自然観察大学ブログ

春の雑草 ロゼットの観察-2

※ 前回のタイトルは「早春の雑草」だったが、タイトルを変更した。
(ペースが季節に追いついていない!)

前回と同じ場所の1か月後、3月末のようすを観に行った。
d0163696_07043411.jpg
春爛漫である。
ナズナがすっかり大きくなって、ホトケノザも成長している。

成長したナズナ。
d0163696_07044656.jpg
上のナズナは、たぶん一か月前にロゼットだったものだろう。
ロゼットで冬を越した、正統派の越年草タイプである。

こちらはロゼットのないナズナ。
d0163696_07045752.jpg
草丈は6~7センチ程度。
遅く発芽したナズナはロゼットを作らず、すぐに茎を立てて花をつける。
型にはまらない柔軟な生活ぶりは、さすが雑草である。

ところで、上の写真で花序のつけ根のところが黒っぽくなっているのは、アブラムシである。
遅れて外の世界に出て、なんとか花茎を立てたナズナだが、一歩出ると七人の敵がいるということだ。

ナズナの花を拡大してみよう。
d0163696_07050763.jpg
ナズナは十字型のアブラナ科の花だ。
小さくてわかりにくいが、雄しべが6本で、外側に出ている2本は少し短いのが特徴。
花序の中心部にはつぼみがあって、次々に新しいつぼみを着けては、花を開かせる。
ひとつヘンなものがあることにお気づきだろうか。
画面中央やや右下に、アブラムシの尻が観える。たぶんこれはニセダイコンアブラムシ。
つぼみにの中に埋もれて擬態しているようにも観える。

余談だが、上の花のアップは、新しいクローズアップレンズによるものだ。これまで使っていたものを紛失してしまったので、新しく購入したのだ。マルミ光機というメーカーのDGH3というもので、なかなか好い。
ヨドバシカメラの店員さんに勧められたのだが、大手フィルターメーカーのK社よりも、かなりよさそうだ。
クローズアップレンズは簡単手軽に倍率を上げられるので、いつもポケットに入れている。

ここでクイズ。これはなんのロゼット?
d0163696_07051995.jpg
ヒント:
 ●ナズナと同じアブラナ科植物。
 ●ちょっと元気がない。
 ●もしかするとウイルス病かも…

横からのカットでタネアカシ。
d0163696_07052959.jpg
ほったらかしにされたダイコンでした。

上の写真の1か月後には抽苔していた。
d0163696_07053841.jpg
ダイコンはナズナと同じアブラナ科植物である。

花を観よう。
d0163696_07054898.jpg
雄しべ6本で、外側の2本が短いところもナズナと同じ。
大きいので観察しやすい。

2015年4月13日、報告:自然観察大学 事務局O

[PR]



by sizenkansatu | 2015-04-13 07:10 | Comments(0)

植物、虫、鳥など自然を楽しむ  ★写真の無断転載はお断りいたします★
by sizenkansatu
プロフィールを見る
画像一覧
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31

最新のコメント

> チョコさん コメン..
by sizenkansatu at 12:44
こんな感じの本が欲しかっ..
by チョコ at 14:10
鈴木裕子さん、コメントあ..
by sizenkansatu at 15:19
日経新聞で冬の雑草の記事..
by 鈴木裕子 at 19:35
アレチヌスビトハギ 最悪..
by EVIS at 15:16

検索

ブログジャンル