自然観察大学ブログ

カテゴリ:その他( 42 )




レンゲの話を聞いて思ったこと

ミルフイユさんの “レンゲは咲きはじめに鍬き込む” というコメントにはちょっとびっくりした。
農業の非情な面は解っているつもりだったのだが、あらためて現実を見せられた気がした。農業は産業なのだ。
ミルフイユさんありがとうございました。
※ ミルフイユさんのコメントはこちらから ⇒ http://sizenkan.exblog.jp/13572321/

● ミツバチのこと
レンゲが開花前に鍬き込まれてしまうと、ミツバチが困り、養蜂家が困る。
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これは2年前に撮ったセイヨウミツバチ。田毎の月で知られる長野県の棚田に咲くレンゲだ。やっぱりミツバチとレンゲはよく合う。
ちょうどこのころ、セイヨウミツバチの大量死がニュースになっていた。
このときは数時間レンゲ畑にいたのだが、ミツバチが少ないと感じたのは偶然だろうか?
受粉昆虫がいなくなるというので、当時は農業生産や生態系への影響が危惧された。確かにセイヨウミツバチが激減するとたいへんなことになるのだろう。何とか食い止めたい。
(大量死の原因は諸説あって、いまだに明確な結論はないらしい)

この話のウラオモテを考えてみよう。
日本人は、セイヨウミツバチを導入し、在来のニホンミツバチを追いやった過去がある。いまさらセイヨウミツバチが減ったことで環境への影響云々を言うのは、ワガママが過ぎるのではないだろうか。
念のために言うが、セイヨウミツバチを敵視するつもりはないし、養蜂も魅力的な仕事と思う。
人間の都合で移住させられたセイヨウミツバチや、それによって生活を圧迫された日本ミツバチの立場で考えてみよう、ということである。
なお、大量死はセイヨウミツバチに限られ、ニホンミツバチは元気らしい。昨年11月にミツバチを観たときには、明らかににニホンミツバチの方が多かった。
※ セイタカアワダチソウの訪花昆虫(2) http://sizenkan.exblog.jp/12277727/

今回はウラとオモテを思いつくままに書かせていただく。

● 雑草のウラオモテ
雑草のオオキンケイギクは、かつては荒れ地や法面の緑化に利用されてきたが、それが今では在来種を圧迫する“特定外来生物”だそうだ。
岩瀬学長の言葉を紹介しよう。
<< 本来の植生・分布を無視して安易に植栽することは問題がありますし、外来雑草を除去するなというつもりはありません。でも、雑草には罪はありませんね。>>

● 微生物のウラオモテ
このところのコメントで、顔のカビが話題になっている。
“るいこ”さん“ミルフイユ”さん“りりねこ”さんら3人の令嬢(正体不明です)がコメントを盛り上げてくれているのだが、話が台所用除菌スプレーで顔を拭いたという危険な状態になってきた。
無茶はいけません!
微生物界にも善玉と悪玉があり、それらが拮抗してバランスされている。ヒトの皮膚も状況は同じだそうである。
たとえば細菌に対する抗生物質ペニシリンがアオカビであることはよく知られている。
また農業界では逆に細菌によるカビ(うどんこ病などの植物病原菌)の予防が微生物殺菌剤として広く実用されている。
ややこしいが、細菌と菌(カビ)は全く異なる微生物であり、大腸菌や乳酸菌は細菌(バクテリア)である。
たしかに顔にポウポウとカビが生えたらエライことに違いないが、除菌スプレーは危険。ここは信頼できる医師を頼るしかありません。

※ この話をアップしようとしたら、ミルフイユさんからも同様のコメントをいただきました。そちらもご覧ください。

●自然のウラオモテ
3か月前の東日本大震災では、自然の恐ろしさを見せつけられた。
一方で和みや感動を与えてくれ、観察対象として私たちをたのしませてくれるのも自然だ。
唐沢副学長の言葉を紹介しよう。
<< 自然を制御・管理しようというのはどだい無理なことです。想定をはるかに超えるのが自然ですから… 私たちは自然に対して謙虚になり、学ばせていただくという姿勢を持ちたいものです。>>

今回は文字ばかりですみません。

2011年6月13日、報告:自然観察大学 事務局O
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by sizenkansatu | 2011-06-13 13:03 | その他 | Comments(11)

大町公園-2 ついにカビ観察。そして…

カビ観察
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鮮やかなオレンジ色の物体。これはカビだ。
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変形して膨れた植物はキツネノボタン。表面のブツブツは “さび病菌” らしい。
キツネノボタンさび病だ。

ブツブツを拡大してみると面白い形をしていた。
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これがいわゆる “さび胞子” なのだろうか。
まわりの白いものはなんだろう? ハルジオンの舌状花にも似ているが…

後日、植物病理学者の岸 國平先生に写真を見ていただいたところ、次のようにご意見いただいた。
………………………………………………………
さび病で間違いないでしょう。橙色のところにさび胞子がたくさんできていて、周りに散っているのが分かります。
周りの植物にはさびがないので、このさび菌の場合はキツネノボタンだけに寄生するのが分かりますね。
舌状花のようなものははっきり解りませんが、胞子を包んでいた膜がはじけたようなものではないでしょうか。
………………………………………………………
“キツネノボタンさび病”は正式に発表されてないということだ。この後さび胞子で他の植物に宿主を移す由だが、どこへ移るのだろうか。

自然観察大学では昨年の講習会で『カビライフ入門』 をテーマにしているので、そのレポートをご覧いただきたい。 http://sizenkansatu.jp/index_2.html
『カビ図鑑』(細矢剛ほか、全農教)にはさび病の生活史などが詳しく載っているので、そちらもぜひどうぞ。 http://www.zennokyo.co.jp/book/kagak/kb.html

うどんこ病とテントウムシ
こちらはトウカエデのうどんこ病。
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果実の表面が、名前の通り、うどん粉をまぶしたようになっている。翼が変形しているのはうどんこ病菌のせいだろう。
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果房全体にうどんこ病が出ているが、注目していただきたいのは、画面下の葉上の小さなテントウムシ。

このキイロテントウは、うどんこ病菌などのカビを食べる。
食べるところを撮らせてもらおうと、果実の上に移動していただいたのだが…
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満腹なのか、じっとして眠そうな顔。複眼にピントを合わせようとしても、ぼんやりしてうまくいかない。
仕上がり写真をチェックして解ったのだが、透明カバーのような構造があって、複眼はその下に隠れている。うまくできているものだ。
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やっと顔を出した。
おまけに見えてなかったヒゲもサービスしてくれた。
こんな立派なヒゲを何処に隠していたのか、特大のふっくらしたマガタマ型のヒゲだ。

先述の岸先生に、このテントウムシの写真も見ていただいた。
………………………………………………………
ほぉ、カビを食べるテントウムシがいるとは面白い。
うどんこ病菌だったらたっぷりと、腹いっぱい食べられるかもしれないね。
キイロテントウもいいところに目をつけたものですね。
………………………………………………………

多彩なテントウムシ
テントウムシはアブラムシなどを捕食するナナホシテントウ・ナミテントウなどの肉食性と、ジャガイモやナスなどの植物を食べるニジュウヤホシテントウ、今回紹介したカビを食べるキイロテントウなどがいる。
同じテントウムシ科というグループで 肉食、植物食、菌食に分かれるというのは面白い。

2011年5月30日、報告:自然観察大学 事務局O
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by sizenkansatu | 2011-05-30 12:35 | その他 | Comments(3)

再度、御礼申し上げます

このところみなさんから楽しいコメントを寄せていただいている。ほんとうにありがたい(涙)。
おかげさまで気合が入っています!

また、各方面の専門家から、ありがたいご指導・ご教示をいただいている。厚く御礼申し上げたい。(半ば強引にお教えいただいているといううわさもあるが…)

ハエ・アブのお詫びと訂正(重大な誤りです)
この分野がご専門のS川先生には、前回 『ハルジオンを訪花する昆虫』 で種名のほか重大な勘違いをご指摘いただいた。本文中でお詫びと訂正を追記したので、すでに記事をご覧になられた方も、ぜひ確認していただきたい。
なお、S川先生には自然観察大学の生徒(メール会員)になっていただいている。

川虫のこと(正体がほぼ判明)
このところ何度か掲載した川虫シリーズでは『原色川虫図鑑』の写真を撮られた高井幹夫先生から、
《分類については専門家ではないのではっきり申し上げられないが、全般に間違いはないと思います。》
というご意見をいただいた。ほかにも正体不明の虫もご教示いただいた。
高井先生は自然観察大学土佐支部長(?)でもある。
いずれも本文中に追記させていただいたが、それぞれにリンクさせるとかえってややこしいので、お時間のあるときに5月の川虫シリーズのバックナンバーをご覧いただきたい。

イヌノフグリ
オオイヌノフグリの名前もとになった “イヌノフグリ” がたのしい話題になっている。
3月の雑草-3 オオイヌノフグリ』 へ書き込んでいただいたコメントだ。

昨年の自然観察大学の野川公園で観たものを紹介しよう。
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イヌノフグリの果実。オオイヌノフグリが扁平なのに対して、こちらはコロンとして丸い。
5月の観察会の下見の時に観たもので、時期的に終わりに近かったらしく、ぼろぼろで、しかも倒れて泥だらけ。残念ながら植物全身を撮れる状態ではなかった。(観察会当日はすでに消えていた)
かろうじて花をつけていたのがこれ。
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良い写真がなくて申し訳ない。

コメントで紹介いただいた他のブログなどもご覧いただくことをおすすめする。
ほかにマニアックなところでは、次の 『東松戸ぷち植物誌』 がおすすめ。
http://pepd.blog66.fc2.com/blog-entry-403.html 近似種との比較など、ていねいに紹介されている。

余談ですが…
雑草写真のパイオニアであるH田さんの言葉で
良い雑草写真を撮るコツは、まず良い個体を探すこと
というのが思い出される。H田さんはカラーフィルムの黎明期(!)から、現在でも雑草を撮りつづけている人だ。
H田さんの言葉には続きがあって “そのためには雑草をよく知ること” …けだし、名言である。

それにしてもイヌノフグリやホトケノザのような青紫~赤紫は色の再現が難しい。
自然界の色をデジタルで人工的に記録し、再現するのは無理があるのかもしれない。
その点ではまだフィルムのほうが忠実だったような気がする。

2011年5月23日、報告:自然観察大学 事務局O
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by sizenkansatu | 2011-05-23 19:31 | その他 | Comments(1)

コメントへの御礼

先日の自然観察大学メールマガジンで、ブログ管理者の孤独を訴えた。
すると、それに対するはげましと気遣いだろう、さっそくコメントをいただいた。
ミルフイユさん、ありがとうございました。
おかげさまで勇気百倍、今後ともよろしくお願いします。
私からコメントで返すと “最新のコメント” 欄がいっぱいになってしまうので、本文でお礼を述べさせていただく。ご了承ください。

ミルフイユさんは、群馬に嫁ぎ農業をしておられるようだが、雑草ファンとしては付き合い方が難しいだろう。
私も実家(茨城県)で草刈をするときは遠慮せずバッサリと刈るのだが、それでも残したい雑草はある。

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これは刈り残したタツナミソウ。これを刈ることはできないでしょう。
タツナミソウは雑草ではなく野草だが、ホトケノザだってタツナミソウに負けず劣らずフォトジェニックだ。

ところで、ミルフイユさんのコメントにあった “県庁ビルからホトケノザが見える” というのはすごい。そんなホトケノザの壮大な群落をぜひ近くで見てみたい。
もっとすごいのは、それを肉眼で確認してしまう儀母上だ。マサイのご出身だろうか? 
(でも、もしかしたら赤く見えるのはレンゲの群落かも…)

※ いただいたコメントは右の “最新のコメント” でご覧いただけます。

余談ですが…
わたしは夜明けころには目が覚めて、毎朝ブログを書いている。
有意義な時間なのだが、おかげで新聞を読む時間がないのが困る。
このブログを購読してくれている友人が 『ブログは面白く見ているが、本業はちゃんとやっているのか?』 と本気で心配してくれた。
仕事はきっちり人並み以上(?)にやっているつもりなので、ご安心いただきたい。

急遽、もうひとつ御礼
この稿をアップしようとしたら、りりねこさんからも久しぶりにコメントをいただいた。
ついでみたいで申し訳ないが、ありがとうございます。
今後ともよろしく。

2011年5月13日、報告:自然観察大学 事務局O
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by sizenkansatu | 2011-05-13 18:10 | その他 | Comments(3)

震災によせて

……………………………………………………

このたびの震災で被害を受けたみなさま、ご家族や知人が被災された方々には、心よりお見舞い申し上げます。なくなられた方のご冥福をお祈りいたします。
そして救助、支援活動をされている方々、ほんとうにご苦労様です。
避難所で献身的に奉仕する人々の姿が新聞・テレビで報じられていますが、このやさしさと思いやり、何とかしようという気持ちさえあれば、そう遠くない日に立ち直れると思います。

……………………………………………………

『立ち上がる雑草』
60余年前の広島の原爆被災地で、焼野原から復活する雑草の観察記録があった。
これに感動した岩瀬学長が、話のたねのテーブルで紹介しているのでぜひご覧いただきたい。

※ 全農教HP/話のたねのテーブル http://www.zennokyo.co.jp/table/index_table.html から、バックナンバー一覧のNo.5『立ち上がる雑草』をクリック

自然の怖さとありがたさ
地震では、地球の恐るべきパワーをまざまざと見せつけられた。
その反面、水や食料、燃料など自然の恵み、ありがたさもしみじみと実感した。
我々は上手に付き合っていかなければならないということだ。

いま、日本中で節電の意識が高まっている。今回のことをきっかけに、もう一度エコを見直そうという考えも、周囲で盛り上がっているようだ。
“暖房の効いた部屋でTシャツでアイスクリームを食べる、というのはいくら何でもやりすぎではないか?”ということである。
エコやスローライフが提唱される一方で、日常生活の中でどれだけエネルギー消費をしているか、この機会に考えてみよう。

本当のエコとは?
エコはエコロジーの略語で、最近は “自然との調和”や“自然にやさしい” と言った意味で使われている。
自然とどう調和するか、どうしたらやさしくできるか… そのためにはまず、自然を観察し、知ることからはじめる必要があるだろう。
ご存知のようにエコロジー(Ecology)は本来 “生態学” である。自然を観察し、自然に学ぼうではありませんか。

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上野公園のヒカンザクラ(カンヒザクラ)は今まさに満開。

2011年3月22日、報告:自然観察大学 事務局O
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by sizenkansatu | 2011-03-22 12:55 | その他 | Comments(0)

『黄砂への挑戦』という本のこと

突然ですが、自然観察大学の生徒(?)の書いた、書籍の紹介をさせていただく。
正式なタイトルは、

●● フォトレポート 黄砂への挑戦 ~雑草で中国黄土高原の緑化を図る~ ●●

という本である。
著者:一前宣正(いちぜんのぶまさ、宇都宮大学名誉教授)
発行元:全国農村教育協会(略称:全農教)
3月10日、まもなくの発売予定で、まだ本がないのでチラシを紹介させていただく。

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内容はタイトルどおりの研究レポートであるが、
まず大自然の脅威をとらえた写真に圧倒される。
読み進むとともに、その脅威に挑む筆者の努力に感動を覚え、
さらに緑化の立役者である雑草の話になると、喜びがわいてくる。

…どうやら、著者のいちばん伝えたいことは、

“雑草はすばらしい、雑草なしに私たちは生きられない”

という思いのようだ。要するに雑草を愛しているのだ。この考えは我々自然観察大学とも通じるが… 
それもそのはず、著者の一前先生は自然観察大学の学生なのであった。

なお、本書は2月20日の室内講習会会場で、出版元の全農教より特別割引にて予約注文を承ります。
(本稿はまるで広告みたいでした。申し訳ありません)

2011年2月18日、報告:自然観察大学 事務局O
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by sizenkansatu | 2011-02-18 16:21 | その他 | Comments(0)

余談:自然観察におすすめの双眼鏡

前回、富士山とカワウの写真で使った双眼鏡を紹介しよう。
自然観察大学の講師の間で人気の双眼鏡で、ペンタックスのPapilio(パピリオ)という。
(写真は私が使用中のもので、細かな傷だらけです。ネックストラップははずしてあります)
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特徴は近距離で使えることだ。
最短距離が50cmなので、ルーペ代わりに使用することもできる。ちなみに同社のほかの機種は最短距離が2-3mだから大きな差だ。
昆虫などを離れた位置から刺激せずに観察するのにちょうどよい。高木の花や果実の観察にも最適。
観察会などで人が多いときに、後方から対象を観るのにも便利だ。
6.5倍と8.5倍の2種あり。重さはどちらも約300g。
鳥の観察には倍率が物足りないようだが “なんでも観よう” という自然観察大学にはぴったりだ。

ペンタックスのPapilioの案内:
http://www.pentax.jp/japan/imaging/binoculars/short/papilio/index.html


余談の余談:超本格的な望遠鏡を拝借

2009年の自然観察大学テーマ別観察会“海辺の鳥”(葛西臨海公園)
http://www.sizenkansatu.jp/index_8.html からご覧ください)
でのこと。
観察会の帰路、本格的な望遠鏡を通りがかりの人たちに公開してくれている方がいた。
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精密な望遠鏡はオオタカを捉えていた。覗かせていただいたついでに、接眼部にコンパクトカメラをくっつけて撮ったのがこれ。
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大きな池をはさんで、向こう岸の樹上なので、肉眼ではオオタカが確認できないほどの遠距離。この望遠鏡は何倍だったのだろう。
この望遠鏡の持ち主は、一式の大荷物を持って、土日はここへ来ているということだった。今でも通っておられるのだろうか。

2010年11月4日、報告:事務局O
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by sizenkansatu | 2010-11-04 19:49 | その他 | Comments(0)

双眼鏡を使った写真

今年の5月、コンパクトカメラで富士山を撮った。
カメラ位置は身延山の山頂で、左側に見えるのはロープウェイの山頂駅だ。
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私のカメラは元来広角側に強いので、望遠側いっぱいにズームしても72mm。

同じ位置から、双眼鏡越しに撮った写真がこれ。
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双眼鏡のピントを合わせておいて、接眼レンズにカメラのレンズをくっつけるだけ。
カメラのほうはピントも露出もオートである。
左手に双眼鏡、右手にカメラという、手持ちの撮影だ。
簡単に撮ったわりには、けっこういける。
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カメラのレンズを広角24mmにするとこんな写真になった。

富士山のような遠景は比較的簡単だが、近距離になると微妙なピントや構図が取りにくくなる。双眼鏡とカメラを両手に持って合わせるのだからそれなりに難しい。
これは今年の4月に石神井公園で撮ったカワウ。
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曇天でも、意外とちゃんと撮れた。カワウがじっとしていてくれたおかげだ。動きのある被写体では、こうはいかない。

※ 以上の写真はすべてトリミング無しとしました。
  写真をダブルクリックすると大きな画像が見られます。
  
2010年11月3日、報告:事務局O
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by sizenkansatu | 2010-11-03 15:54 | その他 | Comments(0)

カビ観察ブームか?

少し前に発行された 『カビ図鑑』 という本が評判を呼んでいるようだ。
これは “カビ” を自然観察の対象にしようというマニアックな本である。もともと自然観察をしようという人たちは、多かれ少なかれマニアックな資質を持っていたのだろう。この 『カビ図鑑』 が予想外に売れているらしいのだ。

アウトドア雑誌で 『ガルヴィ(Garrrv)』 というのがある。その10月号の巻頭特集が “カビ観察のススメ” なのだ。下がその記事。
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これは驚いた。一見して出版社(全農教)の広告かと思ったが、そうではない。編集部がカビは面白いと判断したのだろう。

ところで…
これはまだ極秘事項だが、自然観察大学の室内講習会で 『カビ図鑑』 著者の細矢先生に講演をしていただく予定だ。細矢先生は “カビを観察対象にする” という革命的な考えを持っておられる。ご期待ください。

岩瀬学長の 『カビ図鑑』 の紹介は、 http://www.sizenkansatu.jp/index_11.html をご覧ください。

2010年9月9日、報告:事務局O
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by sizenkansatu | 2010-09-09 20:56 | その他 | Comments(0)

旅先での “充電” -滋賀その5-

旅の途中でカメラのバッテリー残量がなくなってしまった。どうも充電するときの接触が悪かったらしい。家人からは “接写でストロボを使いすぎるからだ” と責められた。
何軒かのカメラ店をまわってそっけない応対に落ち込んでいたが、最後にうかがった『カメラのキタムラ近江八幡店』の人たちがすばらしかったので、ぜひ紹介させてもらいたい。自然観察とは関係ないことだが、ご容赦ください。

私が考えていたのは、新品のバッテリーを購入して店頭で充電してもらう、というものであった。しかし私のカメラはすでに旧型で、そのバッテリーは在庫していないのである。
店員さんは飛込み客である私に対して親身な対応で、カメラのマニュアルを調べてくれた結果、新型のバッテリーは使用不可である。ということがわかった。
店員さんはさらに考えてくれ “一台だけ在庫している旧型カメラのバッテリーチャージャーを使って充電する” という策をひねり出してくれた。ご好意に甘えて2時間後にフル充電のバッテリーを受け取ったが、なんと対価は不要の由。
対応してくれた店員さんには、“このくらいのサービスは当然です。困ったときはお互いさま。” と言っていただいたし、ほかの店員さんたちにも非常に温かく見守っていただいた。
ふだんの私の風貌を知っている方なら、一見して不審者に思われても仕方がないと言うことがお分かりになると思う。その私に対する親切な対応である。
『カメラのキタムラ近江八幡店』のみなさん、本当にありがとうございました。

今回は身軽になりたいために一眼レフカメラをあきらめ、R社のコンパクトカメラ一台で行動した。メモリーカードの予備を購入し、事前にバッテリーをフル充電して、準備万端のつもりだった。ところが充電器の接触が悪かったようである。反省。
しかし、このようなすがすがしい経験ができたということは、たまには失敗するのもよいか、旅の目的は“充電” だし… と考えてしまうのであった。
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時代劇の撮影が頻繁に行われる近江八幡の八幡掘。密偵の伊三次らが身を隠しながら尾行するシーンが思い起こされる。小房の粂八の船宿と思しき建物もあった。あたりは鬼平をたたえるクマゼミの大合唱であった。

2010年8月20日、報告:事務局O
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by sizenkansatu | 2010-08-20 12:58 | その他 | Comments(3)

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