自然観察大学ブログ

江戸川べりの観察-28 不思議なハゴロモ

カナムグラ上の不思議な虫…
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ハゴロモの仲間の幼虫だ。
不思議な白い毛の束はロウ物質で、尻から分泌したものがこんなふうになるのだそうだ。
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う~む。精密な細工もののよう。

外敵から身を守る手段らしいが、はたして効果があるのだろうか?

ハゴロモの名前は、羽衣に由来するらしいが、だとするとこの毛束からきているのかもしれない。
この姿でゾロゾロと歩き回る。
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動きにくいこと甚だしいと思うのだが…
そのうえ、いざというときはピンッと跳ねる。


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写真で一番下の反対側に隠れた幼虫は、毛束を閉じている。
ふだんは尻の毛の束を閉じているらしい。
残念ながらこのあと回り込もうとしたら、いつの間にか全開してしまった。意外に警戒心が強い。
(カナムグラの茂る中での移動は困難を極めるのだった。)

ところで、画面上の成虫はスケバハゴロモだ。
一緒にいるからといってスケバハゴロモの成虫と幼虫と考えてよいのだろうか。

きちんと撮ったスケバハゴロモはこれ。
d0163696_13212611.jpg
翅が透けているのでスケバ。

ところが、すぐ近くに別のやつがいた。
d0163696_13213692.jpg
ベッコウハゴロモ。
この藪にはスケバハゴロモとベッコウハゴロモの成虫が混じっていた。
う~む。どっちの幼虫か悩ましい。

<追記 2014年12月27日>
幼虫はスケバハゴロモでした。
フッカーSさんからご教示いただきました。
詳しくはいただいたコメントを見てください。
フッカーSさん、ありがとうございました。


2014年8月16日、報告:自然観察大学 事務局O


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by sizenkansatu | 2014-08-16 13:26 | 昆虫など | Comments(2)
Commented by フッカーS at 2014-12-27 05:00 x
通りかかりましたのでコメントさせてもらいます。
もう答えが出てるかもしれませんが、一応・・・・カナムグラ上の緑一色のハゴロモ幼虫は、スケバハゴロモで正解です。
日本産のハゴロモ科既知種は16種ほどと聞いてますが、江戸川での撮影ということなら東京都本土部昆虫目録に記録のある3種(スケバ、ベッコウ、アミガサ)が候補になります。うち、ベッコウとアミガサの幼虫の背面には明瞭な褐色紋があり、体の地色は白に近いので、消去法でもスケバハゴロモ幼虫となります。尻毛の基部周辺の見え方だけでも、他の2種とは明らかに違って見えます。
Commented by sizenkansatu at 2014-12-27 17:37
フッカーSさん、ご教示ありがとうございます。
さっそく本文に追記させていただくことにします。
今後ともよろしくお願いします。
(事務局Oより)

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