自然観察大学ブログ

ホタルの発光を撮る

やっとの発光の話になった。
ヘイケボタルである。
d0163696_12311159.jpg
まずまずの写真はこれ。
発光部は見えないが、元気な顔が見える。
発光がモワッとして心霊写真のようになってしまったのは、長時間露光の間にホタルが移動したためだ。
なかなか思ったような写真は撮れない。

d0163696_12304221.jpg
こちらは横からのカット。
露光中に頭をもたげてくれたのは良いが、ピントが合ってない。
暗闇で修正することはできない。(すみません。ご容赦ください)

ヘイケボタルは日没後に発光をはじめ、しばらくの間は盛んに発光しながら活発に行動する。
しかしこの時間は元気がよすぎて写真は撮りにくい。
d0163696_12321123.jpg
これはヘイケボタルが明滅しながら透明容器の壁を移動した軌跡。
シャッターを開いた30秒間の行動記録だ。
活発に歩いて、リズミカルに点滅を繰り返すことがわかる。

動くということは、ピントの問題が出てくる。
ピントを合わせようと照明を当てると、ホタルは発光をやめてうつむき姿勢になってしまうのだ。
ホタルの光で小さな虫にピントを合わせるのは不可能なので、じっとしていてもらうようにお願いして、結果は天に任せるしかない。

午後9時くらいになると、ホタルはほとんど動かなくなる。
d0163696_12324930.jpg
一時間も発光すると疲れてしまうのだろうか。
じっとうつむいて、弱い発光を続ける。
撮りやすいのだが、絵にならない。

ところで、
ホタルを腹側から見たら面白かった。
d0163696_12332611.jpg
この角度からはまるで別人のよう。ヤマネのような夜行性の動物に共通する表情だ。
透明容器に止まった姿を撮ったのだが、容器が汚れているのはご容赦いただきたい。

余談ですが…
撮影方法を紹介しよう。
まず、ホタルの光だけで撮ると次のようになる。
d0163696_12342656.jpg
発光部分しか見えない。
シャッターは30秒開きっぱなしで、その間に何度か点滅した結果が上の写真だ。

これにストロボを併用すると次のようになる。
d0163696_12352758.jpg

30秒間ホタルに光ってもらって、最後にストロボを当てて姿を映したということだ。

マニアのためにさらにご報告しておく。
絞り22、ISOは6400、露出補正は+3EVでストロボは反対に-3EV補正。
補正は好みの分かれるところだろう。
撮った数は100コマ程度と、数だけ見ればたいしたことはないのだが、三脚にすえての撮影であることと、シャッタースピードが30秒であることを考えると、撮影の苦労がお分かりいただけると思う。
以前フィルムで撮ったことを考えれば、デジタルでずいぶんラクにはなったが…

2011年8月8日、報告:自然観察大学 事務局O
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by sizenkansatu | 2011-08-08 12:44 | 昆虫など | Comments(1)
Commented by つくば市けんぞう at 2011-08-09 10:05 x
発光中のホタルの写真拝見。
まさにこの写真に違いありませんが、やっぱりできはイマイチですね。

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