自然観察大学ブログ

江戸川べりの観察-10 ツチイナゴ

彼岸の前後、江戸川べりにはたくさんのツチイナゴがいた。
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幼虫はどこかエキゾチック。
小さな翅(翅芽)の後ろの白くて丸い凹みが耳だそうだ。
ツチイナゴは鳴かないと思うのだが、なぜか耳がある。

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こちらは成虫。
ツチイナゴはクズなどの広葉植物を食べ、成虫で越冬するとされている。
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正面は少しとぼけた顔。

脚に注目してみた。(毎度で恐縮です)
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左前脚。
跗節(ふせつ)の下面には肉球のようなものがならんでいて、先端にはひときわ大きな肉球がある。
爪の間にあるので爪間盤(そうかんばん)というそうだ。
写真(クズ葉上)では、爪ではなく爪間盤で立っているように観える。

爪間盤は爪の間だが、爪に沿った形のものもあり、褥盤と総称されている。
以下、よろしければご参考まで。
● ムシヒキアブの褥盤 ⇒ http://sizenkan.exblog.jp/16114528/
● トンボとカミキリムシの脚 ⇒ http://sizenkan.exblog.jp/11496411/


次はツチイナゴ幼虫の後脚。
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きつい傾斜の状況下で、肉球で踏ん張っている。
肉球が滑る場面では、かかとのトゲを引っ掛けるようにしてジャンプするのだろう。

すね(脛節 けいせつ)のトゲの列は何のためにあるのだろうか?
襲い掛かる相手を蹴飛ばすのか?
あるいは着地の際にトゲを引っ掛けるようにするのか?
(バッタたちのテキトーな着地を観ているとそのように思える)

ちなみに、葉上で暮らすバッタ類に対し、地表で生活するコオロギの仲間には爪間盤はないということだ。

昆虫の脚はうまくできているものだ。
〝形とくらし〟 の典型的な例が観察できる。

2012年10月9日、報告:自然観察大学 事務局O
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by sizenkansatu | 2012-10-09 20:16 | 昆虫など | Comments(0)

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