自然観察大学ブログ

チュウレンジハバチの幼虫人生

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ノイバラの葉を食べるチュウレンジハバチ。
若齢期の幼虫は、みんな仲良く並んで食べる。
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アップで見ると、内部が透けて見える。白いのは神経系だろうか。
ハバチの仲間は、幼虫は植物食で、蜂類のなかでは原始的なグループとされている。
3対の胸脚(上の写真の黒い脚)のほかに、多数の腹脚(いぼ脚)があるのが特徴。鱗翅目幼虫のイモムシは腹脚が少ない。

すぐ近くに老齢幼虫がいた。
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老齢幼虫になると独り立ちするのは、たくさん食べるようになるからだろうか。
(幼虫なのに老齢とは、これいかに?)

こうしてみるとチュウレンジハバチと類縁のアカスジチュウレンジらしい。(以下、アカチュウと省略)
頭部の色が若齢期:黒色 → 老齢期:黄褐色と変化するのがアカチュウの特徴とされている。

敵があらわれた。ハナグモだ。
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食われるのは可愛そうだが、じっくり観察させていただこう。

アカチュウは、かぶりつかれたまま懸命に逃げる。
痛そうだが、クモの毒はどうなったのか?
網を張らない徘徊性のクモは、捕らえた獲物をおとなしくさせるために強い毒を持つと聞いている。とくにハナグモは強力らしいのだが…

参考: ⇒自然観察大学バックナンバー より、
2011年度テーマ別観察会 『クモの生態観察』 〔クモの毒〕

アカチュウは毒がまわったようすもなく、逃げ続ける。
急所をはずすとこうなるのだろうか。
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ハナグモの方が先に疲れたらしく、脚をだらんとさせて呆けたような顔。
“もう、どうにでもして!” と言っているのかも…

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さんざん逃げまわって、この後ついにハナグモを振り払うことに成功した。
拍子抜けしたが、ほっとした気持ちになった。

食う者、食われる者。野生生物は波乱万丈だ。

2012年6月15日、報告:自然観察大学 事務局O
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by sizenkansatu | 2012-06-15 20:57 | 昆虫など | Comments(0)

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