自然観察大学ブログ

ヘクソカズラグンバイ その1 -続・グンバイムシを拡大して観よう-

ヘクソカズラグンバイは以前にも登場 ( ) しているのだが、再度、異形チャンピオンに登場いただこう。

前回7月の エグリグンバイ、アワダチソウグンバイ と比べてご覧いただくとありがたい。

全身がステンドグラス状なのはグンバイムシ類に共通の特徴で、なかでもヘクソカズラグンバイは透明度が高く、キラキラとよく光る。
d0163696_7413617.jpg
特筆すべきは、なんといっても背中の飾り。
派手好きのグンバイの中でもナンバーワンだ。
写真ではよくわからないかもしれないが、頭の上に球状の袋が、まず一つ。
その後ろ、両側に大きなお椀型の膜が一対。
さらに後の翅の付け根には小さなお椀が一対ある。

立体的なので観ると面白いのだが、写真にするには困りものだ。
全身を撮ろうとすると、この角度でないと全体にピントが合わないのだが、頭は隠れて見えなくなる。
d0163696_746654.jpg
複眼が見える角度から撮ると、今度は翅にピントがない。立体的な造形で、接写泣かせの困ったやつだ。

横から観ると派手さがよくわかる。
d0163696_7463866.jpg
この角度で観ると、翅に隠れた胴体が確認できて、本体が意外に小さい。

今度は正面にまわって顔を見る。
d0163696_7471987.jpg
うぅっ。やっぱりすごい迫力!
Y崎先生いわく 「グンバイ界の小林幸子」 である。
スタア揃いのグンバイムシ界で、際立った装いだ。

翅が大きいうえに、帆のような付属物があるのだから、さぞかし風に乗って飛ぶのだろう。
台風が来たらひとたまりもないように思えるが、意外と脚力があって、葉の裏にしがみついて頑張っているらしい。(Y永先生にうかがった)
それはそうだ。もしも台風の風に乗ったりしたら海の藻屑だ。二度と着地することはないだろう。ましてや、食草のヘクソカズラに降り立つことなど限りなく不可能だ。

おまけにもう一カット。
d0163696_7481090.jpg
触角は意外に毛深く、懸命に手入れをしていた。ということは感覚を研ぎ澄ましているというところなのだろう。
動きが鈍くてのんびりして観えるが、意外に神経質なのかもしれない。

余談ですが…
前回のヘクソカズラグンバイは2年前である。
当時はデジタルカメラで接写することができなくて、フィルムで撮影したものをスキャニングしていた。
現在はふるいオリンパスの接写レンズをデジタルカメラに着けて撮っている。
比べてみるとどうだろうか。どちらが好いかは別として、ブログの画面ではデジタルが上のようだ。

以下次回に続く。

2013年10月30日、報告:自然観察大学 事務局O
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by sizenkansatu | 2013-10-30 07:50 | 昆虫など | Comments(0)

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