自然観察大学ブログ

植物の雌と雄を観る-3

セイバンモロコシはやっぱり雑草だ

7月10日の日曜日には、突然携帯メールが鳴って “熱中症注意報” というのが届いた。
送り主は葛飾区で、その時の気温は30度。緊急地震警報のようなメールでちょっと驚かされた。
その日以降、30度超の猛暑が続いたにもかかわらず、注意報のメールは送られてこない。
このことだけ見ると、どうも気まぐれでやっているように思えてならないのだが…

それはさておき、夏の代表的な雑草、セイバンモロコシを観てみよう。
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穂のもとの方はまだ十分に展開していないので、この穂は出穂したばかりの若い穂だ。

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赤いブラシのようなのが雌しべ。雄しべは黄色い葯の頭を覗かせている。
セイバンモロコシは前々回に観たキキョウとは反対で雌しべが先に出る、いわゆる雌性先熟とされている。
(余談だが黒い虫はアザミウマ)

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ところが、全体では雌しべと雄しべの両方が同時に出ているように見える。
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出穂したばかりだと思うが、ほとんどがこの状態で、雌雄両性が成熟しているのだ。

この枝穂は先端は赤味がかった雄しべがきれいに出ていて、雌しべはしぼんでいる。
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もとの方にある雌しべは赤ではなく白。

セイバンモロコシは雌性先熟ではあるものの、例外が多いということらしい。
雌しべ雄しべもいろんなタイプがある。
キキョウと違って画一的でないところが、雑草たる所以なのだろう。
人間の都合で型にはめてもらっては困る、と言いたいのかもしれない。

最近のテレビを見ると、ニューハーフとか、女装家とか、性別のあやしい “ヒト” が活躍している。
人間の雌雄も例外が多くなっているようだ。

2011年7月22日、報告:自然観察大学 事務局O
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by sizenkansatu | 2011-07-22 13:33 | 植物 | Comments(0)

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