自然観察大学ブログ

カテゴリ:その他( 43 )




旅先での “充電” -滋賀その5-

旅の途中でカメラのバッテリー残量がなくなってしまった。どうも充電するときの接触が悪かったらしい。家人からは “接写でストロボを使いすぎるからだ” と責められた。
何軒かのカメラ店をまわってそっけない応対に落ち込んでいたが、最後にうかがった『カメラのキタムラ近江八幡店』の人たちがすばらしかったので、ぜひ紹介させてもらいたい。自然観察とは関係ないことだが、ご容赦ください。

私が考えていたのは、新品のバッテリーを購入して店頭で充電してもらう、というものであった。しかし私のカメラはすでに旧型で、そのバッテリーは在庫していないのである。
店員さんは飛込み客である私に対して親身な対応で、カメラのマニュアルを調べてくれた結果、新型のバッテリーは使用不可である。ということがわかった。
店員さんはさらに考えてくれ “一台だけ在庫している旧型カメラのバッテリーチャージャーを使って充電する” という策をひねり出してくれた。ご好意に甘えて2時間後にフル充電のバッテリーを受け取ったが、なんと対価は不要の由。
対応してくれた店員さんには、“このくらいのサービスは当然です。困ったときはお互いさま。” と言っていただいたし、ほかの店員さんたちにも非常に温かく見守っていただいた。
ふだんの私の風貌を知っている方なら、一見して不審者に思われても仕方がないと言うことがお分かりになると思う。その私に対する親切な対応である。
『カメラのキタムラ近江八幡店』のみなさん、本当にありがとうございました。

今回は身軽になりたいために一眼レフカメラをあきらめ、R社のコンパクトカメラ一台で行動した。メモリーカードの予備を購入し、事前にバッテリーをフル充電して、準備万端のつもりだった。ところが充電器の接触が悪かったようである。反省。
しかし、このようなすがすがしい経験ができたということは、たまには失敗するのもよいか、旅の目的は“充電” だし… と考えてしまうのであった。
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時代劇の撮影が頻繁に行われる近江八幡の八幡掘。密偵の伊三次らが身を隠しながら尾行するシーンが思い起こされる。小房の粂八の船宿と思しき建物もあった。あたりは鬼平をたたえるクマゼミの大合唱であった。

2010年8月20日、報告:事務局O
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by sizenkansatu | 2010-08-20 12:58 | その他 | Comments(3)

光と影

晴天戸外で直射日光が当たるように撮影すると、なんといっても色がいい。緑が生き生きとしてくる。私は大好きだ。
しかしそのまま撮ると影が気になる。肉眼で見る以上に影の部分(すなわち株元や葉の裏)が真っ黒になってしまう。
ストロボを使う
手軽に影を消すには、ストロボを使うことが多い。太陽光(デイライト)に同調させてストロボを発行するので“デイライト・シンクロ”あるいは “日中シンクロ”と言う。今でも時々使っているフィルムカメラのニコンF100では、専用ストロボの光量制御がかなり優秀だ。太陽光の-0.3EVとか-0.7EVといった小刻みな調節が可能なのである。これで納得できる自然な仕上がりが得られるようになった。
いま常用しているデジタルのニコンD700&専用ストロボでも同じ機能があるが、今ひとつちゃんと制御できないようなので、いっそ手軽な内臓ストロボを使うことが多い。
レフ版を駆使する
もうひとつ、レフ版を使って影を消す方法がある。かつてストロボが鷹揚で実用に耐えなかった時代には、銀レフや白レフ(白紙)、手鏡などを駆使して撮影することが多かった。光の当たり具合を眼で見て確認できるので、仕上がりは自然だ。影を“消す”のではなく“弱くする”あるいは“あやつる”という感覚だ。その代わり野外でレフや手鏡を3-4枚固定するのがひと仕事で、1カット撮るのに30分以上かかることも多かった。
ストロボとレフの比較
写真は頭上に伸びるアケビの花を撮ったものだ。
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上がストロボ、下がレフ版。
ストロボは色がきれいでくっきりと写るが、フラットになる。
レフ版は階調が豊かで自然な感じだが、鮮明さでは劣る。
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これも上がストロボ、下がレフ版。微妙な違いだしブログ画面は間引きデータなので、モニターによっては判りにくいかもしれない。ちなみに、普通紙で出力してみたら違いがわからなくなった。

私の好みはレフ版のほうだが、手間と荷物の問題で今はストロボ使用が多い。かつてレフ版を駆使していた時代からF100を導入してデイライト・シンクロに切り替えた後、ある写真家に“最近はちょっと手抜きだね”と鋭い指摘をされたことがある。

なお、アケビは雌雄同株だが雄花と雌花があり、写真は雄花。
5月1日、長野県駒ヶ根市、十二天の森で撮影。
ストロボはニコンD700内蔵ストロボ(オート)。
レフ版は市販の携帯用円型銀レフ一枚。

6月15日、報告:事務局O
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by sizenkansatu | 2010-06-15 19:50 | その他 | Comments(0)

観察会の下見でのひとコマ –アリの行列-

観察会の下見は楽しい。一週間前に、講師の先生方に現地を下見していただくのだが、次々にいろんな発見がある。観察会当日のようなていねいな説明を聞くことはできないが、その場だけの遭遇というものがある。
5月29日に某農場の下見に行ってきた。4時間かけた楽しい下見がほぼ最後に差し掛かったころ、随行したW君がアリの大行列を発見し奇声をあげた。
見たこともないような大群だ。行列は延々と続いている。みんなでアリの観察会が始まった。
行列の始点と終点を探す人、アリの種類を確認する人、A先生は何やら新兵器を取り出して新しい写真撮影に挑んでいる。
I先生は相変わらず冷静沈着のようだが、何をしているかと思ったら、行列に石を並べて往く手を邪魔している。あわてたアリは石の手前で右往左往だ。
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Y先生によるとアミメアリで、決まった場所に巣を作らず移動する性質があるそうだ。写真では表現できていないがホントに大行列でした。
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6月2日、報告:事務局O
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by sizenkansatu | 2010-06-02 19:06 | その他 | Comments(0)

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