自然観察大学ブログ

ウイキョウの花

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ウイキョウは古来より薬用に利用され、健胃、鎮痛、芳香・消臭などの効能があるという。
また英名でフェンネルとも言って、ハーブやスパイスとしても利用されるようになった。
そのためか、植栽されたものをあちこちで見かける。

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つぼみのときは、花序全体が包葉に包まれる。
精密!

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セリ科らしい散形花序(こまかく言うと複散形花序)だが、ちょっと変わった花だ。
花弁は内側に巻いて、雄しべも雌しべも見当たらない。

雄しべの着いた花を見つけた。
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孤軍奮闘、一個だけ突き出した雄しべ。

さらにほかの株を探すと、立派な雄花があった。
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花序の周辺部の花に雄しべが見える。これは両性花で、中心部の坊主頭のようなところが雌しべの柱頭なのだろう。
となると、雌株と両性花の株に分かれた雌雄異株ということだろうか?

もう一つ気になることがある。
花序の周辺部には雄しべがあるが、中央部はない。雄花期と雌花期ということなのだろうか?
ウイキョウの両性花は雌性先熟ということだろうか…

事典やネットで調べても、ウイキョウの花の作りや雌雄のことが書かれたものは見当たらない。
どなたかご存知の方は、ぜひご教示ください。

アリが集まるのはなぜか雄しべのある花。
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ハナアブなど訪花昆虫も、雄しべありの方に集まるように観えた。
自然の摂理というものだろうか。

ウイキョウの花の時期には、必ずと言ってよいほどアカスジカメムシがいる。
次回はこのハイカラ(死語?)なカメムシの話をさせていただく。

2012年7月23日、報告:自然観察大学 事務局O
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by sizenkansatu | 2012-07-23 12:54 | 植物 | Comments(0)

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