カメムシの夏-その1 カメムシの口器-4
7月末の暑い日に、水元公園に行った。
池のほとりのマユミに、キバラヘリカメムシがいた。 幼虫は黄色と黒のポップな色合いで、背面にとげが二つある。 マユミの果実を吸っているのだが、ここで注目したいのは口吻だ。
口針を刺した上の写真では、鞘(さや)は完全に離れて後方にたたまれている。 ふだんは、口針は鞘に収まっている。
こちらはキバラヘリカメムシの成虫。 同じく、鞘に収めて後方へたたむ。
この状態はどのカメムシも同じだと思う。
観察をつづけていると、吸汁しそうになった。 口もとを拡大してみよう。 幼虫同様に、口針が鞘から離れている。
残念ながら、このあと元の鞘に収めてしまったのだが、これまで私が観たカメムシの口器とは、まったく別のタイプであることがわかった。
この口吻が予想外であったという私の気持ちは、カメムシ好きの方ならご理解いただけると思う。
ほかにどんなタイプがあるのか? それらは食生活と関係があるのか?
… 今後も引き続き観察していきたい。
※ 参考:過去の記事
ツノアオカメムシ カメムシの口器-1 ⇒
アカスジカメムシ カメムシの口器-2 ⇒
ホソヘリカメムシ カメムシの口器-3 ⇒
※ ついでに、過去のキバラヘリカメムシの記事もご覧いただけるとありがたい。
カメムシの心霊写真 ⇒
次回はキバラヘリカメムシの脚の話。
2013年8月9日、報告:自然観察大学 事務局O
池のほとりのマユミに、キバラヘリカメムシがいた。
口針を刺した上の写真では、鞘(さや)は完全に離れて後方にたたまれている。
こちらはキバラヘリカメムシの成虫。
この状態はどのカメムシも同じだと思う。
観察をつづけていると、吸汁しそうになった。
残念ながら、このあと元の鞘に収めてしまったのだが、これまで私が観たカメムシの口器とは、まったく別のタイプであることがわかった。
この口吻が予想外であったという私の気持ちは、カメムシ好きの方ならご理解いただけると思う。
ほかにどんなタイプがあるのか? それらは食生活と関係があるのか?
… 今後も引き続き観察していきたい。
※ 参考:過去の記事
ツノアオカメムシ カメムシの口器-1 ⇒
アカスジカメムシ カメムシの口器-2 ⇒
ホソヘリカメムシ カメムシの口器-3 ⇒
※ ついでに、過去のキバラヘリカメムシの記事もご覧いただけるとありがたい。
カメムシの心霊写真 ⇒
次回はキバラヘリカメムシの脚の話。
2013年8月9日、報告:自然観察大学 事務局O
by sizenkansatu
| 2013-08-09 23:10
| 昆虫など
|
Comments(0)
最新の記事
スギナの観察2024 |
at 2024-03-26 14:32 |
オオイヌノフグリ ファンクラ.. |
at 2024-03-24 21:03 |
春の雑草2024 |
at 2024-03-19 23:05 |
スギの開花 2024 |
at 2024-03-13 21:42 |
‘河津桜’とホトケノザ |
at 2024-02-21 20:11 |
最新のコメント
> yamasemi21.. |
by sizenkansatu at 10:11 |
> miyabiflow.. |
by sizenkansatu at 10:07 |
> すずかさん ご入会.. |
by sizenkansatu at 10:05 |
あ、書き忘れました。 .. |
by yamasemi21 at 09:27 |
>近縁種のイヌスギナかも.. |
by yamasemi21 at 09:21 |