自然観察大学ブログ

ギンヤンマ撮影に挑戦

ギンヤンマの飛ぶ姿は、トンボ、いや数ある昆虫の中でも別格ではないだろうか。無人の野を行くかのように颯爽として風格がある。
オニヤンマに比べるとさすがに体は小さいが、何しろ堂々としているのだ。まさに池の王者だ。

胸部には筋肉がびっしり詰まっているのだろう。ずっしりと重量感のある胸板だ。この筋肉で休むことなく飛び続け、悠然と縄張りを巡回する。
シオカラトンボやアカネ類のように止まって休むことがないので、撮影では泣かされる。
ようやく撮れたのが次の写真。
d0163696_18233273.jpg

長い脚をぴったりと密着させているのがわかる。私の手持ちには望遠レンズがなく、かなりトリミングしているので画像が荒れている。ご容赦いただきたい。
腹部の付け根が青いのが雄で、写真はもちろん雄。 『校庭の昆虫』(田中義弘、鈴木信夫著・全農教) を見てみると、青い部分の後部腹側が銀白色なのでギンヤンマと言われるという。
文面には、素早く飛びめったに止まらないこと、捕虫網のぎりぎり届かないところを測ったように飛ぶのでなかなか採れない、という記載もある。

池の王者らしく決まった巡回ルートを飛ぶので、撮影は予測して待てばよいのだが、困ったことにこの池には王者がたくさんいて、別の王者がしょっちゅう縄張り荒らしに来るのだ。
上の写真は千葉県市川市の大柏調整池(正式名称:大柏川第一調節池緑地 http://www.city.ichikawa.lg.jp/gre05/1111000012.html )というところに3日間通って撮った。延べ6-7時間は粘っている。まだ満足の行く写真が撮れてないので、もう少しチャレンジを続けるつもりだ。

ところで、ヤンマという名称はどこから来ているのだろう。漢字で書くと『蜻蜒』となるらしいが、意味は不明だ。二文字目の用例で 『蜿蜒』 は “えんえん” と読み、延々、うねうね、長々という意味らしい。どなたかこのあたりのことをご存知でしたらご教示ください。

2010年9月16日、報告:事務局O
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by sizenkansatu | 2010-09-16 18:32 | 昆虫など | Comments(1)
Commented by りりねこ at 2010-09-17 10:20 x
わあぁ。
一点の迷いもなくまっすぐ先へ、一分のくるいもなく地平と水平に、悠然と飛ぶのですね。生まれてきたことに自信と誇りをもっているよう。何か感動する写真です。
霞んだ背景の草と空の色と、くっきりと浮かび上がるギンヤンマの色が、初秋のアンサンブルを奏でてるみたい。
いい写真ですねぇ。うっとり。

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