鉱産物等を指すようになった。
③当時にあって「作物」とは、税制上の用語であった。律令制国家の下では、「租」(稲)は主税寮で扱われ、主計寮が扱うのは「庸」と「調」だった。したがって、「作物」とは、「租」(稲)以外の、「庸」「調」として扱われるすべての生産物を指していた。稲も「庸」として扱われる場合は「作物」だったのかもしれない。
 「作物」という言葉は、律令制国家の過酷な収奪に苦しむ民衆の汗と涙を体現した言葉だったのかもしれません。


2.江戸時代の「作物」

 「向島は百姓地だから、些(ちっと)は作物(サクモツ)のことも弁(わきま)へざあなるめへ」(滑稽本)いつの頃からか、呉音による「サクモツ」になっていますね。
 また、その意味は、「庸」「調」で扱われる農産物・水産物・鉱産物等すべての生産物を指していたものが、いつの間にか明らかに農産物に限定されています。これは、元来が「税」を表す言葉であったため、「税」の中心が農産物になった歴史を反映してのことであろうと思われます。また同時に、産業の中心が農業であった産業構造を反映してもいるのでしょう。
 注目すべきは、この用例から見る限りでは、つらい重い年貢、というニュアンスは皆無で、一般的に農作物を指しているだけでなく、読みようによっては、「作物」に対する一種の親しみ・愛着そして尊敬さえもが感じられなくもないことです。「作物」という言葉が「税・年貢」という意味から離れて一般化したこと、そのことによって、消費者の親しみと愛着の対象になっていったことが窺えます。それは生産者の立場から言えば「誇り」の対象でもあったのではないでしょうか? このことを知って私は嬉しくなりました。


3.明治時代の「作物」

 「さくもつ」
「狐も一生懸命、畠の作物(サクモツ)を蹴散らして・・・」(巌谷小波『こがね丸』)。江戸期の読みと意味をそのまま継承しています。『言海』(1866年)でも同様です。また『言海』には「農作物のうさくもつ・のうさくぶつ」はありません。この時代、この言葉はまだなかったのでしょう。富国強兵殖産興業の時代にあってもなお、「作物さくもつ=農作物」はすべての生産品の代表としてその名称を占有していたわけです。


4.大正時代の「作物」

 『言泉』(1921年・大正10年)では少々ややこしくなってきています。
 「さくもつ:田畑に植ゑて作るもの」江戸時代・明治期の栄光をなおも保持してはいますが、
 「農作物のうさくもつ:作物(さくもつ)に同。」「農作物のうさくぶつ:農作物(のうさくもつ)に同じ」という項もあります。これらについてはどう考えればいいのでしょうか?

 まず「農作物のうさくもつ」。なぜ新たに「農」が付いたのでしょうか? 
 一つ考えられるのは、識字人口の増大です。識字人口が少数だった頃は、耳で「さくもつ」と聞いて「農作物のことだ」と素直に理解していたはずです。しかし、字とその意味を知った人の中に「『作った物』と言えば他にもいろいろあるじゃないか。明確にするために『農』を付けようぜ」と思った人がいた可能性は十分あります。そしてまた、いったん「農作物のうさくもつ」という言葉が使われ始めるや、「『作物さくもつ』だけで『農作物』を意味するのだ」というこれまでの慣習的な理解は急速に失われていったにちがいありません。
 もう一つ。資本主義経済の急速な勃興の中できわめて多様な諸産業諸商品が誕生し、本来の意味での「作物つくったもの」を細かく分けて言葉で規定する必要も強くあったろうと思います。
 「農作物のうさくぶつ」これについては後で触れます。


5.現代

 「作物さくもつ」
 「作物さくもつ」だけで「農作物のうさくもつ」を指す、という古くからの意味は、「園芸作物」「換金作物」「救荒作物」「工芸作物」「商品作物」「飼料作物」「繊維作物」「染料作物」等の形で現代も生きてはいます。しかし一方、明治以降の資本主義経済の大発展と識字人口の飛躍的な増大の中で、「作物さくもつ」だけで農業生産物を指す、という意味はかなり薄れてきており、このことを知らない人も増えています。

 「農作物のうさくもつ」
 大正期の誕生時の事情がさらに強まって定着したのでしょう。
なお、現代の辞書ではこの言葉は正当な市民権を与えられていません。おそらくこれは「『作物さくもつ』だけで『農作物』を指すのだから、『農』は不要なのだ。重複規定なのだ!『危険が危ない・頭痛が痛い』とおんなじだ!」という理由から、辞書執筆者が見識を示したのでしょう。

 「農作物のうさくぶつ」
 この言葉は現代の辞書では市民権を得ています。おそらく「工作・物」「創作・物」「著作・物」と同じ構造の言葉として辞書執筆者が認めたのでしょう。しかし私はこの考えには賛成できません。なぜなら「林作物りんさくぶつ」「水作物すいさくぶつ」「海作物かいさくぶつ」等がないからです。「農作物」という表記を見て「のうさくぶつ」と読み間違え、これが普及定着していき、それが後知恵で「工作・物」「制作・物」系に取り入れられたのではないでしょうか? 論証はできませんがいかにもありそうなことです。しかし多勢に無勢。最早後戻りは無理でしょう。

6.活発闊達な論議を

 しかし、「歴史的に正しいかどうか」とか「多数派はどれか」とかの問題とは別に、「個人の言語感覚」「こだわり」の問題もあります。おそらく、この「個人の言語感覚」が多数寄り集まって最終的な多数派を形成しつつ、また新しく生まれる個人の言語感覚が多数集まって新たな多数派を形成していく、というのが言葉の歴史なのであろうと思います。
 大切なのは、この変化の流れを認めつつも、「ものわかり」がよくなってはならない、ということのような気がします。なぜなら、言葉に対するこだわりの背後には、それを使う人一人一人の思い -大げさに言えば感性や思想- が横たわっているからです。一人一人が個人の言語感覚にこだわり主張する、それらがわいわいがやがやああでもないこうでもないと交わされる中で最終的には新しい多数派が形成される、ということが必要であるように思います。これは、大げさに言えば、歴史の中における個人の主体性の問題、逆に言えば、個人が主体的に歴史の創造に関わろうとする意志の問題であるように考えます。Oさんたちの居酒屋会議はその栄えある歴史参加の一幕であったわけです。願わくば、「農作物」論争が日本の農業の豊かな発展に貢献しますように。以上。

2011年10月23日、報告:自然観察大学 品川駐在 小田
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by sizenkansatu | 2011-10-24 13:16 | その他 | Comments(5)

サギの足ゆすり漁法

10月2日、見沼田んぼの観察会の帰り道のこと。
通船掘で、間近にサギ(たぶんコサギ)を観た。
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(写真の露出を足にあわせたためにサギの体は白くすっ飛んでいるがご容赦いただきたい。)
足は淡い黄緑色かぁ…
なんてことを感心しながらていると、サギが奇妙な動きを見せた。
ゆっくりと差し出す足を、水面下でと小刻みに震わせているのだ。

 一歩踏み出しながら フルフル…
 また一歩出しては フルフル…


同行していたみんなは、驚きで顔を見合わせた。
「あれで餌を追い出して採るんでしょうか」
「もしかして、アンコウの提灯のように餌を釣るのでは?」
などとヒソヒソ話。
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こんな写真でご勘弁いただきたい。
何とか上手く撮ろうとしたのだが、コンパクトカメラなのでタイミングがずれてしまう。

足ゆすり漁法と判明
以前、自然観察大学の室内講習会で、唐沢先生の 『サギ類の多彩な採餌テクニック』 の話をうかがったことを思い出した。帰宅後に調べてみると、“足ゆすり漁法”というのが紹介されていた。
http://sizenkansatu.jp/07daigaku/s_2.html上記に、足をゆすって魚やザリガニを捕らえる、とあった。これだ!
サギは賢い鳥のようで、ほかにもいろいろなテクニックを駆使して漁をするらしい。講習で唐沢先生は12種類もの漁法を紹介してくれていた。

それにしても耳学問はすぐに忘れるもののようだ。(私だけか?)


余談ですが…
栗飯の話である。
採餌テクニックつながりということで紹介させていただく。
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醤油味の栗飯。
普通、世間一般では塩味のようだが、かつて実家で食べていた醤油味の栗飯を、家人に頼んで炊いてもらった。
醤油とほどよいおこげの香り。栗の香りがそがれるという家人の意見ももっともだが、やっぱり栗飯はこうでなければ…
(皮をむく担当は私。むき栗とは味が違う。…と思う)

2011年10月17日、報告:自然観察大学 事務局O
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by sizenkansatu | 2011-10-17 19:33 | | Comments(0)

黄金の猫又じゃらし

キンエノコロは光の加減で黄金に輝く刺毛があり、ドキッとするくらい美しい瞬間がある。
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こんな場面に遭遇するとなんだか得したような気持ちがする。

見沼田んぼの観察会の下見、9月末のことだ。
キンエノコロ(もしかすると類似のコツブキンエノコロ?)が一面に広がる中に、一本だけ二股になったのが突き出ていた。
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「これは珍しい」とカメラに収めるK沢先生。
私もはじめて見た。
“猫又じゃらし” と命名したい。

世間ではどうかと、“キンエノコロ 二股” と入力してネットで検索すると、75件もヒットした。
意外に多く見られるようだ。

余談ですが…
エノコログサ類の毛は小穂(しょうすい)の付け根から出る “刺毛(しもう)” で、イネやイヌビエのように先端につく “のぎ(芒、ぼう)” とは異なる。
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キンエノコロの穂のアップ。
粒々(小穂)の付け根に毛があり、先端にはない。これが刺毛。

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こちらはイネの花。
穎(えい)の先端に見えるツノ状のものが のぎ。
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これはセイバンモロコシ。
ところどころに長いのぎがある。

もうひとつ余談
刺毛やのぎは、本来動物に付着して種子散布のためのものだと思うが、果実を吸汁するカメムシ類の防御に役立っているという報告もある。
カメムシに吸われたイネは価格が下落することもあって、現代の稲作の最大の害虫はカメムシとされている。近い将来、カメムシ対策の品種改良で、のぎがボウボウと付いた稲が出てくるようなことになるのかもしれない。

2011年10月12日、報告:自然観察大学 事務局O
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by sizenkansatu | 2011-10-12 19:21 | 植物 | Comments(6)

つる植物の話-5

アレチウリ

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江戸川沿いにアレチウリが広がり、立ち木を覆っていた。
河原などで大きな群落をつくる。
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よく観ると、ここにはアレチウリに隠れてクズ、カナムグラ、ヤブガラシ、ヘクソカズラもあった。
どうやらこれらのライバルたちを、まとめて覆いつくしてしまったようだ。
特定外来生物とされているのもうなずける。

アレチウリは遅く発芽して急激に伸びるらしい。
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これは去年の6月に野川公園で撮った芽生え。いかにもウリ科らしい姿。
このときはアレチウリとオオブタクサが河原でいっせいに発芽していた。
わずかな期間に他を圧する成長をするということだ。

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アレチウリは巻きひげを盛んに出す。巻きかたは意外にも几帳面。
真ん中辺でらせんの向きが変わるのが写真でよくわかる。
全身に針のような毛があるが、痛いというほどではなくかゆい程度。

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アレチウリの雄花序。雄しべは合着していて、葯は面白い形だ。
よく観ると写真の右端の花は花弁が6個ある。
写真はまだ若い花序で、中心から次々に開花のスタンバイをしているのがわかる。
アレチウリは英名でstar cucumber(星の胡瓜)とも言われるそうだが、この花の形が由来しているのだろう。
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こちらは雌花。花粉がよくついているのが確認できる。
アレチウリにはミツバチやスズメバチなどのハチ類、ハエ・アブ類などをはじめ、盛んに昆虫が訪花するのが確認できる。虫媒で受粉する植物にとっては、虫に人気があるかどうかが大切なはずだが、その点アレチウリは高い支持率があるようだ。

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果実。トゲは見た目ほど痛くはないのだが、トゲだけが抜けて皮膚に刺さるので扱い(?)にくい。

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ウリ科植物と言えばウリハムシだ。(イメージ偏りすぎ?)
成虫が葉を食べ、特徴的な丸い食痕を残す。
キュウリやスイカ、メロンなどウリ科作物の農業害虫とされるが、幼虫も地下で根を食べるので、こちらの方が問題は大きいのかも…

※ 参考:病害虫・雑草の情報基地:菜園の病害虫 http://www.boujo.net/handbook/saien/saie-98.html

ウリハムシの近縁でクロウリハムシというのがいる。
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農作物(のうさくもつ)につくのはウリハムシが多く、自然界(野生植物)ではクロウリハムシが多いような気がする。

農作物について(余談ですが…)
ニュースなどで、アナウンサーが “のうさくぶつ” と言っているのが気になって仕方がない。
学生時代から何十年間も農業関係に籍を置いているが、ずっと “のうさくもつ” と言ってきたのである。
以前、仲間との居酒屋会議で本件について話し合ったが、結論は全員が “のうさくもつ” で一致。“のうさくぶつ” はおかしい、ということで意気が上がった。
辞書で調べると、本筋は “のうさくぶつ” で “のうさくもつ”とも言う、という扱いのようだ。
言語学者の皆さんには、農学系で言われているのは圧倒的に “のうさくもつ” であることを知っていただきたい。

2011年10月2日、報告:自然観察大学 事務局O
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by sizenkansatu | 2011-10-03 17:27 | 植物と虫 | Comments(11)

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