自然観察大学ブログ

つる植物の話-4

ヤブガラシ

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灌木を覆うヤブガラシ。
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後の大きな木まで覆いつくしている。
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先端は巻きひげになってからみ、次は交代した脇芽が伸び、また巻きつく。
主軸が次々に交代する仮軸成長(かじくせいちょう)だ。
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たぶんアバウトな性格なのだろう。巻きつきかたはこんな感じのことが多い。

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小さな花が集まって花序となる。この形は散房花序という。
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ヤブガラシの花。
花びらは早く落ちて、オレンジ色の台座部分だけ残る。台座は花床とか花盤などと言われる。果実になることはまれだそうだ。

マニアにおすすめのサイト:福原のページ(植物形態学・生物画像集など) http://www.fukuoka-edu.ac.jp/~fukuhara/keitai/yabugarashi.html

地味な花だが、ヤブガラシにはハチやアリなどの昆虫がよく集まる。
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ナミテントウ。アブラムシだけでなく、花蜜も食べるらしい。
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マメコガネ。こいつは好き嫌いがなく、何でもよく食べる。

すごいのを見つけた。
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ブドウトリバの交尾。
トリバガ科という蛾の仲間で、翅が鳥の羽毛のようになっているので “鳥羽蛾” という名前なのだと思う。翅を真横に伸ばした形も特徴的だ。
翅も奇妙だが、脚のトゲも不思議。どうしてこんな姿なのだろう?

もうひとつ、自然観察大学の見沼田んぼの観察会で、6月の下見のときにすごいのを見た。
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ブドウスズメの幼虫。
イモムシに詳しい方(?)なら、写真は逆さまにしがみついていて左が頭であることはおわかりだと思うが…
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よく観ると頭部はとても小さい。画面のカギ爪状の茶色いのが胸脚で、その下にあるのが頭部だ。

ヤブガラシにかかわる昆虫は多彩なようだ。いずれじっくり観てご報告したいと思う。

2011年9月22日、報告:自然観察大学 事務局O
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by sizenkansatu | 2011-09-22 20:20 | 植物と虫 | Comments(1)
Commented by ミルフイユ at 2011-09-24 22:00 x
こちらは雑草としては、カナムグラと違ってとげがないし、引っ張るとすぐ切れるので、地上部はさほどたちが悪くないのですが、地下茎がしぶといですね。根も枯れる除草剤を濃いめに使ってもいずれ生えてくるという・・・。
農地には生やしてませんが、借家の庭に生えてて困ってます。
花はオレンジの台座が可愛いんだけどなあ。
見かけるとすぐむしっちゃうので、来る虫とも無縁ですねえ。なので次の報告にも期待します~。

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