自然観察大学ブログ

立春のロウバイ

2月4日は久しぶりに暖かい日で、立春らしい日であった。
この日、水元公園ではロウバイが満開だった。
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大勢の人が通りがかりに足を止め、においをかいだり、写真を撮ったりしていた。

昨年「季節の生きもの観察手帖」が発刊されてから、二十四節気・七十二候を気にしながら観察している。
新しい年の始まりに、満開のロウバイを観られるとは、なんとうれしく、ありがたいことだろう。

別の場所ではあるが、今年の1月7日にロウバイの花を観ていた。
それからおよそ一か月である。ずいぶん長い間咲いているものだ。

ところで、
ロウバイは花の中心部が赤く見えるというが、この花はどうだろうか。
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何となくソシンロウバイ(花の中心部も黄色い)っぽい気がする。
庭園樹でもあるロウバイは、いろいろなタイプがあるのだろう。
ややこしいことだ。
※ ロウバイとソシンロウバイは次で紹介しています。 
  ⇒ http://sizenkan.exblog.jp/23789102/ 

植物生態学部S子さんへ(事務連絡/再)
以前このブログに投稿いただいていたS子さんの連絡先がわからなくなりました。
事務局OのPC故障によりアドレス帳が紛失したためです。
S子さんにお願いしたいことがあります。一度事務局へご連絡いただければありがたいです。
急ぎませんので、いつでもお待ちしております。

2018年2月6日、報告:自然観察大学 事務局O


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# by sizenkansatu | 2018-02-06 17:58 | 植物 | Comments(0)

「季節の生きもの観察手帖」トップに返り咲き!

節分の日に、「季節の生きもの観察手帖」が、Amazonランキングのベストセラー1位に返り咲いた。(自然観察カテゴリ)
おそらく、立春で新しい年を迎えるにあたって、気持ちも新たに自然観察をしてみよう、記録してみよう、という方々が購入してくださったのだと思う。
ありがたいことである。

次は、2018年2月3日11時54分の記録。
d0163696_18354294.jpg
私のスマートフォンからのスクリーンショットである。
いまでも折にふれてランキングをチェックしているのだが、2017年6月を最後に陥落して以来、およそ8か月ぶりの復活である。
※ 参考
「季節の生きもの観察手帖」がアマゾンで1位に! (2017年4月26日の記事)
⇒ http://sizenkan.exblog.jp/24123868/ 


余談ですが


トップに返り咲いたことに小躍りする一方で、これはほんの一瞬であり、記録しておく必要があると考えた。
(予想は的中し、残念ながら1時間後にはトップを陥落してしまったのであった。)

上の画像を得るために、スマホでのスクリーンショットというのを初体験した。
恥ずかしながら私はスマホが苦手で、その機能のほとんどを生かしていない。(というよりも知らない)
「スマホ スクリーンショット」で検索して、あわてて画像を得たというしだいである。

2018年2月5日、報告:自然観察大学 事務局O
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# by sizenkansatu | 2018-02-05 18:39 | その他 | Comments(0)

ハクウンボクの冬芽

寒い。
今日(1月25日)は日本列島が寒気におおわれた。
都心でも-4℃と記録的な寒さだそうである。
さすが“大寒”まっただなか、“水沢腹堅”である。
『季節の生きもの観察手帖』( )を見ると、1月25日の欄に次のように記されている。

● 気温-41℃を記録 1902年 北海道旭川市 気象庁 ★観測史上国内最低気温

… 100年前も、やはり今日という日は寒かったのだ。
さすが、二十四節気・七十二候、先人の慧眼にはおそれいるばかりである。


さて本題。
昨年の暮れの観察である。(いつも月おくれですみません)
ハクウンボクの木に、落ちずに頑張っている葉が散見された。
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一見すると、どうということのない枯葉だが、葉のつけ根の部分が少し膨らんでいるのが見て取れるだろうか。
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葉柄のつけ根を拡大してみよう。
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冬芽である。

ハクウンボクは葉柄の中に冬芽を作る。
いわゆる“葉柄内芽(ようへいないが)”で、プラタナスと同じやり方だ。
夏にはすでに葉柄の中に冬芽を用意しているのを確認している。

葉柄で包むことで冬芽を守るのだと思うが、冬に向かうころに落ちてしまうのだから、寒さ除けではないのだろう。

こちらはすでに落葉した冬芽。
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フリースのような綿毛にくるまって、寒さ対策は万全、といったところなのだろう。
葉が落ちた痕(葉痕)が、冬芽のつけ根の部分にぐるりと取り巻いて見える。
この日の観察では、ほとんどが落葉してこのような状態であった。

ちなみに、花の時期のハクウンボクも紹介しておこう。
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こちらは昨年5月5日の撮影。
ちなみに、冬芽を見たのと同じ木で、場所は千葉県柏市の柏の葉公園である。
多数の花をつけたようすが白雲のように見えるのでハクウンボクだそうだが、いかがだろうか。

ハクウンボクはエゴノキのなかまで、果実もエゴノキによく似ている。
昨年のこの木の観察では、果実に虫がかじったあとが散見された。
もしかしてエゴヒゲナガゾウムシ()の産卵痕か、と考えたのだが確認できていない。
今後の課題である。

2018年1月25日、報告:自然観察大学 事務局O


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# by sizenkansatu | 2018-01-25 18:40 | 植物 | Comments(0)

ラクウショウとメタセコイアをくらべる(続)

紅葉と実(球果)

メタセコイアが鮮やかに紅葉していた。
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上の写真は12月9日の水元公園のもの。
紅葉、黄葉、といえばカエデやイチョウに代表されるが、針葉樹の紅葉も素晴らしい。
滋賀県のメタセコイア並木の紅葉はすごい人気のようだが、水元公園もみごとなものであった。

次はラクウショウの紅葉。
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この写真は10月末の柏の葉公園のもの。
夕刻の光に鮮やかに浮かびあがっていた。
どちらかというとラクウショウのほうが色鮮やかな気がする。

水元公園ではメタセコイアとラクウショウが数多く植栽されていて、くらべて観察しやすい。


実(球果)をくらべよう

これはメタセコイアの球果。
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遠くのものを望遠(600mm相当)で撮っているので、画質はご容赦いただきたい。

じつは、広い水元公園内で球果を確認できたメタセコイアはたった一本であった。そして貴重なこの木にも球果の数は少ない。
(すべてを見たわけではないし、高所で見えないものも多いだろうが…)

ラクウショウはどうか。
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遠目にも、枝先にたくさんの球果が確認できる。(クリックで拡大可能)

私の観察しているのは水元公園、柏の葉公園だが、メタセコイアの球果が確認できるのはそれぞれ1株ずつに過ぎない。
かたやラクウショウは、どの木も多数の球果をつけている。これは大きな違いだ。

なお、このブログで次の記録を見てない方は、先にご覧いただけるとありがたい。
●ラクウショウとメタセコイアをくらべる
 http://sizenkan.exblog.jp/25484953/ 
●メタセコイアの花から実
 http://sizenkan.exblog.jp/24231640/ 
次は落ちていたメタセコイアの球果。
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10月末、遅い台風によって、たくさんの若い球果が落ちてしまった。
貴重な球果が残念なことになってしまったものだ。
(柏の葉公園のメタセコイアの樹冠下で採集)

規則正しく並んだ鱗片に沿って裂開する。
手で割ってみたのがこれ。
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鱗片の間に、翼のある平たい種子があった。

次はラクウショウ。12月はじめの成熟した球果。
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不規則な割れ目はいかにも気まぐれなラクウショウらしい。
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成熟した球果は、手でふれるとすぐにバラバラになる。
不整形のピラミッドのような、濃い褐色のかけらが種子だろう。
メタセコイアとは全く異なる。


花をくらべる

気になるのは来年開花するはずのつぼみである。
今の季節、メタセコイアでは多くの株で多数のつぼみが確認できるが、ラクウショウはつぼみがまったく見られないのだ。

今年のはじめに観察した雌花の違いを確認しておこう。
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上がメタセコイアで、下はラクウショウ。
それぞれの雌花を拡大してみよう。
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上のメタセコイアは穂の先端に雌花がある。
下のラクウショウは雄花の穂とは異なる枝に雌花をつけている(すでに若い球果)。


メタセコイアのつぼみ


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12月のいまの季節、ほとんどのメタセコイアはすでに多数のつぼみをつけている。

次の写真は9月初めのもの。
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ここから葉が落ちて、一つ前のような穂になる。
ずいぶん早くから開花準備を進めるものだ。

※ 7月ころからつぼみらしいものを見たが、そこから新葉が芽吹いてきたものもあった。


ラクウショウのつぼみ~花の謎

問題はラクウショウである。
現時点ではつぼみらしいものは確認できていないのだ。

これは10月末に見たラクウショウ。
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枝先についた芽は、果たしてこのあと花になるのか、どんなふうに成長・変化していくのか…
このときはワクワク・ドキドキしたものだ。

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こちらは12月初めの芽。(別の枝)
残念ながら、変化はない。
ラクウショウは、どこがどうなって、花を咲かせるのか。

じつは、昨年の2月に自然観察大学のI島先生とメタセコイアの花を観察したときにも、並行してラクウショウの花を探していた。
ところが結局見つからず、気づかぬままにいつの間にか結実していたという次第である。
2人そろって、情けない話である。
たくさんの球果をつけるということは、花もそれだけ多くなければいけないのだが…

メタセコイア、ラクウショウともに、近代に緑化目的で持ち込まれた樹種である。
導入種は植物図鑑では軽んじられることも多いようで、そもそもいにしえの植物図鑑には掲載されてない。
謎の多い植物である。


追 記

ここまでの報告をまとめたあとで、別の場所(さいたま市 見沼グリーンセンター)で、鈴なりになったメタセコイアの球果を発見した。
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また、ラクウショウのつぼみも見つけることができた。(見沼自然公園)
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しかし、それらの詳しい報告を追加するとなると、また投稿が先送りされてしまう。いつまでたってもきりがない。
ただでさえ、めったに更新されないこのブログである。
今回は中途半端な内容ではあるが、欲張らずにここまででアップさせていただくことにした。
ご容赦いただきたい。


植物生態学部S子さんへ(事務連絡)
以前このブログに投稿いただいていたS子さんの連絡先がわからなくなりました。
事務局OのPC故障によりアドレス帳が紛失したためです。
S子さんにお願いしたいことがあります。一度事務局へご連絡いただければありがたいです。
急ぎませんので、いつでもお待ちしております。

2017年12月20日、報告:自然観察大学 事務局O
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# by sizenkansatu | 2017-12-20 13:03 | 植物 | Comments(0)

漆掻きを体験

9月なかばに、自然観察大学講師の川名先生とともに、茨城県大子町の漆生産の現場を見てきた。
自然観察とは話がそれるが、ご容赦いただきたい。
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これが漆畑。ウルシが等間隔で植えられている。
樹幹に付けられた黒い傷が“漆掻き”の溝で、これを“辺”という。
下枝が落とされて真っ直ぐになっているのは、多数の辺をつけて効率よく漆を採取するためだ。

畑は山深い中にあって、イノシシも普通に生活しているようなところだ。
放っておくとすぐに、奥に見える藪のようになってしまう由。
管理はたいへんなことと想像できる。

漆には強いアレルギーの人が多く、人家の近くに畑を作ると問題になるらしい。山深いところに畑を作るのは、そのことと関係があるのかもしれない。

案内いただいた漆掻き職人のO.K.さんに話を伺った。
同じウルシの木では4日ごとに辺をつけ漆液を収穫するそうである。
辺の深さ、位置ぎめなど木の生理・生態を知り尽くし、効率よく採取していることが分かった。
(詳しくは別の機会に紹介します)

さて、私も漆掻きを経験させていただいた。
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これが私の掻いた“辺”である。
“掻き鎌”という独特の形状をした鋭利な刃物で掘ると、見る間に漆液がにじみ出してくる。
これが本物の樹脂である。

本来は溢れる前にへらで掻き集めるのだが、このときは撮影用に溢れさせてしまった。
貴重な漆液なのに、申し訳ないことである。

漆掻きの道具も紹介しよう。
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手前から
・漆液を採る“掻きべら”
・樹皮に溝を掘るU字型の刃の“掻き鎌”
・へらで採った漆液を集める“漆桶”(ホオノキの樹皮を丸めて作る)

昭和の末期にはこの大子町で年間1トンを生産していたものが、現在ではわずかに200キロほどになってしまったそうだ。少しさかのぼって昭和30年代には2トンだったというのだから、短期間に激減している。安価な海外産の輸入漆液におされているためだ。

海外では天然ゴムのように受け皿を設置しておいて漆液を集めるという。その理由もあってか、海外産は不純物が混じるなどで、収穫した漆液の品質に大きな違いが出るらしい。
大子の漆は、透明度と光沢で作家の方々の間でも高い評価を得ておられるそうだ。

日本の漆は12000年前(1200年前ではない!)から利用されていることが分かっているらしい。なんと縄文時代である。絶やさずに受け継いでいただきたいものだ。


余談ですが…

じつは川名先生は見かけによらず(失礼!)漆に強いアレルギーがあって、畑ではヤッケに眼鏡・手袋・マスクと完全防備であった。そのおかげでなんとか無事に取材を遂行できた。
一方私は、ついうっかり素手で漆液にふれてしまったのだが、幸いなことに何も無かった。(本来はデリケートな肌のはずです)


大子町では11月11日に「うるしフェスタ2017」が実施される。
お近くの方、興味のある方にお勧めしたい。

NPO法人麗潤館(今回取材でお世話になった団体)のHP
⇒ http://reijunkan.com/ 

同HP内の「うるしフェスタ2017」の案内直通(チラシPDFが閲覧できます)
⇒ http://reijunkan.com/info/1043.html 

2017年10月6日、報告:自然観察大学 事務局O
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# by sizenkansatu | 2017-10-06 12:56 | その他 | Comments(0)

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