自然観察大学ブログ

江戸川べりの観察-12 イネ科雑草の花

前回の続きで、イネ科の花の話。
草刈りあとに再生したイネ科雑草の花を観た。
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この土手ではチカラシバ、カゼクサ、シマスズメノヒエが目立った。
見慣れたイネ科雑草だが、早朝に観る花はどうなっているか…

チカラシバ
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これがあのチカラシバだなんて!
イキのよい花はやっぱりちがう。

カゼクサ
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このカゼクサは両側の小花(しょうか)を同時に開いて、めいっぱいがんばっている。
渋い色合いながら、羽毛状の白い柱頭が緑に映える。
開いた穎(えい)の微妙な縞模様も美しい。
さすが在来の雑草は、〝わびさび〟 の心を持っているらしい。

全身はこれ。
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刈られたあと、最後の力を振り絞って穂を伸ばしたのだろう。
本来は大きな株になるが、小さいのでコスズメガヤに似ている。

シマスズメノヒエ
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次はシマスズメノヒエ。
全体が短くて穂枝が少ないので、キシュウスズメノヒエにも見えてしまう。

穂を拡大して見た。
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はじめて観たシマスズメノヒエの本当の開花。
画面で二つだけ、カゼクサと同じで穎を開いた花だ。

シマスズメノヒエは北米原産の帰化植物とされているが、このシックな花を観ると、ちゃんと 和の心 を持っているように思える。苦労して日本に馴染んだのだろうか。

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昼間のシマスズメノヒエは、どれもこんな感じ。

※ イネ科の穂の用語が苦手という方は、『またまたオオエノコロのこと』 をご覧ください。

これまで、活動開始はいつも10時ころだった。フィルム撮影時代のクセで、朝に撮った写真は青くなると信じていたのだ。
デジタルカメラなら問題なさそうなので、来期は早起きして、ぜひ早朝のイネ科雑草観察をしてみたい。

2012年10月15日、報告:自然観察大学 事務局O
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by sizenkansatu | 2012-10-15 18:35 | 植物 | Comments(0)

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