自然観察大学ブログ

信州で出会った植物たち

傾斜に沿った耕作地のなかを登ると、ある地点でセイヨウタンポポから在来のタンポポに変わった。
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農道に沿って点々と続くエゾタンポポ。信州は彼らのなわばりらしい。
なんとなく嬉しくなる。
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エゾタンポポは総苞(頭花の全体を包み込む部分)がふっくら丸く、質実剛健な感じ。北の種族にふさわしい。
私はタンポポの王者だと思っている。

耕作地の一角にあったスミレ。
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ネットで調べるとフイリゲンジスミレ(斑入源氏菫)のようだ。日本では自生しないとある。

かつて、ある家の庭で多数のこのスミレに遭遇し、茨城の実家に持ち帰ったことがある。
はじめ数年間は順調に増え、道ばたに点々と広がっていったのだが、いつの間にか消滅してしまった。

こちらはタチツボスミレ
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…と思う。誤っていたらご指摘いただきたい。
スミレは難しいというのもあるが、悲しいことに私は雑草以外の植物は苦手なのである。

山菜の王者、タラの芽。
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地元の人の採り残しがけっこうあったので、この後しばし採集に没頭した。
市販のタラの芽はタラノキの枝を挿し木して栽培したもので風味はだいぶ違うが、これは正真正銘、天然のタラの芽だ。おいしそう…

キケマンの仲間。
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ミヤマキケマンだろうか。
礫地のようなところにも、点々とあった。

薄暗い林床の苔むしたところ。
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開花途中のイチリンソウか? 木漏れ日の中に映える。

急に視界が開けた湿地でミズバショウに遭遇した。
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“夏が来~れば…” という歌があるが、雪融けのころに咲く。
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ミズバショウは万人の憧れであり、野草の王者だと思う。

余談ですが…
王者ミズバショウであるが、ある山形出身の友人によると…
“あ、ミズバショウね、実家の前の下水溝にあったなぁ”
これには驚いた。ちなみに米沢近郊の彼の在所では、人間よりも熊のほうが多く生活しているらしい。


毎年、連休の間は信州に行くことになっている。
今年は諏訪から朝日村、そして木祖村をまわった。
次回は川虫の予定。

2012年5月17日、報告:自然観察大学 事務局O
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by sizenkansatu | 2012-05-17 12:44 | 植物 | Comments(0)

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