自然観察大学ブログ

雑草の冬越し-3 ロゼットを切ってみた

冬越しの話の続きである。
年末から年始にかけての話だが、そのつもりで見ていただきたい。

ナガミヒナゲシ
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ナガミヒナゲシ。道ばたや畑地の周辺で、このところ急激に勢力を伸ばしたインベーダーだ。

中心部を拡大してみた。
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ゴチャゴチャしてよくわからないので、切断面を見せていただこう。
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中央の円い部分が茎なのだろう。中が空洞っぽくなっているのは、切り方がまずかったためだろうか。
上部は平たくなっていて、多数の新葉がいっせいに開こうとしている。

ほかのロゼットを観よう

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これはメマツヨイグサ。
ぺったりと地表に貼り付くイメージがあるが、根生葉の付け根は意外に立ち上がっているものだ。

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ナズナは、真ん中にもう多数のつぼみをつけていた。
茎になる部分が出はじまったところで、名前のとおり “出花” だ。
鬼も番茶も、出花は麗しく香しいらしいが、ナズナはどうだろうか。

ところで、このあと花茎を立てた “抽苔” した状態を “薹(とう)が立った” と言うが、いにしえの日本人の生活は植物と密接な関係だったんだなぁ と感心させられる。

話はそれますが…

“薹が立つ” というと、思い出すのがキャベツのような結球する野菜だ。
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これが薹が立った状態。昨年の春(4月)に撮ったもので、採り残されたキャベツは抽苔して立派な花を着ける。
このときの畑のそこかしこに、異様なキャベツの姿があった。
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巻いた葉がバリバリに避けてしまって、花茎もぐちゃぐちゃ。結球が硬すぎたのだろう。
品種改良はヒトの都合であって、作物にとっては捻じ曲がった進化であることが改めて知らされた。

2012年3月19日、報告:自然観察大学 事務局O
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by sizenkansatu | 2012-03-19 12:34 | 植物 | Comments(2)
Commented by ミルフイユ at 2012-03-21 00:00 x
なるほどー、メマツヨイグサやナズナと違ってナガミヒナゲシは茎から葉が出ている様に見えますね。
一番下の方の葉は根生葉に見えなくもないですけど。
秋からずっと茎があるのでしょうか?

キャベツが割れるのは、薹が立つ時や巻きすぎた時などありますが、雨が降り続くと割れやすいですね。去年の春の終わりの方は雨が多くてうちでも沢山割れたのがありました。

薹が立つで思い浮かぶのは、秋まいて残っていた菜ものですね。
小松菜、チンゲンサイ、水菜…。アブラナや摘み菜(かき菜)もまいてありますが、春は野菜が少ない時期でもあり、全て菜の花として摘んで美味しくいただいてます。それぞれ味が違って面白いですよ。
白菜はこちらでは巻かなかった場合は寒さに耐えて残って花が咲くのですが、菜の花の中でもやわらかくて激ウマです。
キャベツの蕾はブロッコリーに近い感じかなあ?

Commented by sizenkansatu at 2012-03-21 19:09
ナガミヒナゲシはたくさん切ってみたのですが、全部こんな感じでした。
メマツヨイグサも中心の濃い白(?)の部分が茎だと思うんですが、なんとなく葉の出方が違って見えますよね。

白菜の花の激ウマ、食べてみたいです。
いつも採れたての美味しい野菜を食べているミルフイユさんが言うんだから、さぞ激ウマなんでしょうね。

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