自然観察大学ブログ

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アワダチソウグンバイとゴボウと風と

天気のよい休日は、かならず近所を歩いている。これは9月なかばの話である。
遠目に見た菜園のゴボウの葉が、異様に白かった。
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葉の裏を返してみると、グンバイムシがびっしりといた。アワダチソウグンバイだ。
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飴色の、数の多いのが幼虫。
アワダチソウグンバイの成虫の大きさは葉脈との比較で想像できるが、体長3mm程度。
グンバイムシはカメムシの仲間(カメムシ目)で、針のような口器で植物を吸汁する。白くなっていた葉は吸汁された痕だ。
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これは以前セイタカアワダチソウで採集したもの。成虫はグンバイムシ特有の異様な姿だ。相撲の軍配に似ているのでグンバイムシということが知られている。
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横から見ると、頭の上が盛り上がっている。これは中空で、いかにも体が軽そう。
翅だけでなく胸部や頭部、全身を使って風に乗るということか。
セイタカアワダチソウなどの雑草で増殖して、農作物に飛来してくるのだろう。農家にとっては迷惑この上ない話だ。

同じグンバイムシの仲間のプラタナスグンバイは、秋葉原の事務所近くで今年も猛威を振るっている。被害を受けた街路樹は、秋になった今、新葉を展開し季節外れの新緑状態だ。

近く、ヘクソカズラグンバイを紹介する予定である。こちらはもっと面白い形をしているので乞うご期待。

Y先生いわく、アワダチソウグンバイ、プラタナスグンバイ、ヘクソカズラグンバイを外来グンバイ三兄弟と言うそうだ。
外来の生物は爆発的に増える場合がある。一時的な現象のことも多いが、三兄弟は今後どうなっていくのだろう。

アワダチソウグンバイについては“話のたねのテーブル” http://www.zennokyo.co.jp/table/index_table.htmlのバックナンバーから、No.103,87,9を参照いただきたい。

2010年10月29日、報告:事務局O
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by sizenkansatu | 2010-10-29 18:25 | 昆虫など | Comments(0)

アシダカグモのお陰です

「今年の夏はゴキブリが出なかったね」と、連れ合いがポツリと言いました。
そう。小さいのは出ましたが、大きなゴキブリは姿を見せず、スリッパで叩く音が響くことはなかったのです。
実はゴキブリがいない理由があったのです。連れ合いの知らないちょっと怖い理由が…

5月4日、朝台所へ行くと食器棚のガラスの内側に12~13㎝の黒いクモが張り付いているではありませんか。
もともとクモ嫌いの私、今は自然観察大学で少しはクモも見られるようになりましたが、このときはさすが声も出ず、すーと血の気が引いた思いでした。
しかしさすが自然観察大学で学んだお陰で、冷静にカメラを取りに行き、シャッターを押しました(ピンボケ)。
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戸を開け、ほうきで外へ出すつもりが不成功。冷蔵庫の後に逃げてしまいました。何グモだかわかりません。クモおばさん(そういうヒトがいるのです)に写真を送りました。
返事に曰く 「私の家には未だ来てくれませんが、そのクモ、アシダカグモと言ってゴキブリキラーで、ほかに何も悪さはしませんよ」。
安心はしましたが2度と見たくない気持ちでした。

ところが2度目も見ました(6月4日)。外壁に張り付いていました。
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2度あることは3度とか、3回目はまた家の中でした。連れ合いと話しているとき、彼の後の畳の上にいました。
「クモー」 などと声を出したら彼に殺されるに決まっているので、冷静に話を続けているうちに視界から消えました。

2010年10月27日、報告:KMサクラ

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参考:『校庭のクモ・ダニ・アブラムシ』(浅間茂ほか著、全農教)より
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by sizenkansatu | 2010-10-27 12:20 | 昆虫など | Comments(0)

江戸城の雑草観察

皇居東御苑に行った。まずは公開中だった今話題の薩長同盟の坂本龍馬の裏書をさっと見て、本番は雑草観察だ。
今年のヒガンバナは、10月も半ばだというのにまだ花の名残があった。
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普通は花が完全に終わってから葉を出すことが多いと思うが、今年は開花が遅かったためか、葉のほうも待ちきれずに顔を出したようだ。
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壮大な江戸城の石垣も、雑草の緑との対比があってこそ、美しく見える。 …というのは “身びいき” というものだろうか。
敷地内はかなり管理されているようで、作業員の方たちの姿も頻繁に見かけられたが、それでも雑草は見ることができる。
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江戸城本丸跡。このあたりに大奥があったらしい。画面右奥のほうには、忠臣蔵で知られる“松の廊下跡”というのもあった。
画面中央の植込みに近づくと…
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色とりどりの潅木は計算され植栽されたものと思うが、つる草が人知を超えた造形を見せてくれた。手前からカラスウリ、へクソカズラ、ヤブガラシ。徳川御三家を引き継ぐ“つる性雑草御三家”というところか。

江戸城天守台跡では、ツルボが目立った。立入禁止区域に堂々と侵入している。刈り込み時にツルボを残すとは考えられないが、刈り込みの後に短期間に成長した株なのだろうか。右は果実になった株で、遠方に見える屋根は日本武道館。
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こちらは外来種のメリケンカルカヤ。天守直下まで迫った異人といったところか。
刈られた後に残った株から急速に立ち上がったものだろう。今ごろの季節に種子をつける。我々ヒトは立入禁止で近づくことができなかった。写真のわかりにくいのはご容赦いただきたい。

東御苑の中には、昭和天皇の発案により再現された武蔵野の雑木林があることはみなさんご存知と思うが、新たな注目スポットとして今上天皇の発案により果樹の“いにしえの品種”が植えられていた。結実予想図が掲示され、意外なことに日本古来の梨は洋梨に似たいびつな姿のようだ。
まだ成長途中の若木であるが、結実が楽しみだ。

行き届いた管理をされた皇居ではあるが、楽しく雑草観察ができた。むしろ管理されていればこそ雑草にとってよい環境だともいえるだろう。
今後もぜひ適度な管理を心がけていただきたい。

2010年10月26日、報告:事務局O
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by sizenkansatu | 2010-10-26 13:57 | 植物 | Comments(0)

自然観察大学のブログを拝見して

自然観察大学のブログを拝見して

ぼくは長い間虫の研究でゴハンを食べ、無数の虫を殺戮してきました。そうした職業のしがらみから解放された今、贖罪の意味もあって最近はもっぱら虫を「観る・撮る・聴く」で楽しんでいます。ぼくはこの自然観察大学に入学して日が浅く、このたびようやくブログをさかのぼって通覧させていただきました。
生物の写真中心のブログは数多くありますが、このブログの事務局のコメントが楽しく、たちまちファンになりました。とくに、コンセプトの一つである「目的から多少外れた話題も紹介する」という点が素晴らしい。
開いたついでにいくつかはぼくのコメントを追加させていただきましたが、このブログが今後とも長く “余談つき” で続くことを祈っています。

2010年10月21日、つくば市:けんぞう

………………………………………………

事務局から御礼
“つくば市:けんぞう” さんから、ありがたいオホメの言葉をいただいた。
私(事務局O)は “けんぞう” さんの正体が昆虫界の重鎮であることを知っているので、胸の奥が熱くなるほど感激している。
あまりにうれしかったので、上記のように紹介させていただいた。
“けんぞう” さん、ありがとうございました。
なお、“けんぞう”さんは昆虫界の重鎮だが、カブトムシの近縁種などではなくヒトである。

コメント閲覧のススメ
今回 “けんぞう” さんからいただいたコメントは、さすが専門家、という内容だ。
夜間採集編では、迷宮入り状態だった犯人(?)の毒虫も、解明いただいた。
みなさんにもぜひコメントを見ていただきたい。

コメントを見たことがない方へ…
PCが苦手な方へ、二つ方法を紹介させていただく。
● 右のオレンジ色の欄の〔最新のコメント〕に10件分の書き出しが表示されています。
  それをクリックすると該当記事が表示されます。最後尾にコメントが出ています。
※ 今なら“けんぞう”さんのコメントが右欄にまとめて表示されています。
● 一話ごとに文末に Comments(1)という表示があります。
  ()内はコメントの件数なので、コメントがない場合は Comments(0)です。
この画面から、コメントの書き込みも可能。遠慮なくどうぞ。
書き込み方がわからない場合は、自然観察大学事務局まで問合せを。

“りりねこ” さん達にも感謝
いつも楽しく温かいコメントを書いてくれる “りりねこ” さんやそのほかの方にも、もちろん感謝している。
くじけそうなときに何度救っていただいたことか…
今後とも見捨てずに、よろしくお願いします。

2010年10月22日、事務局:O
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by sizenkansatu | 2010-10-22 19:14 | 自然観察大学ブログのこと | Comments(0)

またまたオオエノコロのこと

自然観察大学学長の岩瀬先生が、このところずっとオオエノコロに悩まされている。
オオエノコロは、アキノエノコログサ+アワ(栽培作物)の雑種とされているようだが、そう簡単に考えることができないほど、いろいろなタイプがあるのだ。
参考までにこれまでの記事を書き出しておくので、面倒でも一緒に見ていただけるとありがたい。
岩瀬学長の問題提起
http://www.zennokyo.co.jp/table/index_table.html 面倒ですが、話のたねのテーブルのバックナンバー一覧から、No.101をご覧ください
前回の自然観察大学ブログ … アワの写真もあり
http://sizenkan.exblog.jp/11843370/

今回観察した群落。駐車場わきの猫の額のような区画である。
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穂の立ち上がるもの、垂れ下がるもの、太った穂、やせて細い穂などいろいろなタイプが混在している。

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これはオオエノコロのようだが、本来オオエノコロはもう少し穂先が細くなるらしい。
オオエノコロには小穂(解説は後述)が小枝に付くので、小枝ごとに塊のようになる。

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全体の形は先細りでオオエノコロらしい。しかし、はっきりした小穂の塊感があるのは穂の下半分くらいで、穂先のほうは塊感がなく小枝もなさそう。

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これは小穂の塊ははっきりしてオオエノコロ的だが、全体は小型のアキノエノコログサのようだ。拡大して観ると、小穂の苞えいが短くてアキノエノコログサと確認できた(解説は後述)。

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これも小型だが、さらに異質な感じである。直立して毛が褐色なのでキンエノコロかコツブキンエノコロのよう。しかし、小穂を拡大して観るとアキノエノコログサのようだった。

今回観たのは、わずかなスペースのほんの小さな群落だが、それでもこれだけのいろいろなタイプがあった。岩瀬学長が苦悩するのはもっともなことと思った。

岩瀬学長の話…
『栽培種(農作物)はもともと品種改良でできたものなので、野生種と交配するケースが多いです。交配するとなると、両種の間はそれぞれの特徴が連続して出るので、どちらの種ともいえないタイプがたくさん観られます。ネズミムギとホソムギもどちらともいえないタイプが連続して観られますが、これも牧草として改良されたものだからでしょうね。』

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苞えい(ほうえい)で見分けるエノコログサ…
エノコログサ類3種の見分け方が、岩瀬・川名両先生の 『雑草博士入門』(全農教) に掲載されているので紹介する。苞えいとは写真の小穂の上部覆う殻のような部分だ。ポイントはこの苞えいの長さが異なることである。


小穂のこと…
小穂は“しょうすい”と読み、穂を構成するもの。小穂は小花(しょうか)からなる。オオエノコロの小穂は5-6個の小花からなり、それが小枝に付くということ。
ほかのエノコログサ類3種は、小穂は1個の小花からなる。オオエノコロと異なる点だ。




イネ科はややこしいので…
穂や小穂、小花というイネ科の用語について、植物愛好家以外の方にはややこしいかもしれない。
岩瀬学長の『形とくらしの雑草図鑑』(全農教)にわかりやすい解説があるので紹介させていただく。
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(画面ではわかりにくいかもしれないので、本を購入していただけるとうれしいです)

2010年10月20日、報告:事務局O
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by sizenkansatu | 2010-10-20 16:31 | 植物 | Comments(0)

ツルマメを食べてみた

9月28日にツルマメの花を紹介した。ツルマメは大豆の原種と申し上げた上で、賞味した体験談を募集したのだが、残念ながらまるで反響がなかった。
しかたがないので自分で食べてみた。
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茹で方は枝豆と同じ。小さいので一瞬で加熱できる。
鮮やかな緑色といい、細かい毛の感じといい、小鉢に盛った枝豆のようだが、莢の大きさは1cm強。器は小鉢ではなく猪口なのだ。
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中には小ぶりながらちゃんと豆(種子)があった。
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指先の大きさと比較するとお分かりいただけると思う。
莢を指で押すと豆がつぶれてしまうので、筋を取って隙間から押し出す。
傍らにビールを用意して、ちょっとワクワクしてきた。

いよいよ口に入れる…
肝心の味だが、これが小さすぎてわからないのだ。
種子は数mmの大きさで、口に入れてもどこに行ったかわからないほど。味も香りもしない。ほのかに塩味が感じられるのみだ。
それではと、豆(種子)だけを莢から出して20粒ほど集め、枝豆一粒くらいに相当する量をまとめて食べてみたが、それでも味がわからない。歯の隙間に入ってしまって噛むこともできない。
(味音痴でごめんなさい)

もっと大量に採取して口いっぱいにほおばるか、あるいはツルマメに肥料を与えて太らせるか、工夫が必要なようだ。
食味はわからなかったが、大豆・枝豆に品種改良した先人の偉大さに思いを寄せる試食であった。

2010年10月13日、報告:事務局O
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by sizenkansatu | 2010-10-13 17:54 | 植物 | Comments(4)

ブロンズのようなバッタ

まずギンヤンマの報告

9月末にしつこくギンヤンマを撮りに行った。今度こそと300mmの望遠レンズを用意して、準備万端のはずだった。
ところが、肝心のギンヤンマの数がぐっと減ってしまったのだ。なんとか撮れたのがこれ。
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うしろ姿で、脚が下がっているのはケガでもしたのだろうか。あるいは獲物を捕らえる直前なのか… よく見ると翅の先がちぎれているのは、縄張り争いの喧嘩のせいだろうか。
今年の撮影は残念ながらこれで終了だ。

ノミバッタ

もうひとつ、去年の秋からずっと探していたものがやっと撮れた。ノミバッタだ。
普通に見られるバッタで、岡発戸の観察会と茨城大農場の観察会でも一瞬見かけたが、まだ撮れていない。それがやっと撮れた。
体長は5mm前後と小さく、しかも活発に跳ねるので現場での撮影は無理。写真は持ち帰って室内セットで撮ったものである。
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拡大してみると表面の質感がすごい。渋い金属光沢と適度な点刻、太ももの装飾的なラインと、関節部分の力感あふれたメカニックな造形。精巧なブロンズ像のようだ。
もう少しよく見てみよう。後脚は体の下に折りたたんであり、いつでも跳ねることができる体勢。反面、歩行に後脚を使うことはないらしく、前脚と中脚の4本足でのそのそと歩く。

※ 今回の写真はフィルム撮影したものをブログ用にスキャンニングしたものです。多少荒れているのはご容赦ください。
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一瞬見せてくれた後脚。跗節(ふせつ、脚の先のほうの部分)に注目すると、まことにシンプルな構造で、細い棒状。跳ねることにのみ特化しているようだ。大きなツメがあると歩行時にじゃまになるのだろう。
翅は小さくて、おそらく飛ぶことはできないと考えられる。この後脚の跳躍力があれば翅は要らないということか。

採集の話

ノミバッタは水田の畦や池の端など、少し湿ったところにはごく普通にいる昆虫らしい。これまでなかなか見つからなかったのは、私の探し方が悪かったからであった。
今回はギンヤンマがいないので、もてあました時間で地表をめったやたらに網ですくってみた。
“すくい取り(スウィーピング)法”というやり方である。そしたらノミバッタはすぐに入ってきた。
ノミバッタ以外にもいろんな虫が入ってきた。ヒシバッタやカメムシ、甲虫類、ハエ類など、 “こんなにいたのか!” と驚くほど多種多様な小昆虫がいた。
興味のある人は一度 “すくい取り”体験をおすすめしたい。
ちなみに使用した捕虫網はホームセンターで数百円のもので、これで十分なのである。

2010年10月8日、報告:事務局O
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by sizenkansatu | 2010-10-08 18:21 | 昆虫など | Comments(2)

“ひょう干し”で盛り上がっています

少し前に自然観察大学メールマガジンで紹介した話で、事務局スタッフの石井さんが書いた『雑草を食べる –ヒョウ-』(全農教話のたねのテーブル、No.108 http://www.zennokyo.co.jp/table/index_table.html からバックナンバー一覧を見てください) が評判を呼んでいる。
10月3日の野川の観察会では “ヒョウ干しの記事面白かったですね” と複数の方から声をかけていただいた。

茨城県のHさん(熱心なメール会員)からは、ご自分の体験談を寄せていただいたので、ご本人了解の上で紹介させていただく。

<以下原文のまま>………………………………………………………
スベリヒユの記事、おもしろかったです。
昔自分でこの “ひょう干し” を作ろうとして失敗、スベリヒユが怖くなったことを思い出しました。
運転免許取得のため山形に2週間いたとき、お土産に、ひょう干しを買ってきたことがあります。
思いのほか高かったので、自分で作ってみようと庭のを刈り取り、笊に干したのです。
ところがそのスベリヒユは一向にいのちが切れる様子がなく、一ヶ月経っても、土に戻せば元気を吹き返しそうな様子。
最後は怖くなって庭に捨てました。バチが当たりそうで・・・(T_T)
その後山形出身の知人に、≪茹でて干す≫ と聞いて ナットク!!

以前、散策していてきれいだな、と思ったカキドオシをひょいと摘まんでコップに入れておいたら、葉が黄色くなっても生長を続け、気味が悪くなった時のことを思い出しました。
植物の生命力はすごいです。

探してみたら いろんな記事がありました。
おもしろい記事をこれからもよろしくお願いします。
●おらほの自慢【ひょう干し】 山形県ホームページ
http://www.pref.yamagata.jp/ou/somu/020020/mm_bk_data/s/oraho_No76.html
●ひょう(スベリヒユ)料理
http://blogs.yahoo.co.jp/utsugi788/57348927.html
http://blogs.yahoo.co.jp/utsugi788/60553605.html
http://blogs.yahoo.co.jp/utsugi788/63503199.html
………………………………………………………

以上、転載させていただきました。Hさん、ありがとうございました。

ご参考までに岩瀬学長の『形とくらしの雑草図鑑』(全農教)の該当ページを掲載させていただく。
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“ひょう干し” の味を体験したくなった方もいると思うが、残念ながら今の時期スベリヒユは果実になっているだろう。今年はあきらめて、来年のために種子を採取しておいてはいかが?

2010年10月6日、報告:事務局O
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by sizenkansatu | 2010-10-06 12:37 | 植物 | Comments(2)

イモムシの眼は筋肉袋

イモムシ撮影人生を揺るがす衝撃の過去
<今回文字数が多いですが、我慢して読んでいただけるとうれしいです>

知人との飲み屋での話題で、イモムシの眼の話になった。写真はモンシロチョウの幼虫で、農業関係では通称 “アオムシ” と言われている。キャベツやアブラナ科野菜を食べる害虫として知られている。
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このアオムシの眼はどれか、と言う話だ。同席していたほぼ全員が頭部のほとんどを占める丸い部分が大きな複眼であると思い込んでいた。ちょうどトンボの複眼にあたる部分だ。(写真の左側が頭部)
私も数年前までずっとそう思っていたが、実はこれは眼ではない。
…という話をすると、周りはみんな “えっ、あれが眼じゃないの?” と言う反応だった。私の周りは農業関係者ばかりで、アオムシのことはよく知っている面々なのだが…
(前回の“オニヤンマの顔”をご覧いただき比較してもらいたい。)

私がこれが眼ではないことを知った経過を話そう。
数年前、ある文章を読んでいて「りん翅目(チョウ目)昆虫は幼虫時代には複眼がない」という記載を見て疑念を感じた。“そんな筈はない!” と名著『日本原色蛾類幼虫図鑑』(保育社)を調べたところ、この部分は複眼ではなく、あごを動かす筋肉が詰まっているというのだ。器官の名称は “parietals” とされていて、日本語の名称はないらしい。あえて和訳するなら “頭頂”だが、私はかってながら“筋肉袋”と命名させてもらった。(この本の初版が昭和40年なので今は命名されているかもしれない。)
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アオムシの頭部のアップ。キャベツの葉をかじっているところ。
たしかに複眼だとすると毛が生えているのは解せない。
やはり筋肉袋か。イモムシは暇さえあれば一日中食べているので、これほどの筋肉が必要なのだろう。
では、イモムシの本当の眼はどれか。
写真で、筋肉袋の下方左右両側に縦に並ぶ点々が眼なのだ。これは個眼(こがん)と言って、いわゆる単眼とは機能が異なるらしい。ちなみに複眼を構成する個々の眼のことも個眼と言うが、これと同じ性質なのだろうか。

はじめてこのことを知ったときは衝撃だった。長く昆虫に関わってきて、自分ではけっこう詳しいつもりでいたのだ。
人間でもイモムシでも写真は常に眼にピントを合わせるのが基本なのだが、私はこのときまでずっと眼のつもりで筋肉袋にピントを合わせていたのだ。それまでの私のイモムシ撮影人生はなんだったのか!!

それ以来続いていた私の苦悩を開放してくれたのが飲み屋の会話である。この勘違いはむしろ当たり前、多数派であることを知って、救われた気がした一夜であった。

ちなみに、甲虫の幼虫も複眼はない。甲虫は筋肉袋が左右二つに分かれないので、これを複眼と思う人は少ないだろう。

2010年10月5日、報告:事務局O
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by sizenkansatu | 2010-10-05 20:18 | 昆虫など | Comments(3)

オニヤンマの顔

いきなりオニヤンマの顔。
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9月25日に野川公園でS先生が捕まえたものだ。
拡大するとまことにゴツイ。大あごを見ると名前のとおり鬼のよう。
複眼は光を反射して色が変化する。美しい。
中央の上のほうにある白い半透明の丸いのが単眼。
トンボの触角は昆虫の中では貧弱だが、視覚があれば十分ということだろう。
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横から見ると大あごの奥は複雑な構造をしている。唇とか髭とか、昆虫の口器はややこしい。
大あごで噛まれると痛いだろうと考えながら撮影していたら、放すときに指を噛まれた。
モデルを強要されてオニヤンマも怒っていたのだろう。けっこう痛いが、血の出るほどではない。撮らせていただいたのだから噛まれるくらいは仕方がない。

実はトンボの頭の話は、前口上である。ホントに書きたかったのはイモムシの話なのだ。それはまた次回。

2010年10月1日、報告:事務局O
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by sizenkansatu | 2010-10-01 18:48 | 昆虫など | Comments(0)

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