自然観察大学ブログ

カブトムシを撮った話

2010年夏の夜間採集 http://sizenkan.exblog.jp/11805369/ で持ち帰ったものを撮った時の話をさせていただく。
意外なことにカブトムシをちゃんと撮ったことがなかったのだ。
d0163696_202725.jpg
はじめに自然光をメインにして、ストロボを補助的に使ったもの。
手前下方に白い紙を置いてレフ(反射板)にしている。
曇天だったため、色が悪い。

※ レフは市販の専用品もあるが、小さいものなら白い紙で十分。
  光を強く入れたいときにはアルミ箔や鏡を使うこともある。

いっそストロボをメインにして、自然光を補助としてみたのが次の写真。
d0163696_20274541.jpg
これはストロボ光が強すぎる。ハイライト(光っている部分)がきつくて、影がくっきりと出てうるさい。
d0163696_20361085.jpg
少しストロボの光量を減らしてみたら、いい感じになった。
自然光とストロボ光のバランスが難しいが、デジタル写真は仕上がりをすぐに確認できるからありがたい。それでも微妙なところはパソコン画面で確認するまでわからないが… 

別の例。
d0163696_20364049.jpg
前の写真と同じでメインはストロボ光、補助光として 自然光 + レフ。
腹面まで光がまわって、毛の感じもわかる。まずまずの写真だがやはり影が強く出てしまった。

さらに、レフを2枚追加してみた。
d0163696_2037418.jpg
角の影を弱めるためと、暗かった顔を明るくするためだ。
写真をダブルクリックして拡大してみていただくと違いがよくわかる。
セットの模式図は次のとおり。
d0163696_20422763.jpg
レフを固定するクリップなど、いろいろな小物がカメラ屋さんにあるので探してみては?

光をあれこれ操作した結果やっと自然な写真が撮れる、というのも変な話だが、しかたがない。
それだけ我々の眼がすぐれていて、ふだん無意識に自動調整した画像を見ているということだろう。

余談:カブトムシの怪力
カブトムシは昼間は写真のようにじっとしていることが多いが、夜になると活発に動く。
撮影終了後は台所用のタッパーに入れていたのだが、フタをこじ開けて逃げ出したのに驚いた。
強力なフタだったのだが、足場にした木切れとフタの間に全身をこじ入れて開けたのだろう。
ホントかどうか知らないが、カブトムシを人間の大きさに換算するとおよそ15~16トンを持ち上げる力があるそうだ。乗用車10台を一人で持ち上げる計算だ。
撮影を終えて晩酌をしていた私は、“ブウゥーン” という翅音で酔いが醒めた。

2011年2月8日、報告:自然観察大学 事務局O
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by sizenkansatu | 2011-02-08 20:48 | 昆虫など | Comments(0)

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