自然観察大学ブログ

フクジュソウの花の気になること

本当に開閉するか?

フクジュソウの花は、太陽光線の当たり方で開きかたを変えると言われている。
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この花びらは少し閉じた状態。

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こっちは全開。
ネットで見ると「陽射しのある時は全開にして、陰った時には閉じて保温する」とある。
「やってきた虫のために温度を保つ」というのだがほんとうだろうか。このくらいのことで保温できるとは考えにくいが…

いずれにしても全体を開閉させることは間違いなさそうだ。
上の2枚の写真は2012年と2013年の写真で、同じ個体の動きを撮ったものではなく、残念ながら開閉を確認できていないのだが、ぜひ見てみたいものだ。


誤解されやすい集合果

フクジュソウの花には多数の雄しべと、その奥にこれまた多数の雌しべが観える。
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1個の花に多数の雌しべがあり、多数の果実となるものを集合果(集合花)と言うそうだ。
フクジュソウは典型的な集合果ということになる。

 ※ 写真で観る植物用語p124、岩瀬徹・大野啓一、全国農村教育協会より
 ⇒ http://www.zennokyo.co.jp/book/ykhb/sygo.html 


ネットで検索すると、集合花の例として堂々とタンポポをあげているサイトがあった。植物用語ではなく、ガーデニング用語辞典とうたったサイトで、集合果については正しく定義している。
集合花が果実になったのを集合果と言うのが正しいと思うのだが… かなり混乱がみられる。

そういえば “ロゼット” でおかしな図鑑がある。
『野草のロゼットハンドブック』というもので、この図鑑ではアカツメクサやカタバミ、はてはイネ科雑草まで、ロゼットとしてしまっているのだ。
学ぼうとするものにとって、障害以外の何ものでもない。混乱をまねくような勝手な使い方はやめてほしい。

彼ら植物にとっては、人間がなんと呼ぼうと知ったことではないかもしれないが、用語や名称はたいせつにしたいものである。

2013年3月10日、報告:自然観察大学 事務局O
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by sizenkansatu | 2013-03-10 23:56 | 植物 | Comments(0)

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