自然観察大学ブログ

4月の雑草-2

スギナが出てきた

今年観ている畑のわきの斜面にスギナが出てきた。4月はじめのことである。
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ツクシ(胞子茎)とスギナ(栄養葉)が同時に出ている。
すぐそばにタチイヌノフグリ、そしてオランダミミナグサもある。先にツクシが出てそのあとにスギナが出ると言われるが、ここではほぼ同時に出たようだ。
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ツクシの穂(胞子嚢穂:ほうしのうすい)は無駄のない6角形ブロックに分かれて、胞子を蓄えている。
写真の上半分はすでにふたを開け、胞子を散らした後。下半分は開きかけで、緑色の胞子が入っているために黒っぽく見える。
スギナの胞子は乾燥するとピンと開く腕を持っていて、散布に役立つという。うまくできているものだ。
長いスギナの歴史で胞子散布のメカニズムを発達させてきたのだと思う。それでも、せっかく散らした胞子で繁殖することはまずないと言われる。
太古の昔は胞子でも盛んに増えていたのだろうが、ある日どこかで地下茎で繁殖するようになったのだろう。もしかして、現在の日本のスギナは、もとは同じ個体のクローンだったりして… 
もっとも、どこかで今でも胞子で増えているスギナがあるのかも知れない。

スギナは四方八方に地下茎を張り巡らして繁殖するので、畑に入ると除草はたいへん。鍬で断ち切られた地下茎からもそれぞれ成長するから、やっかいな雑草だ。

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これはナガミヒナゲシ。ほかの場所ではもう開花しているが、この株はすこし寒さが苦手なのだろう。寒さで紅葉状態のものもある。このところの激しい温度差に戸惑っているに違いない。

あのカタバミは…

まことに残念ながら、畑のほうはきれいに除草されていた。東京スカイツリーと高さを競っていたホトケノザは、あとかたもなくなっている。
あの 3月の雑草-1 http://sizenkan.exblog.jp/13222780/ のカタバミはどうなったか探してみよう。
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あった。すっかり緑あざやかになって、元気そうだ。
これからもっと勢いを増してほふく茎を伸ばすのだろうが、いつまで除草をまぬがれられるか…

2011年4月20日、報告:自然観察大学 事務局O
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by sizenkansatu | 2011-04-20 19:44 | 植物 | Comments(0)

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