自然観察大学ブログ

ヒガンバナのタネ

日本のヒガンバナは種子では増えないとされている。
遺伝的に同一の形質の3倍体だからというのだが…
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花のあとには子房が膨らんで、
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切ってみると中には種子ができていた。

この種子が発芽しないというのだが、実は私のまわりでは疑いを持つ人が多い。
ヒガンバナがある時こつ然と姿をあらわし、周囲の環境から種子繁殖としか説明がつかないケースが目立つというのだ。真相解明が待たれる。

ちなみに球根はこれ。
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株もとで、遅い花が終わるのを待ちきれないかのように葉が出ている。
このあと大きな株になって翌年の栄養を蓄えることになる。
ヒガンバナの花は誰でも知っていると思うが、〝花の後に葉が出てくる〟ということを知らない人が意外に多いようだ。

いっせいに遅れるヒガンバナ

我孫子市岡発戸での、自然観察大学の観察会でのヒガンバナ。(2012年度第3回)
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ちょうど満開で、蕾も多数見受けられる。(後方はモズの話をする唐沢学長)
この観察会は9月30日だったから、彼岸よりも一週間ほどあと。

こちらのヒガンバナは10月4日の日比谷公園。
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これも満開だ。

ヒガンバナの開花は昨年も遅れて、10月2日の観察会で満開だった。
(自然観察大学HPの2011年第3回の観察会レポートをご覧ください)

遺伝的な形質によるのか、律義者の気質によるのか、ヒガンバナは全員そろって彼岸のころに咲くとされている。
それがここ2年は一週間遅れになってしまった。
律義者のヒガンバナたちは、さぞかし困っていることだろう。

2012年10月21日、報告:自然観察大学 事務局O
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by sizenkansatu | 2012-10-21 21:12 | 植物 | Comments(0)

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